現在放送中 日本ペンクラブ 「撮る」「書く」「話す」のいま ~自主規制と公権力介入を考える~ パネリスト:田原総一朗 http://t.co/WJQpYyaD
2012-03-01 18:36:14日本ペンクラブのニコ生の超端折り的河合幹雄氏のコメント「警察の規制の特性。規制する側に立つと判る。現場にとっては規制のライン引きが厳しい方がいい。ぎりぎりの処は取り締まれないから」
2012-03-01 19:35:39続き「守れないルールの方がやりやすい。本来は本当に悪い者をやっつける。要するに匙加減。一部の人には見せしめにやる。何故か? 必ず穴が開くから。全部取り締まるのは無理」
2012-03-01 19:35:53続き「自主規制は全部、「全部警察がやれない事」。おまかせしている。業界団体に所属していればお咎めなし。外れて派手にやってるのを取り締まる。色んな処に警察OBが入る。業界団体はだいたい警察OBが天下る」
2012-03-01 19:36:34続き「警察は市民の協力も大きく必要となる。市民からけしから本を規制してくれと要望がある。それに答える為に介入する。仕事をしているとアピールする為。そして裁判官は無難な方を選んできた。この場合無難な方を選ぶと有罪になる」
2012-03-01 19:36:56続き「重要なのは裁判官の判断。裁判官がしっかりしていれば警察もしっかりする。が、検察の長所の証拠能力を否定するなど、若干マシになっている」 取り敢えずここまで。
2012-03-01 19:37:10「猥褻」は国や行政が表現に杭を打つための錦の旗として利用してきたもの。非常に曖昧で、刑法175条のわいせつ罪が常に表現者に立ちはだかってきた。その猥褻は、実は明治憲法で始めて作られた造語である。その前まではそんな概念さえ無かった。
2012-03-01 19:55:22田原「エロティシズムと猥褻の境は?」小野「性器が見えなければいい」田原「あなたの処のは見えたのか? 小説でも勃起しますよ。どこまでが良くてどこまでが悪いんですか?」小野「わからない」河合「それは全くない。法律にないんですよ。それはその時の警察の解釈」 ん?
2012-03-01 19:59:21田原「わかんない事が犯罪になってペンクラブはどうしてんの?」山田「わからない事を抗議しています」田原「猥褻が何かわからないのに猥褻と判断してるのがおかしい」河合「裁判所が決めてる」田原「あなたはどうか?」河合「私は無いと思います。インターネットでなんぼでも見れますよ」
2012-03-01 20:01:50田原「本物のレイプは犯罪。エロティシズムが濃厚になったから駄目(猥褻)はナンセンス」 小野「過度な表現になったら国家権力は介入する。それを守るために自主規制団体を作る」 田原「なんで警察はビデ倫潰したの?」 河合「それが判らない」 田原「裁判所なんか歯止めにならない」
2012-03-01 20:08:13河合「世論という処で世論形成という意味でもメディアに頑張って欲しい処がある」 河合「青少年犯罪凶悪化という間違ったインプットで規制をした。ポルノも過激な表現が増えたと云われるけど実は逆」
2012-03-01 20:13:31田原「猪瀬は置き場を変えただけという」 河合「それはレトリックで置き場を変えると置き場がない。そうなったら廃盤になる」 河合「メディアが過激な表現を取り締まると嘘をまいた。元は取り締まれないものを取り締まるから対象にしてる処が違う」
2012-03-01 20:14:16河合「最後に一点。裁判官の独立は憲法ですごく守られていて、実は一番影響を与えられるのは最高裁事務総局で、マスコミも上司に云われるのが一番辛い。 マスコミと政権はややこしくなっていて、国家公安委員が元記者で指定席になってる。 審議会はものすごく特定の人がず~っと入ってる」
2012-03-01 20:29:03河合「制度的に考えられるのは世論。世論調査をマスコミがやるのを法律で禁止すべき。独立機関でやるべき。警察がどうしても目立つが、正しくなってくださいではおかしく、裁判所がきっちりと止める役割がある。今そうなりつつあるのでもっとその方向でいって欲しい」
2012-03-01 20:29:15田原「検察の取調べ=創作。ストーリーに基づくように被告をのっけるんだ。なんで無茶苦茶をやるかというと裁判で決着がつくから。昔の例を見ても、全部そう。ストーリーがちゃんと初めからある。取り調べから作るんじゃなくて、最初に作ってある。検察は裁判で決着が付けば何をしてもいいと思ってる」
2012-03-01 20:29:46河合「検察はビデオが入るべきで、仰る通り酷い。警察の場合、実はいい刑事もいて、検察は組織としておかしい。そこをきっちり区別をしないで国家権力と見ないで欲しい」 田原「表現の自由は憲法で守ってもらうのではなく常に勝ち取るもの。僕は全部戦ってるつもり。勝つことも負けることもある」
2012-03-01 20:30:01