メカの「穴」小史

備忘録として作成しました
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スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

高所からのランペリング降下が主たる運用のため、極限まで軽量化を計った。と言う理由付けであろうが、明らかに空きすぎである。兵器としての工業デザインから見ても最外郭装甲が穴だらけなど無い。軽くするなら内部構造からアプローチするのが当然であろう。

2012-05-02 22:33:29
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

ランペリングじゃねー!!エアボーンだ RT @star_x_ta: 高所からのランペリング降下が主たる運用のため、極限まで軽量化を計った。と言う理由付けであろうが、明らかに空きすぎである。 兵器としての工業デザインから見ても最外郭装甲が穴だらけなど無い。軽くするなら内部構造から

2012-05-02 23:53:42
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

現実の機械にこのような並んだ穴はあまり見られない。重機などのフレーム結合部に見られるぐらいだろうか?ボルトヘッドをカバーしつつ、アクセスルートを確保するデザインは稀有だと言って良いだろう。

2012-05-02 23:20:24
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

私見になるが、これぞブチ穴と言うデザインを実在する機械で見たことがある。

2012-05-02 23:22:00
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

TVR タスカンスピードである。正面以外にも多くの穴が開いており、通風路の確保や軽量化を謳ってはいるが、完全にブチ穴であるhttp://t.co/jLHQq6nz

2012-05-02 23:26:40
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

出渕氏のデザインは近年穴数を減らしつつあるが、新しいヤマトでのあけっぷりに期待したい。なお私が最も好きな出渕メカはケンプファーです。

2012-05-02 23:31:11
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

全くの余談ですが押井守氏は出渕氏を指して「機械音痴のメカデザイナー」と揶揄していたそうです

2012-05-03 00:23:49
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

「カトキハジメと大和撫子」出渕裕からわずかに遅れて、新進のメカデザイナーが世に現れる。彼の名はカトキハジメ。後にありとあらゆるガンダムをリデザインすることになる男である。

2012-05-03 20:53:05
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

彼の名を始めてみたのはモデルグラフィック紙のガンダム企画。ガンダムセンチネルに於いてである。それまでのガンダムシリーズとは一線を画する細面の「スペリオルガンダム」は当時のファンを熱狂させた。

2012-05-03 20:58:11
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

彼のデザインはとてもハイデティールであり、ともすれば、くどいといっても差し障り無いほど各モールドに注釈が描かれている。この手法は現実の宇宙ロケット等に見られるもので、実にリアリティがある表現と言える。

2012-05-03 21:06:50
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

さて、現在に於いてカトキハジメ氏の目につく作品はリデザインものが大半を締める。毎月二稿は描いてるので当たり前と言えば当たり前の話である。

2012-05-03 21:10:25
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

リデザインである以上、目立つ変更はされないが、彼もまた「穴」魔力にとりつかれたデザイナーなのだ。

2012-05-03 21:14:48
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

カトキ氏オリジナルデザインのガンダムは知る限りセンチネルシリーズとVガンダム。0083シリーズの3つとなる。

2012-05-03 21:20:18
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

各作品に特徴的に表れているのは、脚部周りのポツポツと存在する穴である。いかにも宇宙的根拠を持つその穴は、姿勢制御用のロケットモータである。実に慎ましいその佇まいはまるで大和撫子の如しである

2012-05-03 21:32:20
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

が、これをもってカトキ穴と呼ぶのは早計である。では、完全オリジナルデザインのバーチャロンシリーズを見てみよう。

2012-05-03 21:34:41
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

テムジンシリーズと呼ばれる機体には、ブチ穴を縦長にしたようなモールドが見られる。なるほどまるで細おもての大和撫子のようではないか。これをカトキ穴と言うのか。

2012-05-03 21:37:27
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

が、違う。先述したようにカトキ氏のデザイン稿はやたらと情報量が多い。そこには表面的な画稿だけでなく、本来目にすることの無いフレーム構造、中間装甲、ロケットブースター詳細図などが描かれている。

2012-05-03 21:41:59
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

真のカトキ穴はここにある。シールド裏面に並んだパンチングモールド、ロケット外郭の放熱用ホール。上から覗かないと見えない頸部根本の放熱口。機能を有し、かつ地味で目立たないこの穴たちこそカトキ穴と呼ぶにふさわしい

2012-05-03 21:49:01
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

まさに、夫である装甲に三歩下がってついてくる。しかも裏から支える機能もしっかりしている大和撫子の如し。

2012-05-03 21:51:16
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

かっこいい上に、機能までしっかりした穴。しかし外からはあまり見えないと言う斬新な穴。これをもってカトキ穴と呼ぶのが礼儀ではないかと私は思うのです。

2012-05-03 21:59:04
スター〇田(申し訳ないでやんす) @star_x_ta

と、絶賛しているようではありますが、彼の画稿はプラモデルのベースデザインとされることも多いので、ひっくり返したときに見えるパーツや、組み立ての過程でほぼ隠れてしまう部分のデティールにも手を抜けないと言う事情があるのではないだろうか

2012-05-03 21:55:59