【現代語訳】徒然草第十一段「神無月のころ」
原文
神無月のころ、栗栖野といふ所を過ぎて、ある山里に尋ね入る事侍りしに、遥かなる苔の細道を踏み分けて、心ぼそく住みなしたる庵あり。木の葉に埋もるゝ懸樋の雫ならでは、つゆおとなふものなし。閼伽棚に菊・紅葉など折り散らしたる、さすがに、住む人のあればなるべし。
かくてもあられけるよとあはれに見るほどに、かなたの庭に、大きなる柑子の木の、枝もたわゝになりたるが、まはりをきびしく囲ひたりしこそ、少しことさめて、この木なからましかばと覚えしか。
※訳文作成にあたっては、上記の原文を含め、吾妻利秋氏による徒然草全訳ホームページのみ参照した。
続きを読む
- jesuisunchat
- 5842
- 0
- 0
- 0
ぼねり🚶🏻🐈🦕🦦🐎🧸❤️🚶♀️🦉🐙
@jesuisunchat
「神様がみんな出雲に集まって留守しちゃう頃かな、栗栖野っていう場所を通り過ぎて、ナントカという山里に入っていったことがあるのですが、いつ終わるんやねん!と突っ込みたくなるような、苔むしてて、道とも言えないようなほそーい道を、落ち葉を踏み踏み分け入って進んで行ったら、
2012-05-31 22:14:16
ぼねり🚶🏻🐈🦕🦦🐎🧸❤️🚶♀️🦉🐙
@jesuisunchat
おいおい大丈夫かよ、と言ってしまいそうな暮らしの垣間見える庵があるのよ。雨水タンクが繋がってるあのホース、雨降ったら、ちょろちょろ、みたいな音するじゃん?あの音以外、ホント、音もしないしお友達も来ないし。閼伽棚見たらさ、菊とかモミジとかさ、
2012-05-31 22:19:50
ぼねり🚶🏻🐈🦕🦦🐎🧸❤️🚶♀️🦉🐙
@jesuisunchat
手折って散らしてあるから、まぁ、こりゃさすがに誰か住んでるからなんだろうな、みたいな。ふえー、こんな暮らしでもやってけるんだー、ってしみじみ見てたら、反対側の庭にさ、でっかい柑子の木が、枝がしなるくらいになっちゃってんだけどさ、ぐるりをみっちり囲っちゃってんのね。
2012-05-31 22:23:18