教員プレゼンバトル【3/29デモンストレーション】
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#presenbattle Q「辛かったんじゃないかと思うが、その原動力って?」 A「とにかく2色で写真撮影したい。また、普段動物センターで研究しているのだが、マウスの最大の問題は彼らは語らない、無表情。マウスがもうちょっとしゃべってくれるといい。知恵を絞ってこちらから問うしか」
2012-03-29 15:54:11#presenbattle A「やるしかないからやる、というのが原動力/これはまず論文にはできない。どこもacceptはしてくれないだろうが、誰もが知りたいこと。誰もが知りたいのに論文にできない、というサイエンスのあり方は変えた方がいいのではないかと思う」
2012-03-29 15:55:16#presenbattle Q「実験の邪魔者、葉緑素の研究をしている。ぜひ使ってみて欲しい」 A「何が光ってるかわからない状態で、満遍に光っていると何もできないのだが、どこかを消せばそこに別の蛍光物質をイメージングすることはできる。消した次の展開として非常に重要な実験」
2012-03-29 15:56:34#presenbattle Q「邪魔しているものが膀胱のせいでうまくいかない、ということだったが、そこを信号処理的に補正することはできない?」 A「可能だと思う。蛍光だけだと難しいが、X線CTとの重ね合わせのために同期させている。そこでどのくらい膀胱があり尿が溜まってるかわかる」
2012-03-29 15:57:50#presenbattle A「X線CTと十分に同期させれば誤計算を防ぐことはできると思う。完全同期できるデータがとれればそれに基づいて逆算することは可能だと思う。それをやってくださる方と共同研究したい、今も募集中」
2012-03-29 15:58:38#presenbattle 続いてプレゼンの工夫点についての種明かし時間。「自分で話すのはそうとう恥ずかしいが・・・ポイントはしぼる/ささえる/ふくらませる/ねばる」
2012-03-29 16:00:01#presenbattle 「しぼる。15分でぜんぜん違う、文系の人もいるところで伝えるには。多くの場合は話が分散するのが問題。違う分野はついてこれなくなる。しゃべりたいことはいっぱいあるが、専門外の方に趣旨にあったことを聞いてもらうにはと考えた。そこで今回のメッセージに絞った」
2012-03-29 16:01:15#presenbattle 「カットするには惜しいことを如何に大胆にカットできるかが勝負の分かれ目だろう。これは研究者には非常に難しい作業。一つ一つに愛着があるので入れたくなるのだが、それを大胆に捨てる」
2012-03-29 16:01:49#presenbattle 「ささえる。絞り込んだものをわかってもらうには、その前提となる情報を入れる必要。必要最小限の事前情報を逆算していれこむ」
2012-03-29 16:02:33#presenbattle 「ふくらませる。興味のわきそうな内容を肉付けする。学会では言わないようなことも肉付けして話す。異分野で注意力がもつのは5分が限界だろう。5分に1回、受けを取るポイントを作る。3回受けをとれれば最後までもつ。ここは遊び心、やりたいことをやる」
2012-03-29 16:04:09#presenbattle 「ねばる。細部に拘る。"めんどうだからこのままでいいか"ということをしない。今日も学会発表からだいぶ作り替えた。元があると"まあいいか"と思いそうだが、1つの"まあいいか"で会場の10%がついてこれなくなる」
2012-03-29 16:05:08#presenbattle 「これからは研究と無関係な一般人にもわかってもらえないといつ研究費を削られるかわからない時代。サイエンスコミュニケーションを考えないといけない。その中でも"絵"をどう使うか。芸術でも授業を行なっているし、研究会も作っている。研究者+イラストレータ等」
2012-03-29 16:06:56#presenbattle 「サイエンスビジュアリゼーション。海外には修士課程があるところも、北米だけで5大学ある。日本には全然ないが。日本でもぜひ広めたい」
2012-03-29 16:07:31#presenbattle 「ガイドの執筆。科研費もとったので来年度中にまとめないといけないが、文字フォントや矢印の使い方のような細かいものまで書いたガイドを作っている」
2012-03-29 16:08:11#presenbattle プレゼンの良いテキスト。 「ノウハウ本は山のようにあるが、1冊読めば2冊目はいらない。中身ほとんど一緒。座右の書にはなかなか出会えなかったが、600年以上前に日本で2冊出ている。『風姿花伝』。岩波文庫なら安く手に入る。それと『花鏡』」
2012-03-29 16:10:55#presenbattle 「『風姿花伝』には世の中の人間は4種類しかいないという、能を演じる側と見る側。さらにそれぞれ2つ。演者は上手・下手。見る側は目利きか否か。演じ手が上手になるには目利きの客がいるし、目利きの客が生まれるには上手な演じ手がいる」
2012-03-29 16:12:01#presenbattle 「上手な能を初めて見た人には通じない問題についての『風姿花伝』の一節。そういう組み合わせでも、さらに工夫をした優れた演じてならば、目利きでない客でも『能は面白い』と思わせる演じ方ができる」
2012-03-29 16:13:17#presenbattle 「私達が目指さなければならないのは・・・相手が色んな客層、相手であるときに、それぞれの人にどこかには面白さを感じてもらうことではないか」
2012-03-29 16:13:59#presenbattle プレゼンの最良のテキストとして『風姿花伝』と『花鏡』があげられるってのは凄いな・・・読んだことなかったし読もう
2012-03-29 16:14:37#presenbattle デモンストレーションその2。人文社会系・宮本陽一郎さん(先生)で「YFZ牧場の決闘:冷戦と強制モノガミー制度」
2012-03-29 16:28:29