未来の空隙は響き

2002年新国立劇場
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小池博史 @koikehiroshi

「未来の空隙は響き」⑦ アメリカ人アーティスト達がたくさん参加。音楽家、俳優、ダンサー……。20世紀はアメリカの世紀であった。それをどう見ていくかが大きなテーマのひとつだった。また「百年の孤独」へと向かうための布石としても以降、機能していくことになる。

2012-04-16 13:24:55
小池博史 @koikehiroshi

「未来の空隙は響き」⑥ 一方、稽古途中だったが、フィンランドから来たプロデューサー達の興奮といったら、大変なものだった。この温度差に驚かされ、また、公演後の日本の批評家たちの冷たい視線にも辟易させられた。途中退席した批評家も多かったのである。

2012-04-16 13:24:32
小池博史 @koikehiroshi

「未来の空隙は響き」⑤ 舞踊評論家たちにとっての牙城でもあるのが新国で、よりによって骸骨の奇っ怪ダンスだの、アメリカンの不愉快な言葉は聞きたくない人たちが多いという事実に逆に驚かされた。これは本当に絶望的な状況だと思った。これ以降、確かに顕著に日本はおかしくなっていったのだった。

2012-04-16 13:23:57
小池博史 @koikehiroshi

「未来の空隙は響き」④ 動く骸骨たちによる世界が作られたが、これもアメリカ人による言葉によるアジテーションも、舞踊評論家たちの癇に障ったようだった。舞踊を美しい踊り、あるいはムーブメントによる表現と思っている妙な人たちにとっては腹立たしかったらしい。

2012-04-16 13:22:31
小池博史 @koikehiroshi

「未来の空隙は響き」③ 動きも大きく変化している。ただ、次第にペシミスティックになっていった。けれど、なんとか光の世紀にしたいとの思いが、次々と光オブジェを用いることとなっていった。7体か8体のスケルトンを用いた。「Sound..」ではゼロ。「WD」で2体だった。骸骨は語るのだ。

2012-04-16 13:22:05
小池博史 @koikehiroshi

「未来の空隙は響き」② 第四章改訂版であるから、21世紀をどう展望するかの章。サンフランシスコでの「The Sound…..」、そして「WD」、「未来の….」と三種類の21世紀展望作品ができることとなった。衣装は共通。音楽は共通の部分もあるが、かなり違っている。

2012-04-16 13:20:57
小池博史 @koikehiroshi

第三十六回作品「未来の空隙は響き」① 2002年9月 新国立劇場にて上演。この作品は「WD」第四章「The Sound of Future SYNC.」を大幅に改訂した作品。日本、韓国、アメリカ、マレーシアのアーティストたちが集結して作った作品。

2012-04-16 13:20:49