春のカー祭り

蝋人形館の完訳版がでるぞー(ウォォ 東京創元社からはこれから『皇帝のかぎ煙草入れ』(5月発売予定)などどんどん新訳刊行が予定されているということで、今年の第一弾の発売に合わせてみんなで未読のカー作品を読もう! という祭りです。 ・ハッシュタグ #春のカー祭り 続きを読む
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カー旬

米澤穂信 @honobu_yonezawa

カーシュって打とうと思ったらカー旬と出てどうやらカーが旬らしいんですけどどれ読もうかな。恥ずかしながら未読も多々ある。

2012-02-20 14:47:38
@tsg_mm

@honobu_yonezawa 昨年の『帽子収集狂事件』新訳版を皮切りに、きたる3月には『蝋人形館の殺人』、そしてその後も続々とカーの新訳版を刊行する出版社がこちらになります。 http://t.co/5VFXHQzw

2012-02-20 14:51:43
米澤穂信 @honobu_yonezawa

ほんとに旬だった……。 RT @tsg_mm: 昨年の『帽子収集狂事件』新訳版を皮切りに、きたる3月には『蝋人形館の殺人』、そしてその後も続々とカーの新訳版を刊行する出版社がこちらになります。 http://t.co/ARxH0mBB

2012-02-20 15:00:52

藤原編集室さん

藤原編集室 @fujiwara_ed

蝋人形館の殺人』(3月刊)のゲラ戻し。F嬢の話ではそのあとも新訳が連続刊行予定で、創元春のカー祭り、みたいなことになるらしい。

2012-02-20 18:27:45
藤原編集室 @fujiwara_ed

藤原編集室通信(出張版)第6回は、近く新訳の出るJ・D・カー『蝋人形館の殺人』について(http://t.co/luarkXz9)。

2012-02-24 08:07:30
藤原編集室 @fujiwara_ed

蝋人形館の殺人』のポケミス版、このまえ手元の本をみて1957年刊と書いてしまったが、今回『総解説目録』で調べてみたら、1954年初版だった。初期のポケミスが奥付に版数を記載していないことを失念していた。

2012-02-24 08:10:49
藤原編集室 @fujiwara_ed

松田道弘氏の『とりっくものがたり』(文庫化に際し『トリックものがたり』に改題)は「ミステリマガジン」の連載(1976-78)。4か月にわたった「新カー問答」は、カー=密室・怪奇趣味という固定観念をつきくずし、コペルニクス的衝撃を与えたエッセー

2012-02-24 08:19:15
藤原編集室 @fujiwara_ed

貴婦人として死す』『爬虫類館の殺人』『緑のカプセルの謎』などがカー・ファンの間で高く評価されるようになったのは、「新カー問答」以降だと思う。

2012-02-24 08:24:06
藤原編集室 @fujiwara_ed

藤原編集室通信(出張版)第6回(http://t.co/luarkXz9)。文中のカー研究本の著者はJ・T・ヨシではなく、S・T・ヨシ(ジョシ表記もあり)でした。(『ジョン・ディクスン・カーの世界』として私家版ですが翻訳もあり)。謹んで訂正させていただきます

2012-02-24 19:51:23
藤原編集室 @fujiwara_ed

ダグラス・G・グリーン『ジョン・ディクスン・カー/奇蹟を解く男』から、カー最期のようすをご紹介しておく。

2012-02-27 09:40:37
藤原編集室 @fujiwara_ed

「二月二十七日、クラリス[カー夫人]は一日中レスタヴンにいて、ジョンを寝かしつけた。キャロル・マッカーシー[療養所の経営者]は、朝までジョンのそばについているからと約束して、少し休むようにとクラリスを家に送っていった。

2012-02-27 09:42:06
藤原編集室 @fujiwara_ed

だが、臨終はあっけなく訪れた。ミセス・マッカーシーが、「ジョン、何かしてほしいことがある?」と言うと、彼は「いや、だいじょうぶだよ」と答えた。その五分後、彼は息をひきとった。

2012-02-27 09:42:32
藤原編集室 @fujiwara_ed

来月発売、ジョン・ディクスン・カー『蝋人形館の殺人』(創元推理文庫)の表紙が上がりました(http://t.co/0Z7BgKeI)。森美夏氏が描くパリの予審判事アンリ・バンコラン。装いを整え、これから犯人逮捕に向かうところか。

2012-03-02 11:40:53
藤原編集室 @fujiwara_ed

そんなときには、ささいなことに気が向くものだ。レスタヴンに戻ってきたクラリスは、ジョンのなきがらを見て、彼の顔色が青白いこと、でも髪の毛は二人が結婚した四十五年前と同じライトブラウンのままだということに気づいたのだった。」

2012-02-27 09:42:54
藤原編集室 @fujiwara_ed

しまった、「来月発売」って、いつまで2月のつもりだよ。「今月発売」、ジョン・ディクスン・カー『蝋人形館の殺人』(創元推理文庫)、です。よろしく。

2012-03-02 12:00:29
藤原編集室 @fujiwara_ed

おや、みつかってしまいましたね。「シリーズ」ですから、続けて出さないわけにはいきませんよね。@nazotoki2012 「バンコランシリーズ」の表記発見!

2012-03-03 10:55:02
藤原編集室 @fujiwara_ed

蝋人形館の殺人』、今回の創元推理文庫版は「完訳」を謳っている。旧訳のポケミス版は戦前の『ベンスン』のように一章まるまる削ってあった、というようなことは流石にないが、ところどころ落ちている文章があったりする。

2012-03-05 10:20:05
藤原編集室 @fujiwara_ed

カーの評伝を手掛けたときに、作品の引用部分を邦訳と照合した森英俊氏によると、『髑髏城』など、いくつかの作でも脱落が見られたという。

2012-03-05 10:21:54
藤原編集室 @fujiwara_ed

これが単なる訳し漏れによるものか、翻訳底本そのものの問題かはわからない。というのは、古いペイパーバックでは、とくにアブリッジ版と銘打っていなくても、若干の脱落があることはままあったし、当時たまたま手に入った原書がそういうテキストだったという可能性もある。

2012-03-05 10:25:34
藤原編集室 @fujiwara_ed

なかには再刊に際して作者が手を入れた、あるいは米版と英版の違い、というのもあるかも知れない。もちろん組版時の単純な脱落、あるいは頁数の制限による短縮、という可能性も。

2012-03-05 10:30:12
藤原編集室 @fujiwara_ed

髑髏城』に関していうと、宇野利泰訳の初出は《探偵倶楽部》昭和31年1-12月号。これが東京創元社〈世界大ロマン全集〉に入り、その後文庫化という経緯がある。最初の雑誌掲載時に、枚数の制約から抄訳になっていて、本にするときに脱落部分を埋めきれなかったのではないか。

2012-03-05 10:37:54
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