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ライスのアニメ感想:#168 LUPIN the Third -峰不二子という女-(10)

LUPIN the Third -峰不二子という女-の10話感想です。 ルパンがさまよう不二子の過去と現実と幻。 一筋縄でいかない女の過去を知ったルパン。 峰不二子という物語に踊らされるルパンはいったいどう出るのか。
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テリー・ライス @terry_rice88

LUPIN the Third -峰不二子という女- Ep.10「死んだ街」不二子の謎を巡り、ルパンと銭形がアルメイダ伯爵と死んだ街、オイレンシュピーゲルと麻薬フロイライン・オイレに迫るエピソードでした。翻ってみれば、銭形回だったのやも。というかまともに刑事してる銭形は初めてだw

2012-06-08 11:16:32
テリー・ライス @terry_rice88

どうもルパンは不二子に出会う以前から伯爵側と接触していて、第1話の邂逅も仕組まれたものであったと言うネタ晴らしがあって、最終局面に向けて話が進んだ印象がありましたねえ。銭形の方もなぜルパンは不二子を狙うのかと調査の末に伯爵にたどり着いた感じか。

2012-06-08 11:21:59
テリー・ライス @terry_rice88

結局、新薬の人体実験と麻薬精製が明らかになったはいいがオイレンシュピーゲルの街自体が立ち入り禁止の閉鎖地域だったために闇の中へ。そして不二子の謎もまた深まるばかりといった感じ。そもそもアルメイダ伯爵はまだ生きているのかどうかすらも妖しい所だなあ。ふくろう男のビジュアルは不気味だ。

2012-06-08 11:24:33
テリー・ライス @terry_rice88

あらすじをただ捉える(解釈する)とそうなわけだけど、それ以上に画面上で発生している展開が悪夢と不安と恐怖と不条理に満ちた感じだった。夢か現か、ルパンと同じように夢と幻の中をさまよっていたような感覚を得たなあと。それこそ、ミニシアター系の不条理映画さながらだったと思う。

2012-06-08 11:27:46
テリー・ライス @terry_rice88

ここで考えるべきなのはやはり本作のタイトルなのでしょう。LUPIN the Third -峰不二子という女-。やはりこれは「ルパン三世」である以上に「峰不二子という女」の物語なのでしょう。であるから、物語の主体は峰不二子の方にあると考えると非常にスムーズかな。

2012-06-08 11:33:31
テリー・ライス @terry_rice88

ルパンが不二子という「物語の根幹」を探るというのが今回のエピソードの基本構造だと考えると、アルメイダ伯爵と共にオイレンシュピーゲル、不二子の父親らしき人物も実在はしておらず、全て「不二子の過去」として機能しており、彼女にとって現実であり、幻でもあるかなというところか。

2012-06-08 11:36:21
テリー・ライス @terry_rice88

不二子の過去へルパンが迷い込んでしまったから、彼の実際立っている場所そのものが現実と幻の境界線を揺らがせてしまった。それは銭形も同様で、ルパンを追跡した結果、不二子の過去を探る羽目になって、「知りすぎた」ために迷ってしまった。それらの呼び水となったのが麻薬のフロイライン・オイレ。

2012-06-08 11:39:08
テリー・ライス @terry_rice88

フクロウが重要な位置を占めているのは作中で示されたとおり、女神であるミネルヴァの使いとされ、森の賢人として象徴されるのと同時に日本においては死の象徴で不吉な存在であるというのがダブルで使われていそうだなあ。不二子にとっては「死んだ過去」であるという事の強調なのかもしれない。

2012-06-08 11:44:36
テリー・ライス @terry_rice88

そういえば、ミネルヴァと共に出てきたのがドイツの哲学者ヘーゲル。調べると著作に「精神現象学」という本があるようで。主に意識について語れた本の模様。次のツイートでwikipediaの説明を少し抜粋します。元リンクはこちら→ http://t.co/Kdow48fR

2012-06-08 12:33:23
テリー・ライス @terry_rice88

「意識そのもの」の段階では、「感性的意識」から「知覚」へ、そして「悟性」へと認識が深められる。次にこのような認識の主体としての「自己」が自覚され、「自己意識」が生じる。

