三宅唱監督『やくたたず』上映後の感想まとめ
『やくたたず』はこれまで5回上映。2010年3月に大阪HEP(150人くらい)、6月池袋ロサ(220人ぐらい)、12月アップリンク(50人ぐらい)、2011年6月水戸ミネルヴァ(50人ぐらい)、9月オーディトリウム(30人ぐらい?)。だからまだ500人ぐらい。
2012-05-09 01:43:08三宅唱監督作品『やくたたず』 個人的には今回の助成作品でぶっちぎりの作品 意外にくだらない批判が多かったのはびっくりだったが、この何か起こりそうで起こらない不穏の毛布にくるまれたモノクロフィルムに90年代の黒沢清や阪本順治が纏っていた死の匂いを感じて興奮せずにいられなかった
2010-03-05 13:52:28#co2ex 『やくたたず』という未完成のような脆さを持ったこの作品に、その瞬間と瞬間の狭間に、何か「奇跡は存在する」と思わせるような、神の息吹を感じた。三宅唱は絶望から始める事で、映画はまだ死んでない、という希望を、ようやく見いだす事が出来たのだはないか。僕はそう思う。
2010-06-12 09:49:24三宅唱『やくたたず』@CO2inTOKYO…とにかくぶったまげた。あまりに底知れぬ三宅監督の映画体力。映画になり得ぬはずの地方(景色)から、これだけ強度を放つ画面が生まれるとしたら、冗談抜きで「日本の希望」。上映作品が宙ぶらりんになってしまったトークショーは、残念な1時間。
2010-06-13 00:40:18三宅唱監督『やくたたず』、日本の片隅でこのような強い映画が撮られていたという事実、引きこもることも割り切ることも拒んで境界上に立ち続けようとする作り手の強い意志。そして、そんな作品との出会いの場を提供し維持し続けようという(監督自身も含めた)人々の志と努力に感銘を受けた。
2010-06-13 01:25:22『やくたたず』を観た。明らかに凄い。「グランプリに値する作品なし」とした審査員の方、「いつの日か見る目がなかったといわれることを期待」とかよくそんな悠長なことをいえるなー。これはいますぐ大勢の人にみられるべき作品だと思うけどな
2010-06-13 01:38:14CO2助成作品『やくたたず』を観た。この映画を全面肯定する訳ではないが、これだけ志の高い作品を前にして、何故審査員は「この程度の作品しか作れなかったのか」等と言えたのだろう??? 全身全霊を掛けて創った監督や作品を傷つける様な発言をした今年のCO2の審査員に腹が立った。
2010-06-13 04:15:01三宅唱監督『やくたたず』二度目の観賞。荒涼とした雪景色の中に放り出された子供以上大人未満の18歳たちの一挙手一投足から目が離せない。誰のほんとうの心も告げようとはしない、常に死臭が蔓延するこのフィルムノワールの実態はそんな思いを代弁するカッティングの妙に満ちたアクション映画だった
2010-06-13 06:47:26三宅唱監督、やくたたず。大事な何かを見ないふりしているようなもどかしさ。でも10代後半って、そういう見えないもどかしさと世界の美しさでできてたっけ。雪景色と学ランのモノクロ、ワンカットの集中力。すごい才能の同い年に嬉しくなりました。
2010-06-13 07:15:39『やくたたず』何かに似た感触だなーと思ってたら、ゴダール『愛の世紀』だった。モノクロの錯覚かもしれないけど…例えそうでも、あの夜の街頭は素晴らしいです。ありがとうございました、と言いたい。
2010-06-14 01:23:12三宅唱『やくたたず』を、始まらない映画だなと思いながらみた。役に立つか/役に立たないか、はどうでもいいんだけど、だからつまらなく感じたかというとそうでもないようだ。役に立たないことで映画が始まれるとしても、その映画が必ずしも静かな形式を採るべきではないと思う。
2010-06-14 13:58:31http://twitter.com/OshimaiErice/favorites 嫉妬する。「やくたたず」三宅唱。俺が俳優なら、なるべく近くにいて次回作に出してもらえるよう、なんやかんやする。人としては、まだ苦手(というかそこまで話したこともない)。いつかゆっくり話したいです。
2010-06-14 16:56:14アップリンクにて、三宅唱監督作「やくたたず」を観た。ものすごくパワーのある作品。昔観た冨田監督の「雲の上」を思い出した。勇気を貰うとともに少し落ち込んでしまったのも、この二作の共通点。
2010-12-12 22:15:49「やくたたず」モノクロ。音楽も抑制。登場人物の感情が放出する場面もなく。タイトなスピード感ある編集。排除されたそこには匂いの根源があり、その事象の蓄積で観客に没入感を与えている。三宅監督が言っていた「色のついていない役者を起用」同様、本作も無色だ。否定しようにも色メガネが邪魔だ。
2010-12-12 23:01:53三宅唱監督の『やくたたず』むちゃくちゃ面白かった。長回し、ロングショットがドラマチックなんですが、でも、それ以外の、意味があるのかないのかよくわからないショットにドキドキした。上手いだけじゃない気迫を感じた。とっても良かったです。
2010-12-12 23:20:14アップリンクにて、三宅監督の「やくたたず」。人の記憶を除いてるような、映画的な体験をありがとうございます。素晴らしかったです。哲雄くんのリアルさが凄かったように思います。足立さんが登場すると、なんだかクッとしまる感じが致しました。また観たいし、これ以前以降の作品も観たいですよ。
2010-12-13 00:20:01三宅唱『やくたたず』(2010)@アップリンク。何かに追いつこう、そして追いついた先に見える映画的なまなざし。トラックにダイブすることも、送れてないピントを直そうとすることも、役に立とうとして役立たずと罵られても、彼らと大雪の存在は決して裏切らない。
2010-12-13 00:39:57「やくたたず」…褒める、とかいうのは僕のすることではないしそんなこと言う立場でもないので素直に言うと、あらためて勇気を貰いましたよ。「好きだ!」というものに出会えると勇気が湧きますよ。まあただの一ファンですよ。田中羊一もしかり、身の引き締まる存在というのは大事ですよ、個人的に。
2010-12-13 01:19:39『やくたたず』 モノクロ画面が北海道の白さ、物のなさを際立たせる。何もせずとどまれば人はその白の中に絡めとられそうだ。そんな白さの中で黒い学生服が際立つ。その黒は「ここにいる」と主張しつつ、大きなシステムの中に定着しかけているようにも見える。モノクロがそのせめぎあいの濃さを問う
2010-12-13 01:20:35