山田ズーニーさんの「被害者の不自由な立場」の連続ツイート

山田ズーニー @zoonieyamada

@ririkan31 そうなんですよね。悪いことをしてあやまるって、印籠のように、だれもそれを悪いとは言えない、全く正しいふるまいに思われてますよね。「あやまるな！」とは言えない。あやまった人に周囲は優しく、懺悔にやさしい。被害者はというと、「許す？」しかない？、分が悪いですね。

山田ズーニー @zoonieyamada

「傷つけたほうは、傷つけたと言えるけど、いざ被害者になってしまったほうは、自分は被害者だと言えない」ということを以前、友人から聞いてひっかかっており、最近思うところがあったので、連続ツイートしました。私が何か深刻な被害にあったとか、そういうことではないので、ご心配なく。

山田ズーニー @zoonieyamada

４．よく「傷つけるより、傷つけられたほうがまし」というようなことが言われ、私もそう思っていたフシがある。でも意外に不自由な立場においこまれ、何も言えなくなってしまうのは、実は被害を受けた人ではないだろうか。

山田ズーニー @zoonieyamada

３．うまく言えないのだが、傷つけたほうは、それをふれまわることで、「罪を正直に認め、打ち明けた」という勇気の印象をもたれ、被害を受けたほうは、それを正直に言うと、なんだか陰口を言っているような結果になってしまい、言えなくなってしまうのではないか。

山田ズーニー @zoonieyamada

２．傷つけたほうは、意外にまわりの人々に。「傷つけてしまった。すまない。」とふれまわることができ、それで免罪符にもなり、好評をはくしたりすることがある。

山田ズーニー @zoonieyamada

１．いざ被害者のほうにまわってみると、意外にまわりには言えないものだ。日常の小さな、犯罪とは言えないていどの被害者と加害者の間では。意外に不自由なのは被害を受けたほうではないか？