形容詞・形容動詞

サンキュータツオさんより。抜けている所もあるので、追加してくださると助かります。
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サンキュータツオ(米粒写経) @39tatsuo

「すばらしいです」はいえるのに、「すばらしいだ」はいえない。形容詞+「です」はOKで、形容詞+「だ」はNG。なぜだ? もともと形容詞+「です」もNGだったのが、いま許容されているところを見ると、過渡期なのだろうか。これから「おいしいだ」とか「すばらしいだ」がいえるのだろうか。

2011-11-30 12:38:32
サンキュータツオ(米粒写経) @39tatsuo

昼間ツイートした形容詞+「だ」問題。「素晴らしいだ」が言えないのは、やはり形容詞だからだと考察した。もっというと、形容詞は形容する詞だけあって、なにかが後にくる前提の品詞であり、本来文末にくるべきものではない。形容詞が文末に頻繁に現れるのは、近代からではないか、と。

2011-11-30 18:49:45
サンキュータツオ(米粒写経) @39tatsuo

でも、頻繁に文末にくる形容詞の仲間が、ナ形容詞(いわゆる形容動詞)であり、その場合は活用が固定化する。「静かです」も「静かだ」もいえる「形容詞っぽい何か」は、やはり形容詞の亜流と考えるとしっくりくる。つまり、ナ形容詞(形容動詞)は、過渡期にある形容詞である、という妄想。

2011-11-30 18:51:48
サンキュータツオ(米粒写経) @39tatsuo

〇「夕日がきれいだ。」→きれい=ナ形容詞 これは、形容詞が文末に来ると、×「夕日が美しいだ。」→美しい=イ形容詞 となり、不自然な文になる。形容詞はもともと 〇「美しい夕日だ。」という形で使うのが自然で、そもそも「夕日が美しい」という語順自体が存在しなかったのでは、という。

2011-11-30 21:34:13
サンキュータツオ(米粒写経) @39tatsuo

日本の学校教育で教えられているいわゆる「形容動詞」、だいたいいまは「イ形容詞」と「ナ形容詞」のうちの「ナ形容詞」と呼称するのが一般的だが、中国で「第一形容詞」と「第二形容詞」の「第二形容詞」と教わっていたという学生が今日いた。軽く衝撃。

2012-01-18 18:40:22
サンキュータツオ(米粒写経) @39tatsuo

「はさみある?」「冷やし中華はじめました」などの例文について考えた。無助詞文というやつ。「はさみってある?」「はさみはある?」「冷やし中華をはじめました」、などの文の省略なんだろうか。むしろ、「って」や「は」や「を」で表現されてしまうニュアンスを削りたいのじゃなかろうか。

2012-01-31 07:16:31
サンキュータツオ(米粒写経) @39tatsuo

「自由の国」の「自由の」は、「ノ形容詞」。と教わった人は、たぶんいないだろう。でもこれは、「イ形容詞」「ナ形容詞」(いわゆる形容動詞)に継ぐ、第三の形容詞「ノ形容詞」と考えたほうが、いろいろ楽じゃんって最近思えてきた。

2012-02-01 00:12:18
焙穀堂 @baikokudou

「厳格なる父」「厳格な父」とは言っても「厳格の父」とは言わない。だが「自由なる国」「自由な国」「自由の国」はいずれも許容されているな。してみると形容動詞の活用が曖昧になって、語幹の名詞化が進んでいるのかも知れないな。「ノ形容詞」を規定しようという発想の原点もここか…。

2012-02-01 22:20:19
焙穀堂 @baikokudou

@39tatsuo 「リベラルな」(ナ形容詞)とか「リバティーの」(ノ形容詞)とか、外来語の取り入れ方を見ると、その外来語本来の品詞まで考慮して、日本語としての品詞を決定しなくてはならないような状態に思える。それだったら等しく「名詞+形容語尾」として扱ったほうが楽だろうな。

2012-02-02 00:48:37