NHK・クローズアップ現代「“停滞”を打破できるか 野田総理に問う」書き起こし・ほぼ完全版

4月4日に放送されたNHK・クローズアップ現代に野田総理が出演していたので文字おこししています。 キャスター: 国谷裕子
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とし @toshihiro36

野田総理: どこかで民意を問うのは当然だと思います。衆議院の任期は4年です。来年の8月まで我々は任期があります。この一体改革もやらなければなりません。復興も加速しなければなりません。原発事故との闘いも廃炉に向けさまざまな道のりがありますが、

2012-04-05 10:00:55
とし @toshihiro36

野田総理:その過程のどこかで民意を問わなければなりません。等々いっぱいテーマがある中で、やっぱり一定程度やりぬいたことがあった時に信を問うのが基本だと私は思っています。

2012-04-05 10:03:27
とし @toshihiro36

国谷:あの…この増税というのは非常に難しいことだと思うんですけれども、NHKが3月に世論調査を行っていまして、そこに結果が出ているんですけれども。消費税の引き上げは反対という方が36%。賛成27%、どちらともいえないが35%で世論は何が何でも反対というわけではないんですけれども、

2012-04-05 10:08:08
とし @toshihiro36

国谷:総理は一体改革とおっしゃいながら…年金制度の抜本改革を例えば取り上げても、詳細な制度設計については表明するのを先送りにされていますので…どうも議論は増税だけが先行していると。増税だけが先行することで人々の理解を得られるとお考えですか。

2012-04-05 10:11:57
とし @toshihiro36

野田総理:いや、どうしても消費税引き上げ法案という言い方しか出てこないんですね。じゃないんです。一体改革の策なんです、あくまで。じゃ何のために消費税を引き上げるのかという理由は、きちっと説明していかなければいけないと思います。何のためかというと、まず社会保障をしっかり支えるため。

2012-04-05 10:18:39
とし @toshihiro36

野田総理: 国民皆年金・国民皆保険、半世紀前からスタートしました。私はこれは世界に冠たる制度だと思うんです。冠たる制度ですけれど、人口構成が大きく変わってきて、持続可能性を考えた時には相当改革しなければなりません。

2012-04-05 10:21:48
とし @toshihiro36

野田総理: たとえば医療だっていろんな問題はありますよ。だけど世界一の長寿国になって、そして新生児の死亡率が世界で一番低いんです。そういうものを維持していくためには、やっぱりお金が必要になってきます。そのお金を今までは将来世代のポケットに手を突っ込んで、

2012-04-05 10:26:07
とし @toshihiro36

野田総理:赤字国債で対応するというやり方だったんです。それではもうダメです。国民皆年金・国民皆保険、保険料は現役世代が中心じゃないですか。現役世代が中心では支える人たちがもういっぱいいっぱいになってきますんで。だとすると、それを支える安定財源は何なのかといった時に、

2012-04-05 10:30:04
とし @toshihiro36

野田総理:消費税が出てくるんです。社会保障を安定させるだけではありません。それは社会保障を充実させなければいけない部分はあります。その中で人生前半の社会保障・・・

2012-04-05 10:32:36
とし @toshihiro36

国谷: その充実の部分が5%のうちの1%。今の制度を維持する、あるいは守っていくために4%。総理は「今日より明日が良くなると思える社会を目指したい」とおっしゃっているんですけれども、その意気込みと若干ギャップがあるのは…この4%という数字を見ると、

2012-04-05 10:37:45
とし @toshihiro36

国谷: 今の制度を守っていくのにいっぱいいっぱいなのかな…そういう現状ですか?

2012-04-05 10:39:20
とし @toshihiro36

野田総理: 今の制度を維持するというよりも、今の制度があることによって…さっき言ったように世界一の長寿国であったり、新生児の死亡率が世界一低いんですよ。その制度を持続することは必要です。あるいは年金制度も安定を図るために、4%の中には基礎年金の国庫負担、

2012-04-05 10:43:12
とし @toshihiro36

野田総理:国が負担しなければいけない部分が…今までは埋蔵金をかき集めたりしながら調達していたんですけれども、限界が出てきました。だとすると安定財源を入れることによって基礎年金をちゃんと保障するということです。

2012-04-05 10:47:51
とし @toshihiro36

野田総理:これを保障すること自体は、制度に対する信頼感が増すことじゃないでしょうか。それは最低限、安定化をやらなければいけません。しかも毎年ほっといても自然に1兆円ずつ増えるんですから、安定化自体が大変なことなんです。

2012-04-05 10:52:41
とし @toshihiro36

野田総理:それはちゃんと不安がなくなるように安定化させるということと、加えて今までちょっと気配りが足りなかったところの子育ての部分等、充実部分も作っていく。これはやっていかなければいけないと思います。

2012-04-05 10:57:49
とし @toshihiro36

野田総理:今までは需給はですね、もらう方・給付は高齢世代、そして支える方・負担は現役世代。これでは持続可能性はないです。という意味から消費税、すべての世代で分かち合おうという税金が必要になってくるというわけです。

2012-04-05 11:01:40
とし @toshihiro36

国谷: どういう国家像・社会像をイメージされているんですか。今まで日本というのは「中負担・中福祉」そういったような国を目指していたのかなというイメージがあるんですけれども、その一体改革を進めていくことによってサービスと負担の関係というのは…どういうイメージですか?

2012-04-05 11:06:31
とし @toshihiro36

野田総理: 基本的には中福祉・中負担できていたと思います。これからも基本的には負担は中くらいで、帰納の方は巧緻化を図っていくということだとは思いますけれども。一番問われなきゃいけないのは…社会保障をやるのはお金かかるんです。

2012-04-05 11:13:44
とし @toshihiro36

野田総理: でも誰もが社会保障のサービスを受けなきゃいけない時があります。困った時、弱った時です。そのお金はどう負担するかというと、自己負担か保険料か公費(税金)で充てるしかないじゃありませんか。

2012-04-05 14:31:40
とし @toshihiro36

野田総理:その時に私はアメリカのような自己責任を徹底する国が日本は望ましいのかというと、決してそうではないと思います。とするとですね、やはり一定程度公費を充てることによって将来の安心を確保すると。そういう国にしなければならないのではないかと思っています。

2012-04-05 11:21:21
とし @toshihiro36

国谷:さあこの消費税率引き上げ法案の先行きが見えない中で、既成政党への批判を強め活動を活発化させているのが地域政党です。

2012-04-05 11:26:43
とし @toshihiro36

<ナレーション> 国政進出に向けた動きを本格化させる地域政党・大阪維新の会。先月開講した政治塾には全国から2000人あまりの受講生が集まりました。

2012-04-05 11:29:47
とし @toshihiro36

橋下・大阪市長: 今の日本は本当に危機的な状況。ぜひ皆さんこの日本の形そのものを本気で変えるために…まさに決定する、決定できる民主主義。これを作り上げていかなければ、日本はもうもちません。

2012-04-05 11:33:30
とし @toshihiro36

<ナレーション> 橋下代表を支える政策作りのキーパーソン・浅田政調会長です。所属議員や有識者を交えてメールのやりとりを行い、政策の方向性を絞り込んできました。

2012-04-05 11:36:19
とし @toshihiro36

浅田政調会長: 多い時は1日何十通も来ますね。本当にいつ寝てはるんやろうかなと。

2012-04-05 11:37:52