立ち上がった彼に不安を覚えて、思わず袖を掴んだ。風邪を引くと人肌恋しくなるというのはどうやら本当らしい。「どこにも行かないで……」かすれた声で呟くと、彼は相好を崩して頭を優しく撫でてくれた。こんなに幸せな気持ちになれるなら、風邪で寝込むのも悪くない、かもしれない。 #書き出し
2012-05-05 00:09:46伝えたい文字はそっと消去。「好きです」「キスして」「会いたい」替わりに違う文字を入力。「大丈夫」「頑張る」「何でもない」だって君に、迷惑も心配もかけたくないの。だからいつでも笑ってるんだ。あ、返信。「会いに行ってもいいですか」消した文字まで送信された?#書き出し #twnovel
2012-05-07 20:54:365/4 0:00~ #書き出し でお題がそれ以前のもの
どうなっている。何故、ネコの大群の中に #この書き出しいかがですか
2012-05-01 20:41:30どうなっている。何故、ネコの大群の中に俺は倒れているんだ。そうだ。彼女の気を引きたくてマタタビを買ってきたんだ。そしたら掛け過ぎてしまって猫が集まり出して幸せすぎて気絶してしまったんだ。じゃあ彼女は?ああ、マタタビにも狂わされずに僕を見下ろす姿。やっぱり君は美しい。#書き出し
2012-05-04 15:23:51あいつの粘り強さは海底の岩肌にくっついてる磯巾着みたいなものだ。それは評価するが、得体の知れなさは鰻の如し、立てばアンコウ座ればマンボウ、有能なんだか無能なんだか。そう愚痴る私の背後に何時の間にやら件の人物。脳内にあの有名なサメ映画のテーマ曲が響く。 #twnovel #書き出し
2012-05-05 09:48:32無茶言うな。こんな甘ったるいものを、どうやって #この書き出しいかがですか
2012-05-02 21:43:00無茶言うな。こんな甘ったるいものを、どうやって食べろってんだ。食わず嫌いはいけないって?いやあの、決して嫌いというわけでは。なんていうか、あの、初めてなので。#書き出し 御馳走された唇は想像以上に甘かった。「辛党の君でも大丈夫な後味もあるかもね」って。なにそれ俺ってどうなるの?
2012-05-06 00:21:04迷子さんたち
すみません、まとめ製作者の非力さ故です(◞‸◟)
取得漏れもあるかもしれません(´・ω・`)
ただ広く川が流れていた。汽車の通らない鉄橋の上で、馬に跨がる男が一人。昼と夕刻の間、砂埃を飲む風は温い。黄ばんだような気怠い色の空を背景に、男は、馬を駆り、徐に遥か下に在る川へと身投げするように飛び込んだ。飛沫。冷たい水音。苦しげな、それでも馬の嗎と、其れから。#書き出し
2012-05-04 21:51:32今日も白い悪夢を見る。何が出るわけではない。現れない、何も。延々と白い視界は時間と空間と自分の定義すら模糊となる。声無き叫びで跳ね起きると、覗き込んだ君の瞳の色が神経に刷込まれる。/フォーマットは正常に終了いたしました。/書き換え前は白紙の彼方、自ら選んだ幸福な悪夢。 #書き出し
2012-05-07 20:03:20