高橋源一郎「午前0時の小説ラジオ」第二回～「昭和以降に恋愛はない」～

高橋源一郎 @takagengen

「小説ラジオ」2の2…それは大江麻衣さんの『道の絵』という私家版の詩集だった。選考会が終わっても、読めば読むほどいいと思えた。そして、とうとうその中の一遍「夜の水」という詩を、ツイッター上で全文呟いたのだ。反響は大きかった。多かったのが「現代詩を読んで初めて感動した」という声だ。

高橋源一郎 @takagengen

「午前0時の小説ラジオ」2「昭和以降に恋愛はない」の1…そもそもの始まりはぼくが選考委員をしている今年の中原中也賞(詩の新人賞ですね)だった。受賞作は文月悠光さんの『適切な世界の適切ならざる私』。確かに素晴らしい詩集だったが、ぼくは惜しくも受賞を逃した別の作品がずっと気になった。

高橋源一郎 @takagengen

予告編・4…そういうわけで、どうなることやらわかりませんが、なんとかやってみます。あっ、内容についてなにもいってないか。あとでわかるから、いいですね。それでは、24時に、お会いしましょう。

高橋源一郎 @takagengen

予告編・3…一つ、問題があるんです。実はここ数日、日本文学史上もっとも壊れた文章で書かれた小島信夫の『残光』という小説について執筆中。というか、文体模写できるぐらい厳密に一行ずつ分析してます。はっきりいって、そのせいでぼくの日本語はいま壊れてます。文字が全部、生きものに見える…。

高橋源一郎 @takagengen

予告編・2…ちょっと内容を考えてみたんですが、ふつうにやると2時間くらいかかりそうです。そんなのぼくも無理なので、なんとか短くしてみます。短くすると、結論だけで、乱暴な、断定っぽい言い方になるけど、仕方ないですね。それがツイッターのいいところだと思うから。厳密さはあきらめます。

高橋源一郎 @takagengen

「午前0時の小説ラジオ」2の予告編・1…今晩24時から予定通り「路上演奏」します。タイトルは予告通り「昭和以降に恋愛はない」です。ご存じのない方のために一応申し上げておきますと、約1時間の連続ツイートで、中身は小説やことばの話。即興でやります。目障りかもしれませんが、すいません。

高橋源一郎 @takagengen

体調は8割方戻りましたが、少し休んだせいで、仕事が山積み…。なので、「午前0時の小説ラジオ」は今晩ではなく、明晩の24時からにします。ちなみに、タイトルは「昭和以降に恋愛はない」。タイトルの理由も明晩。では仕事に戻ります。