【安心の手品遣い　完全版】ソコノロニコ　ブリングル　宮尾節子　tweet連詩　pw3o

ソコノロニコ @sokonoroniko

探る、なにかの代わりに。日が陰ると濃くなるものがある。そこの桶の水は、ここにあったものだろうか。差し入れのレモネード、そしてサンドウィッチ。食べていると鳥がやってくる。よく見るとけっこう怖い。幕間。（安心の手品遣い１）#pw3o

宮尾節子＊11/11文フリ東京「宮尾節子とまあ姉の店」V-42（第一会場）出店します。来て下さいね！ @sechanco

まあ、そう嫌わずにと。シルクハットを胸にあて、手品師は好き嫌いをなくした。そんなところに私は居ないよとゆうと。ここにも君は居るんだよと、男は続けた。シリーちゃん、世界の終わりに何をしますか。『世界ノ終ワリノ、歌ヲ捜シマス』痛せくすありす地声超こええ。（安心の手品遣い２）#pw3o

ブリングル（仮） @buringuru

マントが翻り闇が覆い尽くします。１、２、３。すると誰かが耳元で囁いて。けれども言葉はカルメ焼きのように崩れ闇に溶け、わたしには残りません。唇だけ甘かった。そうしてわたしは眠りにつきました。（安心の手品遣い３）#pw3o

ソコノロニコ @sokonoroniko

瞼のしたで目玉はギョロギョロしている。だいたい忘れてしまうだろう。無数の五円チョコが宙を舞う。私が宙を舞うときは、いつも誰かキャッチしてくれる人がいる。というのが理想。飛び散るたび、新しい色が増える体。バンジョーをかき鳴らす。（安心の手品遣い４）#pw3o

宮尾節子＊11/11文フリ東京「宮尾節子とまあ姉の店」V-42（第一会場）出店します。来て下さいね！ @sechanco

居候君の連れてきたドジョーは、先輩が食べた柳川鍋の生き残り。名前はジョー。人見知りするタイプだ。ハイ、ジョー。私はセツコ、詩を書いています。コツはそうね。期待しないけど、あきらめない。することより、しないほうが体にはやさしいから。絶望は、しない。（安心の手品遣い５）#pw3o

ブリングル（仮） @buringuru

ぬめめめん。抱き寄せようとしたら指からすり抜けた。ぬめらった、ぬめらった。（安心の手品遣い６）#pw3o

ソコノロニコ @sokonoroniko

マジックハンドというおもちゃを、あなたは知っているだろうか。忘れてしまっているだろうか。忘れてるよね？ね？そうだよね？…さて、昨日のことは問うことなかれ、良い言い訳がみつからぬ。明日のことは問われてもわからぬ、だから聞いてもいいよ。（安心の手品遣い７）#pw3o

宮尾節子＊11/11文フリ東京「宮尾節子とまあ姉の店」V-42（第一会場）出店します。来て下さいね！ @sechanco

福島産ガーベラ6240(Bq/kg) 茨城フリージア3280 千葉スイートピー2550 栃木レースフラワー3810 宮城スプレー菊3420 福島カーネーション鉢7290土10250 茨城カーネーション鉢2010土2580。良い杖ありますか？通販生活。（安心の手品遣い８）#pw3o

ブリングル（仮） @buringuru

ワン・ツー・スリー。ある日突然貴方のもとにもその花束は届きます。（安心の手品遣い９）#pw3o

ソコノロニコ @sokonoroniko

袖、ひとり、一歩、二歩、三歩、四歩…足が重すぎて転ぶに転べない。あの虫は、火と間違えて、あなたに寄ってくるだろう。だからじっと見よ、見せてくれよ、鏡よ。昨年、あなたは言った。できることならもう一度、私のことを思い出して。汽笛が鳴る。（安心の手品遣い１０）#pw3o