2006年トンデル論文:2004年論文の見直し(低線量でガン発生の再検証)(スエーデン)

2004年トンデル論文の見直し。 まとめに問題あるため、修正しました。 http://www.ippnw.org/pdf/chernobyl-increased-incidence-malignancies-sweden.pdf 2004年トンデル論文で事故後すぐにガン発生に影響が出たと言う論文を見直し。但し、もう少し長期間の評価が必要という趣旨の論文です。
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junji asakura @junjiasakura

2005年トンデル論文:ベラルーシの子供の調査で、 DNA酸化損傷は放射線が理由ではないと結論出している。 尿中の8-OHdG調査で、高汚染地域(非都市部)の子供 は低汚染地域(都市部)の子供より低い。 http://t.co/IzaYu9n0

2012-04-17 15:42:51
junji asakura @junjiasakura

2005年トンデル論文:Radiation from the Chernobyl accident is now a less important contributor ・・ in Belarussian children. http://t.co/IzaYu9n0

2012-04-17 15:45:21
junji asakura @junjiasakura

下の地図は2000年のベラルーシの汚染図だけど、 2005年でも相当高汚染のハズ。 トンデルは2005年時点で子供のDNA酸化損傷に汚染の 影響は無いと発表。 http://t.co/uM8ghC0J

2012-04-17 15:51:19
junji asakura @junjiasakura

このトンデル論文: Abstractだけでなくて、全文入手して読まないといけないのかな? http://t.co/uM8ghC0J

2012-04-17 15:53:18
junji asakura @junjiasakura

2006年トンデルの論文①:最後の部分で ベラルーシ、 ウクライナでは甲状腺がんが増加した。スエーデン初期5年で増加、 その後僅かに増加とのデータ。 http://t.co/JhEsTNxW

2012-05-01 09:46:20
junji asakura @junjiasakura

2006年トンデル論文②初期5年で増加とのデータの発症例が少ないことから、 その相関関係の検証にはもう少し長い追跡調査が必要と記載されている。 と言うことで、全文をもう少し読んでみる。

2012-05-01 09:46:33
junji asakura @junjiasakura

2006年トンデルの論文③ 2004年トンデル論文との違い: 2004年論文 ではCs137の被曝量と都市化による 環境汚染の影響を考慮した。2006年 論文ではカリウム、トリウム、ウラン等の自然γ線の影響も考慮した。

2012-05-01 09:49:15
junji asakura @junjiasakura

2006年トンデルの論文④ 論文の図1で自然γ線分布データから、 1,305,939人の調査対象者の自然γ線量、Cs137の被曝量を推定した。 表1で、Cs137被曝量と自然γ線量とでガン発生数の関係。 表2は、人口密度毎の肺ガン発生数と全ガン発生数の関係。

2012-04-24 17:22:33
junji asakura @junjiasakura

2006年トンデルの論文⑤ 表3でCs137被曝量と、 全ガン発生数、肺ガン 発生数、白血病発生数を比較。

2012-04-24 17:22:45
junji asakura @junjiasakura

2006年トンデルの論文⑥ 163ページの結果の欄:1988-1991年では Cs137由来でガンが過剰相対リスク0.042 で増加、しかし、 1992年以降のデータでCs137由来ではガン増加しない。 その理由を165-166ページのDiscussionで考察。

2012-05-01 09:49:28
junji asakura @junjiasakura

2006年トンデルの論文⑦ 段階的回帰でCsに対する 100nGy/hr 当りの過剰相対リスク(ERR)を比較する。1988~1991 年に著しい増加、1992~1995 年に低下、1996~1999年も低下するが、元に戻っていない。

2012-04-27 14:06:52
junji asakura @junjiasakura

2006年トンデルの論文⑧ 初期の過剰相対リスク0.042は、初期の4年間のガン増加により、その後の8年間はそれほど影響しない。

2012-04-27 14:07:06
junji asakura @junjiasakura

2006年トンデルの論文⑨ 我々のチェルノブイリ事故由来のCs137 と自然γ線のリスク評価は正確であり、ガンリスクは同じ程度。内部被曝の原因の食習慣の情報が欠けているが、その分被曝量見積もりが小さくなり、全体のリスクは低くなるだけ。

2012-04-27 14:07:27
junji asakura @junjiasakura

2006年トンデルの論文⑩ 人口密度(都市化)は全ガンの決定要因の主な原因。例えば、人口密度増加で肺ガン増加。喫煙。職業(例えばブルーワーカは喫煙率高い)など。これらの都市化要因を交絡要因として調整した。

2012-04-27 14:07:42
junji asakura @junjiasakura

2006年トンデルの論文2-① 表3の原因分析からスエーデンの8地域でのチェルノ由来のガン患者数は1988–1999年で1278人であり、2004年論文の1988-1996年で849人より増加している。

2012-04-27 14:08:01
junji asakura @junjiasakura

2006年トンデルの論文2-② スエーデンでの50年間での6000人Svの集団線量評価とICRPのリスク評価から、予定死亡者数は300人と計算できる。 放射線被曝は後期の段階で影響が出る。初期のガンリスク増加に適切な説明が必要。

2012-04-27 14:08:15
junji asakura @junjiasakura

2006年トンデルの論文2-③Ↄ我々は放射線被曝後数年でガンリスク増加したと評価。高被曝地域ほど医者が検査したためガン発生数が増えたという考えは、初期診断段階では少人数のガン患者数でありガン調査に影響するとは言いない。

2012-04-27 14:08:44
junji asakura @junjiasakura

2006年トンデルの論文2-④ↃICRPは広島・長崎のデータを基にしているが、被爆者調査は5年後から。このため初期段階は評価されていない。  初期段階の被曝の例としては、X線治療後0-2年での強直性脊椎炎14,111人の死亡調査の例がある。

2012-04-27 14:08:59