オウムの熱狂はどこに行った―Nスペ「未解決事件オウム真理教」を観て
未解決事件「オウム」、再現ドラマは「?」だった。新聞記者・萩原聖人が実在の元信者に話を聞くんだが「最初の殺人を隠蔽したから組織が暴走した。企業の不祥事と同じ」と言った時にはひっくり返った。幾ら90年代以降、企業の不祥事が相次いだからってねえNHK。そっちに矮小化するのか #nhk
2012-05-26 23:35:08気になったのは、なぜ今オウムなのかということ。概ね凡庸な番組の特筆すべき点はオウム発足当初からの麻原の肉声が録音されたテープが150本も見つかったこと。麻原がためらう上祐らを殺人肯定に誘導する生々しいやり取り弟子の暴走でなく麻原の指示によるものだったことの明白な証拠。#nhk
2012-05-26 23:49:47麻原はカリスマである。弟子の暴走などであるわけがない。だからこのテープの麻原の弟子誘導は事実だろう。だが、なぜ今麻原の首謀を強く印象づける声が今、テレビで流れるのか。そもそも発足当初からの録音テープがなぜ150本も警察に押収されず見つかったのか。今頃になって。#nhk
2012-05-26 23:58:03150本のテープをNHKに提供したのは元オウムの幹部だという。なぜ元幹部は今になってそういう事をするのか。公安にマークされているはずなのにそんなこと出来ないはずだと考えて逆に思いつくのは、公安のスパイ信者が警察の許可ないし奨励の下、テープを提供したのではないかということ。#nhk
2012-05-27 00:05:32もちろんこれは私の推測。仮に警察ー引いては政府が150本のテープをNHKに提供し、麻原が弟子を殺人に誘導する肉声を伝えさせたということは、一切無言で殺人首謀を確認できない麻原の首謀性を、国民に印象づける狙いがあるのではないか。つまり早期の死刑執行の狙いである。
2012-05-27 00:12:20あとこれも何度も言ってるけど、サリン事件よりちょっと前に、かの産経新聞が、ソ連崩壊後のロシアに世界中から色んな宗教が布教に押し寄せてるのを自由の象徴だ素晴らしいと(産経は反共なので「宗教は阿片である」とされた宗教は「敵の敵は味方」)賞賛しオウムもそのひとつとして
2012-05-27 02:07:58今回はオウムvs警察。この中でオウムがサリン事件で警察の操作を攪乱する程度ではなく、作ろうとしたサリンは700トンで皇居を取り囲むように何カ所も拠点を準備しており、国家の中枢を破壊するクーデタを準備していたおことが語られる。宗教組織ではなくテロ集団のイメージ。#nhk
2012-05-27 22:34:43森村誠一とともに「悪魔の飽食」を書いた下里正樹氏は「オウムの黒い霧」で、オウムを宗教の名を借りた極右軍事組織にメタモルフォーゼしたと書いていた。サリン製造には、土谷のみならず信者の自衛官が係わっていたはずだ、そうでなければ作れないとも書いていたな。真相はもはや闇の中だが。#nhk
2012-05-27 22:43:34ジャーナリストの故・山川暁夫は事件直後から「国松長官狙撃犯は絶対にあがらない。あがるわけがない」と言っていたな。本当に犯人はあがらず、時効を迎えてしまった。下里氏も山川氏も、オウムのみではなく、その「背後」があることをしきりに指摘していたのを思い出す。#nhk
2012-05-27 22:49:55麻原が最初から主導していたのは分かったが、「未解決」としてまず取り上げなければならないのは国松長官暗殺未遂事件だろう。これこそ迫るべき闇。 / “番組概要|file.02 オウム真理教|NHK 未解決事件” http://t.co/cBjNlMl6
2012-05-31 14:53:45石原慎太郎は、警察によるオウム教施設の手入れの開始から数週間後に議員を辞職した。 『ハマコーの非常事態宣言』(浜田幸一著)で、“石原はオウム教に莫大な寄付をしていた”と名指しで非難されている。
2012-05-29 19:43:20。「これも載せられないけど、石原慎太郎の四男がオウム真理教の幹部だって知ってます?」と語る。さらにhttp://t.co/L1BLbcJr
2012-05-29 19:41:14太田俊寛「オウム真理教の精神史」(春秋社)。全体主義、ロマン主義、原理主義、そしてカリスマ論を駆使して語られるオウム真理教分析が今なお生々しくあてはまることを確認。これは「オウムは克服されていない」という程度では済まない。今ファシズムに浸食されつつあるからこそ、この本は生々しい。
2012-05-30 00:29:24日本をクーデタでひっくり返す極右軍事組織とオウムを定義、ヤクザ、統一協会、ロシアなどとのコネクション追う。隠謀論系ではあるが、単なる宗教組織という見方に疑問を突き付けた視点は重要「オウムの黒い霧―オウム裁判を読み解く11のカギ 下里 正樹 http://t.co/1DObWona
2012-06-02 01:12:25「国松長官狙撃事件の背後には、オウムを巡る武器と麻薬の密売手密輸入の利権があったと私は見る。オウムが、早川紀代秀や中田清秀を窓口に、シャブと武器密売に手を出していたことは疑いない」オウムの黒い霧
2012-06-02 01:33:36オウムは上九一色の化学プラントで麻薬を製造し、一部を幹部や信者の催眠用に、残りは国内ルートを通して極東マフィア組織に売りさばいていた。…さらにオウムは武器と麻薬の密輸ビジネスを通し、アジア系マフィアの「日本における拠点」のような役割を果たしていたのではないか。「オウムの黒い霧」
2012-06-02 01:36:19「強制捜査の過程で、捜査当局は極東地域の武器とシャブの密輸密売グループに「触った」と思われる。…国松長官を打った犯人グループとオウム科学技術省の村井秀夫氏を暗殺した犯人は、「軍事」と「マフィア」を結ぶ一つの人脈でつながっていると私は考える」オウムの黒い霧
2012-06-02 01:40:08「オウムの捜査をするのはいいが、我々の権益にまで手は出すな。日本国の警察のトップを消すくらいのことは朝飯前だぞ—私の見るところ、国松長官への狙撃の半分の目的は、暗黒世界からの断固とした警告ではなかったか」オウムの黒い霧
2012-06-02 01:42:45何だ、学術書でも下里正樹と同じ結論か。「オウムの「最終的な目標」とは、…現在の日本社会、ひいては日本国家を壊滅させ、麻原を主権者とする新しい国家を創設するということであった」。大田俊寛「オウム真理教の精神史」
2012-06-03 00:47:34今から17年前に起きた地下鉄サリン事件は彼らの日本国家壊滅の前哨戦だった。彼らは国家内国家を作り、ソ連崩壊で混乱するロシアから自動小銃を輸入、生産体制も整え、サリン大量生産、空中散布の準備をしていた。つまりクーデタ未遂だった。
2012-06-03 00:53:20