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2012年3月21日

為末大さんの【憧れの罠】

為末大さんの【憧れの罠】
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Dai Tamesue (為末大) @daijapan

こんにちは。今日は【憧れの罠】について

2012-03-21 09:21:33
Dai Tamesue (為末大) @daijapan

他の選手と同様に僕にも憧れの選手というのがいた事があって、ある時期はカールルイスだったり、伊東浩二さんだったり、朝原さんだったりした。いろんな動きを真似してみたり、練習を真似たり、格好も真似たりした。ビデオも何回見たかわからないぐらい見たと思う。

2012-03-21 09:23:53
Dai Tamesue (為末大) @daijapan

特に、伊東さんの真似は比較的長く、3、4年はやったと思う。だけど、真似をしてもしても成績は良くなるどころか走れなくなって、最後の方にはそもそも自分がどう走っていたかわからなくなっていった。動きはすごく似ているのだけれど、スピードは全く出なかった。

2012-03-21 09:26:00
Dai Tamesue (為末大) @daijapan

憧れってのは若者には強烈な威力を持っていて、この人になりたいと思うと、格好から動きから全部追いかけてしまう。自分もあんな風になれるはずだと思ってやるのだけれど、実際はそうなれない事の方が多い。というよりも自分の延長線上の人を憧れているとは限らないという事。

2012-03-21 09:28:17
Dai Tamesue (為末大) @daijapan

例えば伊東さんに憧れていた時は、僕は自分の足が後ろに流れる事が嫌でしょうがなかった。伊藤さんは足を流さずに前に持ってくる事ができていたから。でも今になってわかるのは、僕は足を流せるからハードルで戦えていて、そこではそれは長所になっている。

2012-03-21 09:31:23
増田勇一 @youmasuda

為末大さん(@daijapan )が書かれている『憧れの罠について』。これはアスリートのみならずあらゆる分野の人たちに当てはまることだと思います。ミュージシャンももちろん、俺みたいな仕事をしている人間にとってもね。

2012-03-21 09:32:37
Dai Tamesue (為末大) @daijapan

自分の骨格や本質的な動きは変えられない。というより変えれば力が出ない。人の真似をして勝てるほど勝負は甘くなくて、あくまで本来の自分の延長線上にしか成長は無い。人は憧れたとき、憧れたものが良く見えて、自分が悪く見える。それで自分を捨ててしまって、後から自分でいればよかった事に気付く

2012-03-21 09:36:50
Dai Tamesue (為末大) @daijapan

じゃあ、憧れの人がよくないかというとそうではなくて、その人のどの要素が自分には関係なくて、どの要素が関係あるかというのを知っておくのが大事。つまり全部を真似るのではなくて、憧れの存在を分割して、いい所だけを、パクる。

2012-03-21 09:39:58
Dai Tamesue (為末大) @daijapan

【まとめ】僕は自分をオリジナルだと思った事が無くて、いろんなものがつぎはぎされた存在だと思っている。段々と年齢を重ねてきて、パクり方がわかってきてからは、グラウンドを出ても全部が走りに見えるようになって、世界とチャンスが広がったように思う。

2012-03-21 09:44:04
Dai Tamesue (為末大) @daijapan

そして私が思うに、競技において神髄とか本質とかは、がっかりするほど当たり前な事だと思うのです。

2012-03-21 09:55:40

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