NHK・クローズアップ現代「“停滞”を打破できるか 野田総理に問う」書き起こし・ほぼ完全版

4月4日に放送されたNHK・クローズアップ現代に野田総理が出演していたので文字おこししています。 キャスター: 国谷裕子
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とし @toshihiro36

谷垣総裁: (総理が消費税増税に)本気で不退転の決意で臨まれるのであれば、(小沢氏など)反対派と決別し、その上で解散権を行使して…消費税を公約に掲げて堂々と国民に信を問うべきだ。

2012-04-05 07:59:28
とし @toshihiro36

<ナレーション> 自民党執行部が野田総理大臣に求めているのは、民主党内の対立にけじめをつけること。そして早期の衆議院の解散総選挙です。

2012-04-05 08:02:04
とし @toshihiro36

大島副総裁: 民主党で造反する方々がいるかもしれないから、だから「自民党さん手を貸して下さい」というのは、ちょっとその前にやることがあるんじゃないかということを申し上げているんです。政策的に党が一致しないんだったら、野田さんが政治生命をかけて判断すればいいでしょう。

2012-04-05 08:07:11

スタジオに戻ります

とし @toshihiro36

国谷: いま党内からも「何としても阻止する」という言葉も聞かれましたし、小沢元代表は「法案を修正しても、賛成しない」という風に言っていまして。そうした人々に理解をそもそも求めることが無理なのではありませんか。

2012-04-05 08:11:03
とし @toshihiro36

野田総理: これまでも社会保障と税の一体改革…一昨年からこの議論は始めてまいりました。昨年の6月に政府与党として成案をまとめたんです。その成案をまとめた後に…途中で民主党代表選挙がありましたけれども、その成案を具体化して今年度中に法案提出するということを、

2012-04-05 08:15:35
とし @toshihiro36

野田総理:私は代表選挙で公約に掲げました。それにもとづいて素案を作って、大綱になって、そして今回いよいよ法案提出。いろいろプロセスがございましたけれども、長い時間をかけて多くの人が議論に参加して、そして手続きを踏んで決めてきたつもりです。

2012-04-05 08:20:19
とし @toshihiro36

野田総理: 私は、いろいろご意見があることはわかります。ただ手続きには瑕疵(かし)がなかったと思いますし…まあ、重要な政策ですからそれぞれのお立場・ご意見色々あると思います。あると思いますけれども、なおこれからの法案の審議・採決の間も、

2012-04-05 08:24:50
とし @toshihiro36

野田総理:丁寧に議論をやりながら、熟議を積み重ねながら…なにか分裂を期待されている方たちもいるようですが…基本的には政府与党がまとまって対応するという、そういう政治文化を私は作りたいと思います。

2012-04-05 08:29:45
とし @toshihiro36

野田総理:「解散が云々」とか出ていました。そういう政局ではなくて、まさに国民のために大局に立った議論をこれからもやっていきたいと思います。

2012-04-05 08:31:58
とし @toshihiro36

国谷: ただ法案の提出を受けて党政務三役の4人が辞任をし、党の役職にいる30人が辞任する意向をみせています。そういった中で、本当に民主党というのは重要な法案についてまとまらない。これは政権交代が行われてから2年半経つんですが、重要法案について理念の一致がなかなかみられない。

2012-04-05 08:37:32
とし @toshihiro36

国谷: 多くにの有権者たちが、呆れているかと思うんですね。

2012-04-05 08:38:46
とし @toshihiro36

野田総理: 時間をかけて議論してきて、そして一定の結論を出したと。なおまだ色々意見があるかもしれません。でもまだしばらくは丁寧な議論を積み重ねて、最終的には一致結束した対応をしたいと思います。やっぱり何よりも問われているのは…いろんな意見があるかもしれません。

2012-04-05 09:02:36
とし @toshihiro36

野田総理:だけど侃々諤々議論をした後には、きちっとまとまって行動できる民主党という政治文化を作らなければ、政治に対する信頼というのは生まれないと思います。それはお互いみんな危機感を持っていると思います。

2012-04-05 09:08:34
とし @toshihiro36

野田総理:ただし、この長い間の議論で消費税の引き上げを社会保障に使うことに反対する意見ではないんです。やり方論はありました。やり方論については引き続き議論していくこともあると思うんです。ただ、そもそも全部反対だというような意見では皆さんないと思います。

2012-04-05 09:12:38
とし @toshihiro36

野田総理:「行革をしっかりやりなさい。経済再生しっかりやりなさい」等々の意見はあります。そもそも絶対に(消費税を)引き上げてはいけないという話ではないので、私は折り合える部分は十分あると思います。

2012-04-05 09:15:47
とし @toshihiro36

国谷: しかし、今国会での成立を目指そうとされている。それはあまり多くの時間はないわけですから…そうなっていくと、そもそもねじれ国会の下では野党の協力なしには成立が難しい。そうだとすれば2年前の参議院選挙で消費税の増税を公約に掲げて戦った自民党に活路を見いだすのが現実的では?

2012-04-05 09:21:15
とし @toshihiro36

野田総理: 当然のことながら自民党は参議院選挙で消費税を10%にすると公約されています。当然多くの議員さんが「これは真剣に考えて受け止めなければいけないな」と思っている方もたくさんいらっしゃると思います。

2012-04-05 09:26:45
とし @toshihiro36

野田総理:自民党だけではなくて、そのほかの野党の中でも共通の基盤がある議員さんがいっぱいいると思っています。なぜならば今のままの社会保障の持続性については相当テコ入れしていかなければいけないということと、財政規律をどうするかを考えるとヨーロッパの動きは対岸の火事ではありません。

2012-04-05 09:31:59
とし @toshihiro36

野田総理:そういう危機感を持っている議員さんはいっぱいいると思いますので、私は政策のスクラムを組むことは十分可能だと思っています。それは何より国益のため。(国益を)考えた時には議論ができるし、成案を得る可能性も十分あると思います。

2012-04-05 09:35:55
とし @toshihiro36

国谷: ただ自民党から聞こえてくる言葉は「反対派と決別すれば話し合いに応じる」といった空気ですけれども、その自民党の協力なしには成立できない場合にはどうやって協力を求めるんですか。

2012-04-05 09:39:30
とし @toshihiro36

野田総理: これはもう筋論しかないです。それは党が割れるとか政局的に期待をされる方はいらっしゃるかもしれません。我々は一致結束していくことが基本であります。その上でですよ、社会保障ですとか財政であるとか安全保障というのは、これは政権交代があったとしても守れなければいけないもの。

2012-04-05 09:44:05
とし @toshihiro36

野田総理:まして今ねじれている国会で仮に自民党の政権ができたって、いずれこれをやらなければいけないと思っているはずです。そのほかの政党もそうだと思います。だとするとこの大局的な見地に立つとするならば、時間を空費するんじゃなくて決めるときには決めようとしなければいけないし。

2012-04-05 09:48:20
とし @toshihiro36

野田総理:決断する政治というのは、私は政権与党だけじゃないと思います。野党も大局に立って決断する時があると思います。それに一緒に作業した時の評価というのは、むしろ野党のみなさんの評価が上がるかもしれません。そこを利害を超えて判断すべきなんじゃないでしょうか。

2012-04-05 09:51:47
とし @toshihiro36

国谷: ただ自民党側からは「成立の前には民意を問うべきではないか」という声もでていますよねえ。それに例えば応えること、そういう選択はありますか。

2012-04-05 09:56:03
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