2012-06-08 12:34:26
テリー・ライス @terry_rice88

この「自己意識」と同質な意識を他者にも認めることによって、他人の「自己意識」をも認識し、単なる自我を超えた普遍的な、他者との共通性を持つ「自己」、「理性」の現れとしての「自己」を認識にするに至る。この過程が「精神現象学」である。 以上抜粋。

2012-06-08 12:34:46
テリー・ライス @terry_rice88

簡単に言えば感覚的意識から自己意識が見出され、他者を認める事によって、理性の表れとして自己を認識するって感じか?まあ、ちゃんと読んでみないと詳しい事は分かりませんけども。これらを踏まえ、今回のエピソードでルパンは不二子と過去を共有した状態となったって判断したと考えていいのかも。

2012-06-08 12:38:52
テリー・ライス @terry_rice88

とまあ、不二子の自意識へ踏み込み話になってきているのだけど、不二子本人が全く登場していないのもまたメタ的ではあるのかなあと。彼女本人が「物語」であるから、ルパンがさまよう羽目になったというのは言うに及ばず、彼女という物語の上で踊らされる男というのは女に翻弄される男性と言っていい。

2012-06-08 12:43:11
テリー・ライス @terry_rice88

今回も舞台のセッティングがやはり「カリオストロの城」を多分に意識したもの(裏びれた国際空港しかないヨーロッパの小国、突如現れた不二子の父親?の最初の台詞がカリ城の園丁の爺さんの台詞まま、そして城)で、そこで不二子が実験体であったとしても、彼女はクラリスの位置なんだろうなあと。

2012-06-08 12:48:40
テリー・ライス @terry_rice88

故にルパンに救われる女性としての側面がより強調されていた感じだけど、さらに不二子の自意識に踏み込んでいったおかげで「ビューティフル・ドリーマー」のような趣も呈してきてるか。そういえばラムも奔放な女性ではあるよなあ。不二子は「過去から逃げ出したい女」というのが先に来るけども。

2012-06-08 12:51:32
テリー・ライス @terry_rice88

ラムは「今がいつまでもずっと続いて欲しい」と思った女だけど、不二子は「全力で後ろめたい過去から逃げ出して今と言う刹那を生きる」と考える女だからアプローチが全然違うけど、恐らく解決方法はどちらも一緒なんだろうなあと思う。過去の自分を切り離しているからこそ、前回のような行動に出る訳ね

2012-06-08 12:54:59
テリー・ライス @terry_rice88

となるとやはり一番、本作を物語っているのはOPの不二子同士のキスシーンであるよなあ、現在と過去が合一することで、峰不二子という女ははじめて成立すると。いろんな意味で始まりの物語なのだなあと認識せざるを得ないかなあ。ただこれはルパン三世という作品でもあるのでどうバトンタッチするのか

2012-06-08 12:58:21
テリー・ライス @terry_rice88

今後の展開を含めても、ルパンがどう動くかが注目だけどそれ以上にオスカーの動向も目が離せないな。銭形に拒絶されたのを逆恨みして、その嫉妬の矛先がルパンではなく不二子に向かうとなるとラスボスはオスカーなのか。そういえばオスカーって苗字が明かされてないよな?ファミリーネームじゃないよね

2012-06-08 13:04:13
テリー・ライス @terry_rice88

まあ、色んな可能性があるから捨てきれないけど、オスカーもまた不二子の過去に関わっていそうにも思えるんだよなあ。それとも現在を生きるための踏み絵なのかもしれないけども。それはそうと前回、五ェ門と再開して不二子本人はどこへ行ったのだろうか。話は混迷を極めていくなあ。

2012-06-08 13:07:04
テリー・ライス @terry_rice88

複雑怪奇なこの物語が女性という存在の複雑怪奇さと直結しているようなそんな感覚を受ける話になってきました。ルパンは不二子をどう救い出すのか。不二子はその時どう出るのか。楽しみです。最終二話は完全に放送直前まで情報が出ないようですし、なにか仕掛けがありそうですね。

2012-06-08 13:10:19
テリー・ライス @terry_rice88

といったところで今回の感想は以上。どうもありがとうございました。それではまた次回です。

2012-06-08 13:10:56

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