日本学術会議幹事会だより79号から副会長小林良彰氏の言葉

小林良彰氏の言葉を、宗教学者島薗進氏が紹介してくださいました。「日本学術会議」の存在意義にもかかわる発言です。
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島薗進 @Shimazono

1日本学術会議幹事会だより79号(5/9)。4/9第149回幹事会の議事報告。小林良彰副会長「日本学術会議は内閣府の中の一組織であるとともに、日本学術会議法第三条に「独立して職務を行う」と明記されている。つまり、(1)政府の一組織という面と(2)政府から独立して活動するという

2012-05-12 10:49:09
島薗進 @Shimazono

2日本学術会議幹事会だより79号(5月9日)「相矛盾しかねない性格を有している。この両面について、私を含めて会員・連携会員の多くは(2)の「独立して活動する」ことを最優先して考えているが、中には(1)の「政府の組織として活動する」ことを優先して考える人もいないわけではない。」

2012-05-12 10:49:27
島薗進 @Shimazono

3日本学術会議幹事会だより79号「東日本大震災以降、日本における学術と政府、あるいは学術と社会の関係が問われており、日本学術会議自身の存在意義を含めて、あらためて学術の在り方を議論しなければならないと痛切に感じている。」副会長3者の内小林副会長は政府・社会・国民との連携担当。

2012-05-12 10:50:30
島薗進 @Shimazono

4日本学術会議幹事会だより79号。小林良彰副会長が取り上げている問題は日本学術会議の根幹に関わる歴史的問題。原始力開発の初期から放射能健康影響までの問題に限っても長い歴史。科学の発展の名の下に政府との一体性を望む声は根強い。科学は政治的力を超えた真実を志向するとの立場は苦戦。

2012-05-12 10:53:45