2012年6月16日 科学技術社会論学会シンポジウム「東日本大震災をめぐるこれまでとこれから~問題の現在と将来、そのエビデンス~」実況まとめ。
#jssts2012 会場「科学史を。特に津波の話題が減っていったということだが他の話題が増えたのではないか。そしてそれらが忘却の圧力でもあると思う。昨年はあまり大きな国際的なイベントも少なかったと思えるがなぜ関心が下がったのか」
2012-06-16 16:58:41#jssts2012 会場「情報についてその格差が問題と。震災後のマスメディアでの震災情報について、確かに一つの面だが情報も多義的。どのように関連するのか。また環境教育と防災教育の対比、広い意味で環境教育の中で防災も問われる点では」
2012-06-16 17:01:07#jssts2012 標葉氏「どのように忘却されていたのか、3ヶ月単位だとエンタメ関連が一気に増えてきた。ツイッターではディズニー再開での話題も大きかった。また他のメディアのエンタメ中心、日常回帰の中で増えていったと」
2012-06-16 17:02:41#jssts2012 田中氏「情報格差について、ミクロからマクロ、そして南北問題に関連する。今回はSNSが支援に役立ったとされるが、若年層が少なく発信も出来なかったケースも多い。藤代さんなどがボランティア関連や独立検証委にも取り組まれている」
2012-06-16 17:04:22#jssts2012 田中氏「長期的には総務省のデータ、低所得者層のPC所有率が下がっていると。ガラケーだけでいいという層も出ていると。不可視化される被害者が顕著になっていくと。マクロな示唆では検出しにくいもの以上に出てくると」
2012-06-16 17:05:13#jssts2012 田中氏「個々の普及率は実ははっきりしない。防災無線などの関連もあるので、その観点も含めて防災の関連研究を拝見していきたいと」
2012-06-16 17:05:55#jssts2012 大木氏「環境教育に防災も含まれていると考えている。単元としてするよりも、リスクとして見るか、環境教育の一つにするか。今の環境教育は人間優位な発想になってしまっているのではないか。」
2012-06-16 17:06:56#jssts2012 大木氏「自分で自然コントロールできるときには自然の恵みとは言うが、出来ない時には災害といってしまうのが今の教育。その中で子供たちがどう考えるのかと。環境教育に入れるのであれば、人間が守らないといけない、だけの考えから脱却しないと思えます」
2012-06-16 17:08:09#jssts2012 大木氏「『地球の声に耳を澄ませて』という私の本。聞くと環境の話が多い、自然を見て上げようという考えが震災後でも根強いのが実情」
2012-06-16 17:08:59#jssts2012 大木氏「防災教育、怪我として一元化されている一方で、理科にも含まれている。すべての科目で関連する。例えば釜石の例など、地震津波という言葉を常にという取り組みもある」
2012-06-16 17:10:06#jssts2012 司会「中央の発想でシンポジウムにしても、そちらにもシンポジウム公害というのがあるのでは。これから研究をするにしても時間が必要。これまで地元でされてきたような研究を防災にどう貢献させていくかなど」
2012-06-16 17:11:17#jssts2012 粥川氏「予めアポイントを取って取材をしたケースもあるが、現地でその場で直接というのも何度も。しかしどういう経験をしたとすぐに話す人も答えてくれない人もいる。別の方は怒鳴られたということもあると」
2012-06-16 17:12:33#jssts2012 粥川氏「森達也さんらがすぐに現地に入って『311』という映画に。石巻で捜索現場を撮影していたら地元の人に木を投げられて、そのまま映像化している。それでも聞かないとわからないことがあまりにも多いので聞くしか無い」
2012-06-16 17:13:44#jssts2012 粥川氏「知り合いの烏賀陽氏は、泣く人にマイクを向けるのは報道記者の義務と言っていたが、その意見については同意します」
2012-06-16 17:15:05#jssts2012 前波氏「実際のところ産学連携のまともなデータは無いので毎回似たアンケートをとり直している。今回も繰り返されるのでは。圧倒的にリソースが不足している。また組織も外部資金獲得に特化しているので、震災復興にどう活かすか考える能力があるかにも疑問」
2012-06-16 17:16:04#jssts2012 司会「東京からすぐこうやると、持って行くと迷惑になるとも、地元の意見は聞かなくていいという話もある。防災関係では元々連携があったり、東北大などでも聞いて驚いた節がある」
2012-06-16 17:16:51#jssts2012 会場「ライターです。どなたの話でも、見えるところに出てこない、無視される、声を上げられない人の問題も深刻。私自身を生涯を持っているが、自分の意見を持っているという扱いをされない。でもモノを言うことが出来ある意味で恵まれている。」
2012-06-16 17:18:46#jssts2012 会場「見えない、などとは言われうるがよく見るとそこに人はいる。接触の仕方が悪いのではないか、とも思える。日頃の行いとは言うが、それまでそれらを見れなかった人が取材公害を起こしているのは」
2012-06-16 17:21:20#jssts2012 粥川氏「重要な指摘。確かにそうだと、聞き方の悪さも確かに数時間のインタビューからの僅かから見える話もある。しかし自分自身は他に方法がない、敗北している。でも続けるしか無い。」
2012-06-16 17:24:56#jssts2012 大木氏「想定が出来なかった理由について。まず巨大地震のあったと分かっていたのはインドネシアまで世界では南米とアラスカだけでそれをアスペリティモデルとして判断してきた。そのモデルで未経験が起きる発想がなかったと」
2012-06-16 17:26:56#jssts2012 大木氏「つまりは途中経過のモデルと完成されていたモデルとして扱って想定していたのが問題であると。議論の未熟であったなどの問題の他、やはり批判精神の不足などの反省も」
2012-06-16 17:27:52