2012/04/18 NHKラジオ第一 「私も一言!　夕方ニュース　大飯原発の運転再開　地元の理解は得られるのか」まとめ。

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本日午後5時から放送開始の NHKラジオ第一 「私も一言! 夕方ニュース」テーマ「大飯原発の運転再開　そのゆくえは？」（仮） http://t.co/Y2UevXvf

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「夕方特集・私も一言！」、きょうは「大飯原発の運転再開　地元の理解は得られるのか」がテーマです。

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関西電力大飯原子力発電所をめぐり、政府が福井県に運転再開への理解を求めたことを受けて、福井県の原子力安全専門委員会は、きょう、大飯原発３号機と４号機を視察しました。

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福井県は、委員会が提出する報告書や、県議会とおおい町の意見を踏まえて、大飯原発の運転再開を判断することにしています。

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【ご意見募集】　みなさんは、政府の運転再開への動きを、どう見ますか？　政府は、この夏の厳しい電力需給に対応するため運転再開の必要性があると判断しました。それについてどう考えますか？　地元や国民に対して、どんな説明が必要だと思いますか？

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国内で唯一運転中の北海道電力泊原子力発電所３号機が５月５日に定期検査に入ります。それまでに、他の原発が運転再開をしなければ、国内に５４基ある原発は全て停止することになります。

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そうした中で、関西電力大飯原子力発電所の運転再開をめぐり、福井県の専門委員会は、政府が確認したという安全性が確保されているかどうかを検証するため、きょう、現地視察を行いました。

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委員会のメンバーは関西電力の社員から説明を受けながら、海抜３３ｍの高さにある、非常用発電機の起動訓練の様子など、あわせて１１か所をおよそ２時間にわたり視察して回りました。

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委員会は、政府が確認したとする安全性を独自に検証するのが目的で、さらに数回の会合を重ねた上で、大飯原発の運転再開に対する判断をまとめた報告書を作成することにしています。

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政府が運転再開の必要があると判断した理由の一つに、この夏の厳しい電力需給に対応するためだとしていますが、安全性の問題を含めて、地元、国民の理解は得られるのでしょうか？

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スタジオゲストは芝浦工業大学非常勤講師の後藤政志さんと大阪府市特別顧問の古賀茂明さんのお二人です。

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後藤「そもそも事故があって、再稼働という話になっているが、飛行機の自己が発生すれば、その事故の調査が行われ、事故原因が究明され、その対策が行われ、運航が再開される」「非常に無責任。誰が安全の責任を負っているのか気になる」

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古賀「民主党が基本的な姿勢をはっきりさせていない。原発をこれからどうするのか。その中で、産業界や労働組合の圧力にさらされ、どうしてもそちらに傾いている。結果、再稼働ありきで。非常に大事な安全がないがしろにされている」

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（関連）大飯原発運転再開 地元理解求める　NHKニュース http://t.co/ybB5gZ6Q

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後藤「一から設計しなおすようなことをしなければ、メルトダウンは防げない。外から付け足して安全性を確保しようとしている」

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後藤「炉心が融けて、放射能を出す、フィルターをつけるべきだったが、つけてこなかった。これはつけよう。しかし、いつできる？３年後です。免震棟も重要だと。これは？これも３年後です」

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後藤「事故の原因究明は進んでいるが、これとこれをやっておけば大丈夫というようになっていない」

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古賀「国から示されている試算は関西電力の丸呑み。供給力を高めるという話と需要を下げる。ピークのごくわずかな時間で節電をすればよい」「ピーク時に一番電力を使っているのは工場や家庭ではなく、業務用のビル。そういった所の節電は、本気でやれば３割は抑えられる」

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後藤「リスク計算は、危険と利便。自動車事故は頻繁に起こる。それによって生じる危険は限定される。われわれは自動車を受け入れた。原発事故は非常にまれだが、今回の事故ではあまりにも被害が大きすぎて許容できないということがわかった」

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後藤「福島第一原発の事故では首都圏に放射性物質が降り注ぎ、今でも被害が出ている。１００ｋｍ離れた自治体でも、原発の安全の議論に加わっていくべき」

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古賀「もっともっと広い地域で、被害が及ぶかもしれないという前提に立ち、その範囲でどれだけの対策するのか、をやっておいて。この夏には事故は起こらないのではと考えているのか。防潮堤が無いが安全か？安全です。では防潮堤は必要ないのでは？　堂々巡り」

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後藤「どういう風にしたら確実に防げるか。原子力発電所は、多層保護だが、確率は０にはならない」「福島であったことの反省ができていない」