「反撃の帰ってこない批判」といじめの似ているところ
四年前にもちょっと考えていたことだけど、言葉の暴力っていうのは基本的に「このくらいの暴力なら耐えきれるだろう」という予知とセットなんですよね。判官贔屓になりやすい理由というか、弱い者いじめはさすがに進んでやらないというか
2010-06-07 01:35:31学校のクラスのいじめも、実質は弱い者いじめなんだけど、ターゲットにされやすいのは「無表情で反応の薄い子」っていう傾向もあって、要するに「何されても我慢してるタフなやつだ、面白い(気にくわねえ)」って感情でエスカレートしてくんですよね
2010-06-07 01:37:59@izumino そういった「反応の薄い子」を弄ることでなんとか集団に入れてあげようという、ある種の「善意」から始まるからこそたちが悪いところがあるわけですよね
2010-06-07 01:49:00善意! 確かにそういう余計なお世話も良くありますね RT @nomalplayer: そういった「反応の薄い子」を弄ることでなんとか集団に入れてあげようという、ある種の「善意」から始まるからこそたちが悪いところがあるわけですよね
2010-06-07 01:52:01でまぁ、クリエイターや作品って、何を言っても血を流したり、泣き叫んで教室のガラスを割るわけでもないから、「こんだけ言っても平気なんだ、タフで気にくわねえ」ってなる。完全に倒錯した感覚だけど、人間の脳ってそんなに進化してないから、メディア上のものを人間に置き換えてしか認識できない
2010-06-07 01:42:05だから壁打ちテニスみたいに、「反撃の来ない批判」を繰り返したあげく「こんだけ批判してるのに平気な顔とか、いい根性してるわ」とか「あいつ頭おかしいよな」とかいう悪循環にハマっちゃってる人は、本人が意識できないまま頭がヤバくなってることが多いんで、気をつけた方がいいですよーと
2010-06-07 01:50:38もちろんぼく自身も「こんなに叩いても平然としやがって」的な錯覚と無縁ではなくて、そういう錯覚をしてしまうのは誰でもありうる。その前提で、どう立ち振る舞うかを前向きに考えた方がいいというのがこの話の落としどころでしょうか
2010-06-07 01:58:58「好意は好意的に、批判も好意的に」という言葉が浮かんだり RT @windcreator: 「好意は感情的に、批判は論理的に」というのはツイッターで見掛けた言葉ですが、
2010-06-07 02:18:39@izumino 壁打ちテニスだと、普通の個対個のコミュニケーションから、個対数万~を相手にしている場合を想像できないんじゃないでしょうか。後者にとっては全体意識を掬いとるだけで個は見えないし、直接言われないかぎり、その言葉は存在しないってのが通常状態でしょうし。
2010-06-07 01:58:06「個対極大」コミュニケーションの非対称性といえば、マスメディアやインターネットにおける批判のエスカレートって、「批判できる立場の私」っていう尊大さと、「何を言っても通じない立場の私」の無力感がセットになって増大していく所がありますね。どっちもイヤな感情ですけどね
2010-06-07 02:06:37@izumino 元々の話からはずれていますが、こういう風に直接話しかけると、個対個になる。でも、こういう言葉も数万~の言葉になると、また全体として見るしかなくなる。直接話しかける言葉以外は基本的に届かないし、直接話しかけないのは相手というより当人の自意識と周囲用の言葉かなとも。
2010-06-07 02:10:39@ASAILABOT そこから内語の孤独感とか、そもそも言葉が「対象」を必要とすること(無人島で生活すると言葉を忘れる問題)などを考えていくと、壁テニスは根が深いような気もしてきます>当人の自意識
2010-06-07 02:16:37@izumino 個人的には、相手に直接話しかけない、自意識と周囲への壁打ちテニスは、上手いこといけばラリー相手を探す外への言葉になり、作り手になる要素かもと思っているほうです。壁打ちテニスも一日中はできなくなる瞬間が来る。作品がまさにそういう多くのラリー相手に打つ球なのかなとも
2010-06-07 02:24:44@ASAILABOT あー。なるほど。さっきまで「無言のコンテンツを壁にしたテニス」を想定していたのですが、翻ってみればクリエイターも(たいていの物書き全般も)、スタートラインは壁打ちなんですね。確かに
2010-06-07 02:29:01@izumino 作り手は、だいたい自意識用の壁打ちテニスが上手くなりすぎてギャラリーに見せ始めた人か、ラリー好きが高じてもっとたくさんの人に球を打ちた~い、などいろいろな発射点がありそうですな。
2010-06-07 02:36:38しかし時々、「溜飲が下がる」という落としどころを勝手に発見するケースもあるのが興味深いといえば興味深い、か>壁打ちテニス どこまでいけば「充分痛めつけた」ことになるのだろう?
2010-06-07 02:24:52