ロンドンどどんの連続ツイート第1回（2012年3月7日）

ロンドンどどん @LondonDodon

おはようございます！　今日は茂木先生のマネをして、どどんの「連続ツイート」をお届けします。。文章は、その場で組み立てながら即興的に書いていきます。途中で崩壊しても、なにもなかったかように振る舞ってください。テーマはねずみちゃんのブログに触発されて、「I♡London?」。

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ロン♡（１）ロンドンに長く住んでいる知人のなかで「ロンドンに熱烈ラブで住み始めた」っていう人は、ほとんどいない。たいていは「UKの音楽が好きだから」「英語を勉強するのに米より治安がいいから」「ヨーロッパのほかの国に旅行しやすくて、英語が通じるから」ナド付加価値や便宜上の理由から。

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ロン♡（2）熱烈ラブで住み始めて、「いまでもこの光景のなかにいるだけで幸せなんです♡」っていう人が若干2名くらいいるにはいるけど、どどんにとってはかなりズレたタイプに思えるので、この際彼らは例外ケースとして脇に置いておく。

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ロン♡（3）もちろん、ほとんどの人たちが「熱烈ラブ」で住み始めたわけじゃないから、「あばたは、あばた」。宅配が時間通りに届かないとか、銀行が間違いだらけだとか、ブロードバンドが実はナローバンドじゃないのかとか、飯がまずいとか、最初の2年間のブーイングはかなりひどい。

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ロン♡（4）でも「美人は3日で飽きる、ブスは3日で慣れる」と言うけれど、そういう不便も2年もすれば、実は人生においてすごく重要なことじゃないように思えてくるもの。宅配が時間通りに来なくても、銀行に多少間違いがあっても、きちんとコンプレインすれば、正当な反応が返ってくるのも英国。

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ロン♡（5）まず、今日の半日を来ない宅配のために費やしたからといって、電車が1時間遅れたからって、それがどうしたというのだろう。それで誰が死ぬわけでもあるまいし、「まぁ、いっか」とだんだん、日本人ならたいていの人が自動的にプログラムされている効率性とか生産性とかから乖離していく。

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ロン♡（6）一方で、世界の名画がずらりと並んだ美術館にいつでも無料で入れて、ひがな一日なにもせずダメ人間のように豪華空間に身を置くことができたり、どこまでも緑がつづく公園でマイナスイオンのブリザードを浴びれたり「なんとなく自分を豊かにしてくれるもの」が溢れているのも確か。

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ロン♡（7）そんな生活を送っているうちに、実は効率性とか生産性が自分の人生を豊かにしてくれる要素では決してないことに気づく。そして「熱烈ラブ」じゃないけど、気づいたら「ロンドンってけっこー自分に合ってるじゃん」って思う自分がいたりする。

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ロン♡（8）「クオリティ・オブ・ライフ」をじんわり感じられる場所、「素」の自分でいても誰にも文句を言われない場所、快適じゃないわけがない。「ロンドンが好きか」と聞かれたら、結局のところ「ロンドンが好き」というよりも「ロンドンにおける生活が好き」ということになるんじゃないかな。

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ロン♡（9）だから、いま日本にいて、なんとなく煮詰まった気分になっている人は、いちど「効率性と生産性が自分の人生に与えてくれるものなんて、実はたいしたことない」って発想を変えてみるのはいいかも、です。で、どうせだったらロンドンにも遊びに来て♡

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以上、どどんの連続ツイート第1回「効率性も生産性もぜんぜんないけど、ロンドンいいとこ、一度はおいで」でした。ぺこり。