対話　＠宮台先生

宮台真司 @miyadai

住民投票は「世論調査による決定」の如きポピュリズムでなく、投票までの討論会＆ワークショップを通して〈巨大なフィクションの繭〉を破るためのものです。国策軽視・議会軽視でなく、逆に福島原発事故で出鱈目で露呈した如き国策や議会の歪みを正し、国策や議会の妥当化を支援し、正統性を擁護します

宮台真司 @miyadai

〈巨大なフィクションの繭〉を破るべく、公開討論会やワークショップでは、一部法令に基づいて行政や事業者から情報開示させ、論点毎に立場の異なる専門家を呼んで市民と質疑、最後は専門家を配して当事者である市民が決定します。医療におけるインフォームドコンセント＆セカンドオピニオンと同じです

宮台真司 @miyadai

毎回ロビイで申し上げた通り、二者択一形式なのは討論会＆ワークショップへの真摯かつ広汎な参加を促すため。玉虫色の中間選択肢があれば、俺はそれでいいやと、討論会参加をスキップした投票が増殖します。どうせ拘束型でなく諮問型なのだから後遺症もさして大きくなく、議会で幾らでも補完できます。

宮台真司 @miyadai

僕が半年間、各所で繰り返し述べてきたこれら国際常識を、いまだ本質の理解から程遠い議員を含めた人々に伝え続ける活動が必要です。落選運動に乗り出す方々へ。議員への復讐でなく、住民投票の本質について述べ伝えの持続可能化が目的です。福島原発事故が起きた理由は〈巨大なフィクションの繭〉です

宮台真司 @miyadai

追加的津波対策等を阻んだ「絶対安全神話」。妥当なコスト算定を歪めた「いつかは回る核燃料サイクル」。市場価格より割高な燃料購入を動機づける「総括原価方式」。電源も電力も自由に選べない「垂直統合」。発送電分離のドイツと変わらないのに「垂直統合だから停電が少ない」。全てが出鱈目です。

宮台真司 @miyadai

蛇足。本来の僕は国家主義者で、かつ原発推進の立場です。それが、日本での原発運転に反対し、原発推進的な国策に異を唱えるようになったのは、「ブレーキのない車」問題ないし「ナントカに刃物問題」に気づいたから。だから〈原発をやめることより、原発をやめられない社会をやめる〉と繰り返しました

宮台真司 @miyadai

だから原子力村のボスの一人京都大学原子炉実験所の山名教授にマル激でこう申し上げた。《僕が原子力推進側なら、原子力行政を持続するためにこそ、安全神話や核燃料サイクルや総括原価方式や垂直統合の出鱈目を批判します。フクイチの如き事故があったが最後、信頼を失い、原子力行政が終るからです》

宮台真司 @miyadai

感謝します！　専門家を配し、でなく、専門家を排し、です。RT @hatancho_cminor: @miyadai 最後は、、配し、は、排し、ですよね。先生のツイート読んでれば誤読しないとは思いますが、為念。

巡礼者 @Hagiasophia765

@miyadai http://t.co/4EkFY3Aq　今日、このまとめの連ツイで書きましたが、それは無理な相談でしょう。そんな事をしたら、彼らの乗っかっている資本主義のイデオロギーと矛盾し、原発政策は求心力を失います。結局、原発は国土と命をタネ銭にバクチを続けるしかない

宮台真司 @miyadai

それが違うという証拠に、ドイツは過去２往復、原子力行政が推進と廃止を行き来しました。RT @hagiasophia765: @miyadai http://t.co/VhlNJlnv　今日、このまとめの連ツイで書きましたが、それは無理な相談でしょう。そんな事をしたら、彼らの乗っか

宮台真司 @miyadai

東側に抗って西側資本主義を持続可能にするための謙抑策の正当化が、２０世紀の制度派経済学やケインズ派経済学の、ニューディール的とも呼ばれる目標でした。かつては資源負荷と環境負荷の抑制。今は加えて資本移動自由化の下での過剰流動性と格差の抑制。資本主義を真に持続したい者たちの知恵。

巡礼者 @Hagiasophia765

それは仰るとおりで、資本主義はむしろ民主主義に最適化する為に、常に変化してきたと言えるわけだと思います。先人も、資本主義が成功したのは批判に応じて変化してきたからだと、90年代には書いていました。 RT @miyadai https://t.co/gRqKv6vO

