超メジャー戦闘機のごく基本的なところを学ぶ

一応ミリオタのくせにF-86もMig15もよくわかってない。 それも、電子機器とか兵装とかのややこしいところじゃなくってごく基本的な構造であるエアダクトや脚とかも。 という訳で親切な人たちにいろいろ聞いてみた。
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mach0.9 @mach_09

@hilowmix 胴体は揚力にも風見安定にもあんまり貢献してないんで、できるだけ無しの方向性で行きましょう的アイデアがあって、突き詰めると全翼機なんですが、その方向性のアイデアが、尾翼を著しくナナメにしてとかいうのが出てきたりします(続く

2012-03-17 19:28:22
mach0.9 @mach_09

@hilowmix で、実は経験的にあんまりうまくゆかないんですね。斜めに長く伸ばした構造で力を受けるのは大変なんで。後退翼の構造の歴史については近年の世傑に鳥養先生がガンガン書いてるのでF-86号辺りを参考にしていただくとして、尾翼もそうである、と(続く

2012-03-17 19:29:37
タンク183

ごく短い胴体から厚めの垂直尾翼を斜めに張り出し、その後端に水平尾翼を配置している。

mach0.9 @mach_09

@hilowmix 細いブームは、実は抵抗が意外と大きかったりするんです。 そういうこともあって、じゃあふつうにジェットパイプを囲むように胴体を後方まで伸ばして、そこにふつうに尾翼の取り付け構造をつけましょうか、みたいな実利的な回答が出てくるわけです。英軍機に多いのはいかにもでw

2012-03-17 19:31:55
hilowmix @hilowmix

@mach_09 「エンジンからの噴射とブームや尾翼が干渉するのかなあ」とか漠然と思っていたのですが、むしろ抵抗に起因していたのですね。英国は…英国は…(沈黙)

2012-03-17 19:34:24
デハビラント ヴァンパイア

主翼付け根のエアインテイクから、全長の短い遠心式エンジンに吸気し、そのまま噴射。 で、尾翼を支えるために細いブームを設けている。 「ダクトを短くする」という点では徹底している訳だ。 英国はこれ以外にも主翼付け根のエアインテイクから吸気し、エンジン直後で排気を左右に割り、噴射するというシュールなアイディアも試みている。しかしそこでの経験を後にV/STOL機ハリアーに活かしているんんだから侮れない。

mach0.9 @mach_09

@hilowmix 当時は、ドイツはもう、資源がアレだったというところもあるんだと思います。ただ、詳しく正確に解説する能力は僕にはなくてw 先のMigの画像も、エンジン本体の後にジェットパイプが作ってあって、アレは熱のことを考えてる構造に見えますし、そういうもんなんでしょう多分w

2012-03-17 19:36:38