江東区の給食放射能検査の現状と問題点
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①忘れないうちに。江東区の食品(給食)検査についてその後を聞き取り。日立アロカ(キャンベラのOEM)CAN-OSP-NAIを1台導入。区内保育園や小中学校の給食を「まるごとミキサー検査」(完全調理後の給食1日2人分、約1kg)。30分計測で検出限界値は15~20Bq/kg。
2012-04-21 20:48:09②私「食材のスクリーニングならまだしも、CAN-OSP-NAIで“まるごと検査”をしても、ほぼ不検出になる。例えば1400Bq/kgの干し椎茸が給食に使用されていても、見つけることはできない。規制値超えの食材も見つけられない検査の目的は何ですか?」と質問。
2012-04-21 20:49:01③担当「調理後の食事からどのくらい(放射性物質を)食べているのか知るため。安心のためです。」と。私「え、この検査では安心どころか不検出を狙っていて逆に不安です。」 担当「おっしゃるとおり不検出になることが殆どですが江東区では他より先に検査を始めたのでこのような実施になりました。」
2012-04-21 20:51:14④担当「情報によると今、柑橘系も出てますね。江東区内で流通しているものは区内だけに流通しているわけではないので、厚労省や都、他の自治体が出す検査結果を共有しながら、区で検査する食材選びをしています。区内スーパーの食材も月1回ペースで北関東の食材を優先的にスクリーニングしています」
2012-04-21 20:52:41⑤担当「椎茸や筍は、給食では西の産地の物を使用していますから、検出されることもないかと考えています。」 私「都学校給食会が独自に検査をしたところ、業者と九州・四国産の契約を交わしていた干椎茸から検出されて、再調査の結果、産地偽装に遭っていたことはご存じでしょうか?」
2012-04-21 20:53:39⑥担当「それは知りませんでした。念頭において、こういった要望があれば、今後検査をおこなっていきたい。」 私「産地偽装の抑止力のための検査というのも虚しいですね・・・」
2012-04-21 20:54:12⑦私「今後NaIシンチでももっと性能の良い機器を増設して検体を増やす予定は?」 担当「それはありません。学校給食に関しては添加物や細菌検査を減らして放射能検査を実施していますので・・・人員的にも足りないんです。他の自治体の検査結果を参考にしていただければ。」私「予算の問題ですね」
2012-04-21 20:57:05⑧これまで担当職員の方にはご尽力いただいていると思うが、ポテンシャル面を無視できないCAN-OSP-NAIで時間をかけて「給食まるごと検査」をおこない、規制値超えの食材も見つけられず食べた後に「不検出」の結果を知ることに意味があるのか。無論、一般には「不検出=ゼロ」の認識が多い。
2012-04-21 21:00:50予算があればできる範囲は増えるかもしれないが、予算と人員をほぼ現状維持し、これまで実施してきた検査を減らすことは、そちらのリスクが増えるわけで、かと言ってこの検査内容で放射能のリスクが減っているとも思えない。これから検査を実施する自治体の方々に、ぜひ参考にしていただきたい問題。
2012-04-21 21:06:56あ、ひとつ検査実施のメリットがあった。学校栄養士さんの意識向上。検査担当の方は「栄養士は少量でも検出されることを気にしている。」と。各学校・園ごとに、保護者の皆様が直接確認していただきたいと思います。
2012-04-21 21:10:44@BFFbyAromama 日本では、チェルノブイリ原発事故に学んだ市民が、市民測定所をどんどん開設し、検査食材選別も的確。自治体と市民が連携できるかどうかはそれぞれ異なる。しかし自治体での食品検査には専門機関を、と省庁からのお達しがあり、ボラは難しい。てな感じよ。
2012-04-21 21:36:26