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武田邦彦、近藤誠 トンデモ系専門家の読み方 補足の補足

しつこいですが、近藤本についての考察続き。 多分これで最後です(汗)。 普通の人や、まともな科学者が、多くは知らずに従っている大原則が `思考の経済学`。 これを無視するところが、トンデモ系最大の特徴かもしれません。 続きを読む
政治 再稼働 原発 とんでも 地震 停止 放射能 近藤誠
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cladegifan @cladegifan
マニアックですが、近藤本についてあれいから色々考えたので、補足の補足。鬱陶しいでしょうが、一度とりつくとトコトン考え続ける性格なので。なお、内容的には難しい点があると思いますので、`思考の経済学`っていう(例によって)僕の造語だけ理解していただければ結構です。
cladegifan @cladegifan
ほぼ同内容の本の解説として、患者よ癌と闘うな? http://t.co/oqnXbq8y を利用させていただきます。僕が、改めて本書を見直してみて疑問に感じたのは、何でこの本がトンデモなんだろう?ということです(オイオイ....)。言っていることは、別におかしくないんですよ。
cladegifan @cladegifan
1~3は正論。4は、現在ほとんど行われていることだし。5には問題があるが、抗がん剤の副作用と効果の問題については、多くの臨床医が実感している。事実、肺癌に対して(この当時)、抗がん剤を投与した群の方が余命が短かった。つまり逆効果であるという有名なデータがあり、
cladegifan @cladegifan
副作用のことを考えると、使う意味があるんだろうか?使うことは正当なんだろうか?という自身に対する問いかけは現在でも存在していると思う。そう言う意味で、痛い指摘ではあるが正論の部分が大きい。となると、6も正論。10は正論。7,8に関しては、そういうデータが存在するという意味で正論。
cladegifan @cladegifan
結局、変なのは9だけということになる。言い方を変えれば、9を除去して、全体を「Evidenceの乏しい、もしくは無い治療によって患者に無用な苦痛を与えている可能性がある」とまとめれば、啓蒙書ではあるがトンデモにはならない。医師に対しては、
cladegifan @cladegifan
「患者にエビデンスを提示し、インフォームドコンセントを徹底するべきだ」という警告を出せるし、患者に対しては、「必ずしも一人の医師の言うことが正しいとは限らないので、セカンドオピニオンを得ルことが重要です」という啓蒙になる。厚労省に対しては、「エビデンスのはっきりしない医療行為に、
cladegifan @cladegifan
保険を適用することは問題がある」という指摘になる。激しい反論はあるだろうが、真っ当な議論であって、異常者扱いはされないはずだ。そもそも、ここに書いた、エビデンス、インフォームドコンセント、告知、セカンドオピニオン等、現在では当たり前に知られ、行われているが当時はそうでなかった。
cladegifan @cladegifan
そういう意味では、先見的に現在を先取りしていたとも言えるわけで、むしろ優れた本だったのではないかと思えてしまうわけだ。では、何がおかしいのだろうか?僕がこの本を読んだ当時、すぐに、この本の問題の本質は、9にあると直感した。がんもどき説だ。頭に浮かんだのは、彼の思考のプロセス。
cladegifan @cladegifan
つまり、近藤は、一連のデータを知った後、一見常識とかけ離れたこれらのデータを説明するため、がんもどきという概念を捻り出した。次に、その概念を元に一連の知識を再構成してあの本を書いた。そう判断した。彼が何をどう考えて、どの様な思考で書いたのか、手に取るように把握できた。
cladegifan @cladegifan
本を書き終えるまでのプロセスが完全に`見えた`。それを元に、同じプロセスを追いかけて組み立てたのが「患者よ、AIDSと闘うな」。仮説を理論と誤魔化して全体を組み立てる等、手法をパクっています。ただ、良く考えると、自分が最も本質的な点をパクっていなかったことにも気付いた。
cladegifan @cladegifan
