それぞれの３月１１日　samurai_women7さん

@samurai_women7

あの日の事をまとめてみようと思う。 あくまで自分用であり、個人情報はなるだけ出したく無いからどこまで触れていいかわからないけど、、。 無我夢中だったので記憶も飛び飛びですが、書く事で自分の中で整理出来るような気がするので・・あくまで独り言と捉えていただきたいです。

@samurai_women7

3月11日 午後2時46分 その日仕事は5時で上がる予定だった。 チラッと時計を見たらちょうどその時刻をさしていた。 『あぁ、あと2時間で帰れる』 その時に地鳴りと共に揺れ出した。

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数日前に震度5クラスの地震があったばかりだったので、その余震かと思い暫く様子を見ていたけど、どんどん揺れが強くなる。 机の物が落ち、機材が揺れる度に自分に迫って来る。 もう逃げた方がいいかな・・・。 そう思うと同時にパシっという音がして電気が消えた。

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廊下に出たけど、中には同僚がまだ数人残ってる。 大きめのラックが倒れ掛けて逃げ道をふさぎそうになった。 ラックを抑えながら、『早く逃げて！』とまだ中には残ってる同僚に向って叫んだ。 そうこうしてたら立っていられないほどの強い揺れが更に襲ってくる。長い・・治まる気配がない。

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泣き出す同僚にもいた。 これは大変な事が起きた。 これから起きるであろう様々な事を覚悟した瞬間だった。 一旦外にでて、揺れが収まらない中ボーゼンと建物を眺めていた。 ハッと我に返り、ガラスが飛び散ったロッカー室に携帯を取りにいって家族と連絡を取ろうにもすでにパンク状態。

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家族の安否が気になって仕事どころではなかったけど、悲しい事に私の仕事はそういう時こそ現場を離れてはいけないのである。 揺れが収まってから仕事場に戻ると水浸し。 どこから手を付けていいかわからない状態だった。 みんなで手分けして片付け終わったのが5時頃。

@samurai_women7

その間、ラジオから大津波警報が発令されてて、仙台空港が津波にまで押し寄せてきたと耳に入った。 すごい事になってるとわかっていつつも、こっちはこっちでなんとかしなければいけない状態で状況を把握する余裕などなかった。

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一旦抜けさせてもらって、家の様子を見に行くも、信号はどこも止まってて、所々の道路が陥没している。 ガードレールもへし曲がってて、地面も片側に崩れ掛けていた。 避難所暮らしになるのかなぁ・・・最悪の場合も覚悟した。 それでも家族が無事ならいい。どうか無事でありますように・・

@samurai_women7

家に入ると食器棚の食器がリビングいっぱいに散乱していた。 ペットの犬は怯え切って震えている。 猫もどこからか声はするけど姿は見えない。半ばパニクりながらも探してたらコタツの中で恐怖で動けないでいた。 餌を与えて撫でて落ち着かせてから、また仕事に戻った。

@samurai_women7

早く仕事から開放されたい。 家族が気になって仕事も手がつかない状態だったけど、終わらせない事にはどうにもならない。 取り乱したくなる自分を必死で抑えて、業務に専念した。 やっと開放された時には私服に着替えるのももどかしく、制服のまま家へ飛んで帰った。

@samurai_women7

玄関の前で子供が犬を抱えてうずくまるように待っていた。 どれだけ不安だったろう。 カーナビのニュースでは情報が錯綜していた。 ポケットWi-FiでTwitterで情報を確認する。（このアカウント前にに、別のアカは持っていたので） 友人やダンナとは安否の確認ができた。

@samurai_women7

しかし、上の子とはやっぱり連絡がつかない。子供にもTwitterのアカウントをつくっておけば良かったと激しく悔やまれた。 Twitterから入る情報がは仙台駅で電線が切れたとか、心臓マッサージをされている人の映像が写ったとかの情報が入り乱れてますます不安になる。

@samurai_women7

しかし、上の子とはやっぱり連絡がつかない。子供にもTwitterのアカウントをつくっておけば良かったと激しく悔やまれた。 Twitterから入る情報がは仙台駅で電線が切れたとか、心臓マッサージをされている人の映像が写ったとかの情報が入り乱れてますます不安になる。

@samurai_women7

探し回っても仕方ないのに、どんどん雪が激しくなって居ても立ってもいられない。 時計は8時を回ってる。 周りが家族と連絡がついたとの情報が入る度にどんどん気持ちが焦って来る。 車でグルグル回っている間に、暗い中歩いている我が子を見つけた。

@samurai_women7

良かった(Ｔ＿Ｔ）本当に良かった。 よほどショックで不安だったのか安心した途端泣き出したが、自分まで泣いてしまうと、これから起きるであろう現実に折れてしまいそうだったので堪えて、子供には敢えて明るく振舞った。

@samurai_women7

アーケードにいる時に地震に遭遇したらしく、交通機関が全て動かないと聞いて十数キロの距離を歩いて帰ってきたらしい。 途中声をかけて励ましてくれるおじさんや、車で拾ってくれてわざわざ家のの近くまで乗せてくれた女性に助けられたそうだ。

@samurai_women7

名前を教えて頂けてないようなので、何処の方かは知る由も無いなけど、ほんとうにありがとうございました。

@samurai_women7

ガラスが散乱した家に入る気はなれない。電気もつかないし余震も怖い。 寝る寸前まで車の中で過ごした。 ダンナが帰って来る途中コンビニで食料を調達するも、残ってたのはペットボトルのお茶とチョコレートだけ。 しかし、誰も食べ物を受け付ける気になれない。

@samurai_women7

もうその辺の記憶は曖昧なので、何時頃だったのか定かではないが、カーナビで見たニュースで津波に中学生が流されて行方不明という一報が入ってきた。 津波が襲ってからはかなりの時間が立ってたのでは無いだろうか・・。

@samurai_women7

あ・・犠牲者が出たのか・・。 その時点では想像を超える犠牲者が出るなんて予想もつかなかった。 テレビで惨劇を流しているけど、実際被災地の人は見てないんだよなぁ・・私もすぐそこでの出来事なんだけど何がなんだか実感がわかないというか・・上手く言葉にできない不思議な感覚だった。

@samurai_women7

ただボーゼンとワンセグを見ていた。 時間が経つに連れ、数百人の遺体があがったらしい・・最悪なニュースが入るようになってきた。 AUの携帯は10時頃には通話できたので、職場から連絡が入り、明日朝は通常のシフトで来るようにとの。 マジかぁ(Ｔ＿Ｔ）

@samurai_women7

完全にライフラインが寸断されてるのに子供置いて仕事いかなきゃなんて・・勘弁してよ・・。 いっそのことすっぽかしてしまいたかった。 けど、この先仕事があるだけありがたいと思える日がきっと来る。 その晩はチョコレート一かけだけ口にして制服のまま就寝についた。時計をみるともう深夜12時

@samurai_women7

朝4時半に起床し、出勤。 後ろ髪を引かれる思いだった。 職場も潰滅的な被害を受けて、今までの場所は使えない。 場所を変えての業務だったけど、電気も水も無いというのは致命的だ。 自家発電によるライト一つの灯をたよりに作業を進めた。

@samurai_women7

この日の出勤者は5人。 今思うと、いいメンバーに恵まれたからあの何も無い手探りの状況を乗り越えられたと思う。 それまであまり好きな職場では無かったけど^^;この数年間で初めてやりがいを感じたというのが皮肉でもある。