「環境汚染による健康影響評価の検討」に関する、著者自身の呟き

表記の文章に関する著者、高岡滋(s7q)氏(医師/臨床心理士)が紹介、追加解説している呟きをまとめました。
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高岡 滋 @st7q

拙著「環境汚染による健康影響評価の検討―水俣病の拡大相似形としての原発事故」(岩波書店「科学」5月号)について…サブタイトルには「拡大相似形」とつけているが、むしろ他の領域と比較した時の放射線関連専門家の突出した異常性について述べたつもり。http://t.co/z1TmMB1I

2012-05-17 23:46:21
高岡 滋 @st7q

拙著「環境汚染による健康影響評価の検討」(岩波書店「科学」5月号)について…環境汚染物質による健康被害は、「曝露(被曝)-健康影響」関係を解明していくことが重要。その際の、「曝露(被曝)」や「健康影響」の設定の仕方、正しい捉え方や考え方、数値化の落とし穴などについて概説した。

2012-05-17 23:58:25
高岡 滋 @st7q

拙著「環境汚染による健康影響評価の検討」(岩波「科学」5月号)追加解説…放射線防護学者、物理学者では、原発に対する態度とかかわりなく、疫学研究を知らない人、リスク評価上の疫学の意味を知らない人、疫学研究結果の読み方を誤っている人が多い。医学者は知って知らぬふりをしている人が多い。

2012-05-18 00:13:22
高岡 滋 @st7q

拙著「環境汚染による健康影響評価の検討」(岩波「科学」5月号)追加解説…これまで反核、反原発を唱えてきた専門家で、御用学者の疑いをかけられた事例はここに問題がある。御用学者の意識はなく?とも、御用学者の役割を果たしてしまうことがありうるということ。非専門家の中にも鋭い人がいる。

2012-05-18 00:25:16
高岡 滋 @st7q

拙著「環境汚染による健康影響評価の検討」(岩波「科学」5月号)追加解説…正統な公衆衛生学の因果関係解明の考え方や方法をふまえずに、放射線のリスクを語る放射線医学専門家、放射線物理学専門家たち…なぜそれが出来る?…無知とは別に、力あるものの後押しと庇護が、その背後にあるだろう。

2012-05-18 00:45:00
高岡 滋 @st7q

拙著「環境汚染による健康影響評価の検討」(岩波「科学」5月号)…放射線と健康被害の関係を疑うことそのものを一般人や専門家が拒否したり、「煽っている」と非難したりする風潮が作り出されているが、これは医学の基本である「仮説を立てる行為」そのものを否定する重大な過ち。

2012-05-18 00:59:08
高岡 滋 @st7q

拙著「環境汚染による健康影響評価の検討」(岩波「科学」5月号)…外部被曝100 mSv 未満の健康影響のエビデンスは存在する。LNT 仮説は単に高線量データを外挿しただけの仮説ではない。

2012-05-18 01:03:31
高岡 滋 @st7q

拙著「環境汚染による健康影響評価の検討」(岩波「科学」5月号)…エビデンス不在(本当は間違い)を主張する専門家が、今回の原発事故で、それに相応しい徹底調査を提唱、実行しないのは異様。科学を口にしながら、科学が「わかりにくいことをわかるようにしていく」営みであることを忘れている。

2012-05-18 01:09:37
高岡 滋 @st7q

拙著「環境汚染による健康影響評価の検討」(岩波「科学」5月号)追加解説…「低濃度(線量)曝露(被曝)影響の厳密な考察は、毒物学の基本」…低線量や臨界濃度(線量)の追求をやめた後、耐容濃度(線量)の科学的な設定は事実上できなくなっている。低線量影響批判は、「批判のための批判」。

2012-05-18 01:27:24
高岡 滋 @st7q

拙著(岩波「科学」5月号)まとめ…被曝に関する事実、安全~危険の健康障害に関する諸見解が全面的に公開され、徹底した調査、研究、情報公開がなされ、予防原則を含む行政施策がなされ、諸見解が異なっても、諸情報にもとづき国民自身が考え、自らの道を自主的に選択可能であることが必要。

2012-05-18 01:41:41