1号機は地震で配管破断(破損)してた?してない?

まとめ主(@akachun)はその可能性が極めて高い(ほぼ確実)と考えていましたが、 @arthurc2001氏から「全てのデータは配管破断がなかったことを裏付けている」 との指摘があり、バトルとなりました。 その一部始終をまとめてみました。
14
前へ 1 ・・ 7 8
akachun @akachun

あ、メンションのスペル間違えてた。× @artfurc2001 → ○ @arthurc2001 失礼しました。

2012-06-14 00:16:31
akachun @akachun

MAAP解析批判10 「原子炉冷却材圧力バウンダリから格納容器への漏洩が生じた」なら、その経路は3つしか考えられない。一次冷却系配管の損傷か、圧力容器そのものの損傷か、主蒸気逃がし安全弁の開固着(弁が空きっぱなしになること)だ。なぜその経路の検討をしないのか。

2012-06-14 00:24:09
akachun @akachun

要するに東電は一次系配管の損傷なんて前提にしたくないのだ。想定内の地震で損傷したなんて認めたくないのだ。加えてマークⅠの圧力抑制機能がLOCA時に働かなかったことも隠したいのだ。だからできるだけ早くメルトダウンを起こし原子炉の底に穴を開けてD/W圧力異常上昇を説明しようとした

2012-06-14 00:31:45
akachun @akachun

シミュレーションを頑張ったけれど、ICの作動を無視しても15時間、IC作動を考慮すると30時原子炉の底に穴は空かなかっ結局、12時間後に7.4気圧なった原因、プロセスを説明できず。「冷却材の漏洩があったと考えられる」とほとんど白旗を挙げたのが東電の解析だ。

2012-06-14 00:48:47

その後

akachun @akachun

.@arthurc2001 今回の件、私も仮まとめしてます。(@kuratanさんがどうされるかにもよりますが、公開する場合はもちろん両名の許可を頂戴します) それを読み返して、一つ事実誤認があったことを認めますICを1号機にしかない古いシステムだと過小評価してました。

2012-06-14 03:02:02
akachun @akachun

(参考)原子力安全基盤機構による非常用複水機(IC)作動時の原子炉挙動解析 http://t.co/BTHdPgnx 地震直後のIC起動とそれにともなう圧力容器の減圧効果を解析。配管破損による圧力低下がなかったのかも検証している。

2012-06-14 03:18:31
akachun @akachun

非常用複水機→非常用複水器 でした。めんどいからICでいいよね。

2012-06-14 03:21:50
akachun @akachun

@arthurc2001 SBO後の現場の対応を「慌てっぷりは酷い」と言ったことで怒らせてしまったことをお詫びいたします。私は現場の対応を酷いとは全く思っていません。東電(本社)の報告より実際はもっと過酷な事態が進行していただろうと思っているのです。

2012-06-14 03:29:19
akachun @akachun

現場の対応が酷いと言いたいのじゃなくて、むしろ逆で現場がどんなに頑張ってもメルトダウンを止められないような事態が起きてたと思っているのだ。そう思いたいのかもしれないが。

2012-06-14 03:36:29
@arthurc2001

今度はCCSの運転に不満もってるみたいだけど、もう正直「こうだろう」と説明するの面倒臭い……

2012-06-14 05:58:47
akachun @akachun

田中三彦氏「大口径の配管が破断したのなら原子炉圧力は急激に下がるが、中小規模のLOCAなら、崩壊熱による圧力上昇分があるので、直ちに目に見えるほど圧力が低下することはないだろう。但し始めは小規模でも、徐々に破損部位が拡大して圧力と水位の低下が顕著になってくる可能性はある」(要約

2012-06-14 10:50:58
akachun @akachun

中間報告書添付資料52頁 添付6-1(8)(2/4)原子炉圧力の過渡現象データ(IC起動後)に直線を引いてみた http://t.co/J0mpUMhr 圧力減少ラインも上昇ラインも直線的ではなく、山なり曲線だ。減少ラインの方が特に初期の方がカーブが大きい

2012-06-14 11:44:46
拡大
akachun @akachun

↓これは時間経過とともに崩壊熱が減少し、原子炉圧力の上昇速度が徐々に遅くなっているものと考えられる。

2012-06-14 11:48:56
akachun @akachun

地震でLOCAが起きてその分の圧力低下があると仮定した場合、時間経過とともに破損部位が徐々に拡大し、圧力低下が加速している可能性もひょっとしたらあるのかもしれないが。それだと多分これほど滑らかなカーブは描かない気がする

2012-06-14 11:54:38
akachun @akachun

破壊力学を勉強したことはないので確かなことは言えないけれど、小規模LOCAが蒸気噴出で破損部位が拡大していく過程は、「徐々に」というより「段階的に」拡大すると思う。ある程度の応力がたまった時にバキバキッと。

2012-06-14 12:19:06
akachun @akachun

「1号機LOCA原因説」に対して「地震直後のデータに配管破断を示す証拠はない」という意見がある。確かに証拠は見当たらない。しかし①見落としがある可能性②顕著にデータに現れない小規模LOCAから後に中規模LOCAへ進展した可能性③データ改ざんの可能性の3つを挙げておきたい

2012-06-14 16:30:57
akachun @akachun

①見落としの可能性 についての一つ指摘。地震、炉心緊急停止の直後、外部電源喪失MSIV閉鎖という「非常事態」を受けて2機のICが14:52に自動起動してから15:04に手動停止されるまでの12分間。原子炉圧力が2.6MPa低下し、格納容器圧力、温度が上昇している。

2012-06-14 16:46:12
akachun @akachun

東電は原子炉圧力低下はICの減圧効果によるものであり、格納容器圧力と温度の上昇は格納容器空調停止に伴うものだと判断しているが、本当にそれだけだろうか。東電のMAAP解析によればIC起動で見込まれる原子炉の減圧効果は約1.7MPaで過渡現象データより0.9MPa少ない

2012-06-14 16:54:24
akachun @akachun

格納容器圧力の上昇についてはデータが示す単位の意味が分からない(6KPa→8KPa)のでなんとも言えないが、格納容器温度上昇については場所によっては数十℃上昇あるいは瞬間的に10℃程度上昇しており、空調停止による温度上昇以外の理由があっても不思議ではない。

2012-06-14 17:01:33
akachun @akachun

(IC停止とCCS(A系)起動のタイミングが同時なのがなあ・・・・)

2012-06-14 17:06:25
akachun @akachun

格納容器圧力と温度については、「時間とともに上昇速度が落ち着く飽和傾向が見える。LOCAによる上昇ならそうはならない」との指摘を @arthurc2001氏から受けています。これへの明確な反論は今のところないです。(何らかの事象とのバランス?・・・わからない)

2012-06-14 17:19:12
@arthurc2001

@akachun @kuratan MAAPの結果が実際と違うのは私も気になっていて、東電がどう評価して次の報告書に纏めてくるのか、大変興味を持って待っているんですよ。(東電に手伝いに行きたいとずっと人事部門にお願いしてるので、もしかしたら何年か後に自分の目で確認することに)

2012-06-17 00:40:21
前へ 1 ・・ 7 8