みちのく総合診療医学センター レジデントデイ 第3回 まとめ

東北地方の地域医療を担うGeneralistの育成をミッションに掲げた「みちのく総合診療医学センター」。その研修医学習企画「レジデントデイ第3回」のツイートをまとめました。
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佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

3月末にカイ書林から「新・総合診療医学 家庭医療学編」が発刊予定。藤沼先生が編集。まだ予約はできません。。。 #MCPCGM

2012-03-12 18:48:05
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

続いてclinical jazz。80代女性,回転性?眩暈の症例。結果的にはLOSが要因だったよう。体位変換では,起き上がり時なのか,寝返り時なのか大事。プレゼン内容に次回に向けたTO DO PLANも盛り込もう! #MCPCGM

2012-03-12 19:04:25
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

眩暈で頻脈あるときは,臥位・座位での変化をチェック。高齢者で利尿剤飲んでいるときは脱水に注意。 #MCPCGM

2012-03-12 19:05:44
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

clinical jazzは専門医試験のポートフォリオの練習,症例探しに有用。臓器別話題よりも,家族関係・BPSモデル・complex症例(併存疾患が複数あり,心理的問題や社会的問題,倫理的問題が複雑に絡んでいるもの)が適例。GIM症例とは異なる。 #MCPCGM

2012-03-12 19:07:32
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

メインとなるのは,発表者のclinical questionが大事。疾患がQuestionとなる場合は質の高い文献検索は必要。海外雑誌が有用。BPSについては,看護・福祉系雑誌が有用で,google ScoLarが便利。 #MCPCGM

2012-03-12 19:10:10
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

文献検索としてはGIM,primarycare系雑誌が有用。そのうえで,今回の事例に振り返ってみた時にどうすべきか,次回へ向けたステップ(to do plan)を提示。 #MCPCGM

2012-03-12 19:12:07
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

complex症例とは言い換えると,困った事例,悩ましい事例,Negativeな印象を受ける事例とも言える。 #MCPCGM

2012-03-12 19:12:51
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

続いて,患者中心の医療について学習。患者は要求が増大,不満足。医療者は困惑して,仕事が愉しくない,,,というジレンマが起きることあり。患者は,疾患重視で人として診てもらっていない,医療者は,そういう訓練をされていないため。 #MCPCGM

2012-03-12 19:16:23
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

従来は存在論モデル,生理学的・生態学的モデルという解釈モデルが存在していた。しかし存在論モデルが優位となる。結果,診断=疾患を同定することとなる。焦点は診断に当てられ,患者の細かなケアがされない結果に。。。 #MCPCGM

2012-03-12 19:18:29
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

患者中心モデルとしては幾つかの柱に分かれ,これから一つ一つ学習を深める。医学の職務として,患者の苦悩に答えること,ケアすることと分類することとは無関係。病が患者の生活に及ぼす影響について配慮が必要。 #MCPCGM

2012-03-12 19:19:54
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

患者の病を分類する大切な理由として,予測する能力をもたらす。治療法を示せる,共通言語ができる,ラベリングができる。 #MCPCGM

2012-03-12 19:21:07
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

疾患=それ単独で扱えるもの。人間=身体と精神は分離して扱えるもの。身体は化学反応の機械。機械の故障が何処にあるか?故障があったら治す。⇒生命機械論 疾患は突き詰めると単一の原因に突き当たるという考え方。応用生物学とも言える。 #MCPCGM

2012-03-12 19:28:47
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

先述の考え方が,従来のもの。そのお蔭で様々な疾患と原因,治療方法が見つかったという成果がある。医学の発展には大きく寄与したが,これを「医療」にも転用したがために現場でのジレンマが生じている。 #MCPCGM

2012-03-12 19:30:13
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

例えば,同じ病気であればAさんも,Bさんも同じ治療内容で構わない,ということになる。個別性は除外される。どのような人生を歩んできたか,生活環境なのかといったことも無関係となる。 #MCPCGM

2012-03-12 19:31:08
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

一方,心理面や個別性,人生観なども重要だろう,というのを看護分野で発達した。医学で抽象化されているものを,看護学では重要視しながら発展してきた。ある種,医学と対立的な存在であった。これら2つの分野を統合した医療を行おうとしたのが家庭医療である。 #MCPCGM

2012-03-12 19:32:54
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

それゆえに看護学,倫理学(医療倫理)なども家庭医療では重要となる。 #MCPCGM

2012-03-12 19:34:06
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

大学では医学診断について教育されてきた(鑑別疾患,検査,治療,,,)=disease diagnosis。家庭医療では,更に患者背景や生活背景も考慮して捉える=illness diagnosis。両方のアプローチが大切。 #MCPCGM

2012-03-12 19:37:01
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

病態によって,disease diagnosisとillness diagnosisの割合は結構変わってくる。ERではdisease diagnosisの割合が多く,診療所環境ではillness diagnosisの割合が多いといえる。 #MCPCGM

2012-03-12 19:40:38
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

患者との共通基盤が形成されにくいケースではillness diagnosisの割合が大きいことが多い。 #MCPCGM

2012-03-12 19:42:46
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

いずれのdiagnosisにおいてもAgendaがある。illness diagnosisのAgendaについて,これから学習していく。 #MCPCGM

2012-03-12 19:46:38
佐々木隆徳(救急医?) @SGH_ER

以上,本日の「みちのく総合診療医学センター」第3回レジデントデイまとめ,を終わります~ 参加頂いた外部の先生有難うございます! #MCPCGM

2012-03-12 20:02:18