巡礼者 @Hagiasophia765

ですが、共産主義が脱落し、資本主義の論理もまた変化の甲斐なく社会を破綻させてしまうことは、3.11の事故対応で明らかですよね？それに対する回答は更なる変化ですか？その先の新しい思想ですか？　RT @miyadai https://t.co/gRqKv6vO

巡礼者 @Hagiasophia765

変化変化と変わり続ける事を悪いとは書きませんが、本質である個人対集団の対立を避けた変化は無意味ではないのですか？で、そこへの方法論を換えたら、それ、もはや資本主義じゃないですよね？　RT @miyadai https://t.co/gRqKv6vO

宮台真司 @miyadai

民主主義の限界は昨今２面で露呈した。(1)欧州に見る、グローバル化対応と民主主義的決定の両立不能（緊縮策を否定する政権の選択による信用不安の墓穴）。(2)暴排条例全国化に見る、新住民的世論と秩序維持の両立不能（東大の苅部教授によると民主主義には主題化が墓穴に繋がる暗黙の前提あり）

巡礼者 @Hagiasophia765

それは、民主主義の限界でもなんでもなく、１）はただの国債資本主義を利用した負のグローバリズムですよね？　２）は、そもそも日本の民主主義に注目しただけの話ですよね？都合の良いときだけ、日本を民主主義国家扱いする？ RT @miyadai https://t.co/SufAi2y1

巡礼者 @Hagiasophia765

民意の反映されない官僚主義国家で行われているうわべ上の民主主義をとらえて、そら民主主義は失敗したと論ずるのは、いささかおかしくないですか？まずは、官僚主義、専門家信奉の是正ではないのですか？　RT @miyadai https://t.co/SufAi2y1

宮台真司 @miyadai

《今は加えて資本移動自由化の下での過剰流動性と格差の抑制》の主唱者がかつての世銀総裁スティグリッツ。グローバル化を、旧途上国を富ませる唯一の選択と肯定しつつ、グノーシズム研究家ヨナス同様、変化速度を問題にします。後遺症を最小化しないと、必要な変化を否定する世論が全てを台無しにする

巡礼者 @Hagiasophia765

いや、宮台先生も分かりやすいなぁ。自分に不都合になると、途端にこっちを関連付けもRTもしなくなってるｗ　いや、いいよいいよ。面白い

巡礼者 @Hagiasophia765

私は、何度も資本主義と共産主義は、民主主義の思想的パートナーとしてふさわしくないと書いています。で、それらの現象原理は、すべて資本主義の論理に基づいて、最適化された結果の行動でしかない。 RT @miyadai https://t.co/jkKplmSP

宮台真司 @miyadai

国語能力ゼロ。民主主義の「不可能性と不可避性」を巡る調整問題。RT @Hagiasophia765　うわべ上の民主主義をとらえて、そら民主主義は失敗したと論ずるのは、いささかおかしくないですか？

巡礼者 @Hagiasophia765

なるほど、そうかもしれませんね。民主主義の中に、絶対的に資本主義を不可分の構成要素として外さずに、思考実験をくりかえせば、そのような主張になりますし、私の理解も言葉も、国語能力の限界を超えるでしょうな。 RT @miyadai https://t.co/OO5Y0BVr

巡礼者 @Hagiasophia765

専門家を排除して、別の権威性にすがるなら、何の意味も無い RT @miyadai 国語能力ゼロ。民主主義の「不可能性と不可避性」を巡る調整問題。RT @Hagiasophia765　うわべ上の民主主義をとらえて、そら民主主義は失敗したと論ずるのは、いささかおかしくないですか？

巡礼者 @Hagiasophia765

今の日本が、まず官僚政治と専門化信奉によって、機能不全陥っているという事実を無視したまま、民主主義を否定するなら、私は貴方の日本語を理解できません。RT @miyadai 国語能力ゼロ。民主主義の「不可能性と不可避性」を巡る調整問題。RT うわべ上の民主主義

巡礼者 @Hagiasophia765

なるほど、それなら永遠に、現状維持の繰り返しですね。専門家・官僚と名前を変えて権威性を付け替えたところで、何も解決しません。今までお話しができて、大変有意義でした。 RT @miyadai https://t.co/bk1xPdfs