過去に縛られる人と過去を生かす人

@dainotopia

【け・0】今日はTBSドラマ「運命の人」の最終回だった。最終話だけ独立させてもいいレベルの内容で、2時間の中にあれだけ詰め込んだのにコンパクト感があってすごくよかったと思う。ドラマはそれぞれの「過去」というものがひとつキーポイントになっていたが、今日は「過去」について考えたい。

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【け・1】過去は誰にでもある。長く生きれば生きるほど過去も多くなる。人は過去の出来事を覚えていたり、忘れていたりするのだけれど、影響を受けない人はいない。過去から学ぶ人もいれば過去に縛られる人もいる。ただ、本当に過去から学び、過去を生かしている人は実際は少ないと思う。

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【け・2】自分の過去を本気で振り返ることはとてもエネルギーがいるし、生きた時間が長ければ長いほど、不正確になり、今に支配される。時間もかかる面倒な作業である。だから忙しい現代人はやらない。しかし、その作業をまじめにやるかやらないかで自分を知ることと生き方に雲泥の差がでる。

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【け・3】自分を知るとうことは、たぶんこの世でいちばん難しいことだと思うし、答えはない。そしてその作業をしなかったり、やめた人から過去に縛られていくのだと思う。ただ、過去を振り返って向き合うことは生半可なことではないから、片手間ではやらない方がいいと思うし、できない。

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【け・4】巷にあふれている就活本の自己分析レベルではたぶん過去を振り返ったことにはならなくて、むしろ中途半端にやって逆に自分を見失ったり、違う自分を自分と規定しまったりするから怖い。そうなるのならば、むしろ過去に縛られて安定した答えが出やすい生き方をした方がいいと思う。

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【け・5】過去に本気で向き合って、ボコボコにやられて、這い上がって…のサイクルを繰り返せる人が本当に過去から学び、過去を生かせる人であって、そういう人はドラえもんのポケットから道具を取り出すかの如く適切な答えを引き出せる。過去を振り返るのは本当に苦しいけれどやる価値は大（了）