ぐずぐず書いてきたが、自分の思考のプロセスを追っかけてかいているので、勘弁して欲しい。近藤のおかしな点は、前述した`思考の経済学`を理解していない点にあった。つまり、例えば、早期発見、早期手術の効果が統計上認められないというデータを見た時、普通はこう考えるはずだ。
cladegifan @cladegifan
「早期癌に対する手術の技術が未熟」、「早期発見の技術が未熟」。主に後者だろうか。そこで、「胃癌の検診に、内視鏡偏重ではなく、胃バリ検査も併用したらどうだろうか」、「肺癌検診として、CTを導入出来ないだろうか」といった改善案が生まれる。そうした改善案を実行し、
cladegifan @cladegifan
その後、10年単位の改善が行われ、例えば、コンマミリ単位の癌を完全に発見出来る検査が発明された。手術の技術も、どう考えても問題が無い程度にまで向上した。それにも関わらず有意差が出ない場合に、始めて「我々の癌に対する認識が根本的に間違っていたのではないだろうか?」
cladegifan @cladegifan
という疑念が生じ、がんもどき説の様な学説?が提唱されるのが普通。これは、一般の(まとまな)科学者が`思考の経済学`に則って思考してるから。思考の経済学とは、ある事実やデータに対し、考えられ得る幾つかの説明が存在する場合、導入する上で最も経済的な説明を導入するという大原則である。
cladegifan @cladegifan
こう書くと難しそうだが、いたって簡単なこと。例を挙げる。貴方が夜道を歩いていた。その時、前を歩いているペンギンに気付いたとする。貴方ならどう考えるか?普通は、「動物園から逃げ出したんだな」と考えるはず。近くに動物園が無ければ、「どこかの家のペットが逃げ出した」と考えるはず。
cladegifan @cladegifan
つまり、最も平凡で当たり前な仮説を考えるはずで、これが思考の経済学。ところが、トンデモのある種最大の特徴は、これを無視する点で、いきなり、「南極からテレポートした」、「南極から、UFOが拉致して、実験が終わった後でここに放り出した」と考える。これ、良く解るのではなだろうか。
cladegifan @cladegifan
これらの説は、可能性として無視出来ないわけではない。しかし、著しく高い代価を支払う事になる。テレポーテーション、UFOといった、現代科学がひっくり返る様な物を導入しなければならないからだ。つまり、思考の経済学に反するわけだが、
cladegifan @cladegifan
そういう思考を当たり前に行ってしまう頭の構造を彼らは持っている。色々読んでいて思うのだが、意識的にやっているわけではなく、多分、無意識にやっている。それと、頭の良し悪しとは必ずしも関係ない。近藤にしても、頭が悪いというわけではなく、ああいうのが好きなんだろうなぁと思う。
cladegifan @cladegifan
ごく自然に、がんもどきという概念を思いついてしまう。気質というかなんというか。まあ、アインシュタインみたいな存在に対する憧れがあったりするのかなぁと思ってみたりもするわけです。常識的なことを語っても、あまり尊敬されない。画期的な理論を提示して世間をあっと言わせたい。
cladegifan @cladegifan
これは前にも書きましたけど、近藤にしても、その他トンデモ系にしても同じ様な願望が心の底にあるのかもしれない。特に、専門家系トンデモについてはね。実際、前に書いた様に、作業仮説として思いつくのは自由で、研究するのも自由です。実際に証明出来れば大変な業績でしょう。あくまで証明出来れば
cladegifan @cladegifan
それと、ある意味、近藤は非常に真面目な人なのかもしれない。そんな事も考えました。だから、愚尚にデータを受け止め、それを強引に解釈しようとして嵌まった。そんな気もします。まあ、長くなりましたが、思考の経済学を覚えていただければ幸いです。

コメント

cladegifan @cladegifan 2012年5月23日
本当は、トンデモ系を一番読んで欲しいのは学校の先生です。 特に物理系のトンデモは、人間がどこで間違えるのか、どこを理解出来ないのか理解する上で助けになります。 これ、読まれてる方で学校の先生がいらっしゃったら、是非トンデモ系を読んでみて下さい。 嵌まらない程度に(笑)。
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