ジョン・カーター反省会
- OxygnDstryr
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はじめに結論 ほとんどの場合映画は、はじめて見たとき以上の感動は なかなか得がたいものだと思います。 が、まれに2回以上見て良さが分かる映画というものもあります。 今回言いたいのは、ジョン・カーターはまさに それではないのかと。
2012-05-14 01:03:49ファーストインプレッションはざっとこんな感じ。 1.よくわからない 2.テンポがわるい 3.めあたらしさがない 少し掘り下げてみます。
2012-05-14 01:04:211.よくわからない> 僕は下手なサスペンス映画を見ても トリックにまったく気づかずに ラストで「おお!」ってなるくらいバカなんですが 誰が誰だか何をやってるのかわかりづらいと感じた。
2012-05-14 01:04:30前者は邦画のドラゴンヘッドでも冒頭で 似たようなシーンがあった。このときは 前列に座った女子高生と母親の親子連れが 逐一、「わざとらしい」「早くすすんでよ」 といちいち茶々、いまどき風に言うと生実況が 入ったので退屈せずにすんだ。 閑話休題
2012-05-14 01:04:48後者はシーンまるごと要らんじゃないか?と感じた。 その直後、せっかく血湧き肉踊るはずのバトルシーンなのに、 しんみりした音楽が流れてカットバックが入るのも テンポのよさでぐいぐい引っ張っていくべき 冒険活劇には不釣合いな演出だと思っていた。
2012-05-14 01:04:573.めあたらしさがない> いくら原作が100年前でアバターやら幾多のSFが影響受けた といっても、映画としての時系列はアバターより後ろにある 以上そのように受け取られても致し方がないかと感じる。
2012-05-14 01:05:18この手の原作ものはいったん原作原理主義者に陥ると 一番誰からも共感を得られないひとりよがりな結果に なりがちだと思っているので、映画は映画として評価したい。
2012-05-14 01:05:43これを原作へのリスペクトとスケール感やCG技術の凄さを 両立させた指輪物語3部作はやはりエポックメイキングだと いうよりほかない。 ただ、”アバターのパクリだ”とまで言うのはさすがに ナシだと思います。
2012-05-14 01:05:51リンクを紹介しておきます。 なんでウーマン・エキサイト!?って ツッコミはナシで!! http://t.co/zZKTbhA2 この記事は文字数も短く内容も簡潔なので すぐに読めてしまうのでぜひ一読をおすすめします。
2012-05-14 01:06:34この2、3分で読み終えてしまうほどのごく短い記事の中で 僕は2回感動して、映画の持つメッセージを理解した。 感動した箇所は、テイラー自身が役作りにかけた苦労と 南北戦争当時の生活様式や価値観について。
2012-05-14 01:06:44詳しくはぜひリンク先の記事で直接テイラー・キッチュの 言葉(厳密には翻訳されているが近いという意味で)に 触れたほうがいいと思う。
2012-05-14 01:06:52テイラー、南北戦争当時の人々ともにとてつもない苦労を している。 映画にはこういう”苦労”エピソードは ついて回るものなので注目しないと流れがちだ。
2012-05-14 01:07:45だが、自分が同じこと(テイラーの役作り)できる だろうか、自分が同じ時代(南北戦争のころ)に生き 価値観すべてを根底から覆される出来事に遭遇したら どうなるだろう? このインタビュー記事を読んで 再度鑑賞することを決めた
2012-05-14 01:07:57そして2度目の鑑賞に望んだ。 1度目とはまるで違っていた。 展開も理解しているし、映像的なギミックも 体験済みなのでSF大作に望むときの ちょっとふわっと浮き足立ったような感覚ではなく 登場人物の表情や台詞の応酬など仔細にわたり どっしりと構えてじっくり観ることができた。
2012-05-14 01:08:081.よくわからない> これは、用語によるものが大きいのだと結論付けた。 例えば、洋画を普段見ない人が役者の名前や顔の 区別ができないというのと同じで、 われわれは(僕だけか)火星にそれほどなじみが ないのだ。 (裏を返せば用語を事前に予習する必要があるということ
2012-05-14 01:08:472.テンポがわるい> 重力に適応しようともがくシーンは2回見ても冗長だった。 最後に笑いに転化しようとしてたのだけど、ここだけは どうもスベってるような…ただ、映画館の笑いは観客の 空気でどうとでも変わるので、大入りの劇場だときっと 爆笑してるんだろう。
2012-05-14 01:08:59どちらも本当に必要で、神殿のシーンは さんざん探り合っていたジョンとプリンセスがはじめて お互いを理解しあう瞬間であるし、その後の バトルシーンのカットバックは過去の理不尽な出来事を 吹っ切るために必要な演出だと理解できた。
2012-05-14 01:09:23