マンドリン ピッキングの基礎

これを読んだからって上手くなるわけじゃないでしょうが、ピックノイズに悩む人が参考にすればいいと思います。
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のざぴー @nozapy

マンドリンのピッキングについて、小難しく機能展開してみる。つまり、物理量で測れる言葉で定義する。あらかじめ、TL汚しすいません(*o._.)o

2012-04-16 18:24:53
のざぴー @nozapy

ピッキングの機能というと、弦を弾く、ではない。弦を振動させること。転じて、弦に運動エネルギーを与えること。音量の大小はすなわち、運動エネルギーの大小。

2012-04-16 18:29:15
のざぴー @nozapy

では大音量を出すにはどうするか?弦にエネルギーを与える瞬間にピックが持つエネルギーについて、「大きくする」「伝達ロスをなくす」つまり、弦に触れる瞬間のピックの速度を速くすること、弦に接触する時間を短くすること。

2012-04-16 18:33:52
のざぴー @nozapy

ピックの速度、つまり手を振る速度を大きくする手法は、十分加速する距離をもって弦に振り下ろす(振り上げる)。又は瞬発力で一気に振る。当然、両者の組み合わせがより大きなエネルギーを発揮できる。

2012-04-16 18:39:33
のざぴー @nozapy

伝達ロスとはつまり、別のエネルギーになること。この場合、ピックノイズに外ならない。

2012-04-16 18:42:17
のざぴー @nozapy

あえて伝達ロスを使い続ける。どのような伝達ロスがあるか?まず、運動エネルギーを直接音エネルギーに変換すること。次に、摩擦により消費すること。前者はバチバチという種類の音、後者はカシャカシャという種類の音になる。

2012-04-16 18:52:29
のざぴー @nozapy

バチバチの伝達ロスは弦に対してピックが弱いと発生しやすい。弱いが抽象的なので物理量に置き換える。剛性が低いとなる。ピックそのものが柔らかい場合はもちろん、ピックを長く持つと剛性が低下する。

2012-04-16 18:56:54
のざぴー @nozapy

次にカシャカシャの伝達ロスについて、摩擦が発生する時間に比例して大きくなる。言い換えると、ピックを斜め向けるほど大きくなる。副次的作用で、ピックが斜めに削られるため、表面が荒れて摩擦は大きくなる。

2012-04-16 19:01:46
のざぴー @nozapy

また、バチバチのノイズに対して、ピックを強く握ることは有効である。ピックの(支持)剛性が高まる効果が期待されることによる。特に低音弦、ドラやチェロの弦に対して特に有効となる。

2012-04-16 19:09:44
のざぴー @nozapy

最後に、伝達ロスを除いてピックはどのように弦にエネルギーを伝えるかを考える。物理的に弦を押し下げ(変形させ)、ピックの先端が通過したときに弦が元に戻ろうと振動する。これが楽器の音になる。

2012-04-16 19:15:54
のざぴー @nozapy

大きく弦を変形させるには、深くピックを差し込むことが最も都合がよい。ダウンストロークとアップストロークで弦に対して同じ角度を与えることができるためである。

2012-04-16 19:20:20
のざぴー @nozapy

結論。大きな音を出すにはピックの振り幅を大きくし、深くピックを差し込む。ノイズを減らすには堅いピックを短く持ち、弦に対して真っ直ぐ当てる。これらを効率よく実現出来るなら、ピックの握り方や手首振り、腕振りを問わない。

2012-04-16 19:25:39