1)今日の読売新聞の御厨貴・東大客員教授の公文書管理についての文章に考えさせられた。戦前は、詳細な議事録や報告書が書かれ保管された。それが崩れたのは敗戦の時。米軍占領を前に、軍も他の役所も大量の公文書を焼き捨てた。自らの歴史を廃棄した。「何らの反省もなすことはなく」と御厨氏
2012-04-30 17:30:312)議事録などの記録にとどめておくのは、後世の歴史家のためではない、と御厨氏。「今の決裁や決定を明快に行うためにも、記録や議事録という同時併行的によりそうブツの存在が必要なのだ。そう、今やっている自分を、もう一人の自分がじっと眺めているとでも言おうか」
2012-04-30 17:30:353)これはジャーナリストにも言える。日々の新聞を始め、ジャーナリズムも今を伝えると同時に、歴史を残す仕事でもある。でも、それだけではなく、自分が書いたものが活字になることで、冷めた目で自分を見直すという機会にもなる。記録や議事録の大切さを、こういう観点で考えたことはなかった。
2012-04-30 17:31:284)御厨氏は、ある高官の「日本はアメリカに2度負けるのだよ。現実の交渉で、そして2度目は歴史の検証で」という言葉を紹介。国家戦略上も、記録を残せば、次に似たような事態が起きた時に応用が利くのだ、と。今回の大震災の記録を残しアーカイブ化することの重要性を、同氏は訴えている。(了)
2012-04-30 17:31:32今朝の日経、論点争点、公文書議事録作成。田原編集委員の「公文書管理ルールは後世の歴史研究のためだけでなく、まず今の世代のためであり、その観点が抜け落ちたルール作りには意味がない」という指摘は重い。アーカイブズの視点だけでなく、レコードマネジメントの視点が必要ということ。
2012-04-30 12:16:38記録をひっくり返して問題点、責任を取るべき人物を精査検証すると共に、最大限の備えをすることだね。「最悪に備え、最善を願う」。 公式RT http://t.co/jPID2eRD RT @nekoguruma @MegaBlackLabel
2012-04-30 18:50:11@zarabu01 ん。というより経験則からいうと、ほとんどの企業が資料そのものを残してないかと……新興企業ばかりなので、その辺の必要性に疎いのですよね。吸収合併も多いですし。
2012-04-30 18:50:59