120623 法政大学 日本キャリアデザイン学会 特別研究会「東日本大震災後のキャリアデザインについて考える」 上西充子氏ツイートまとめ

上西充子 @mu0283

岩上要約25：高齢者は住み慣れた地を離れたくない。避難した孫は戻ってこないだろうという静かな悲しみを抱えている人もいる。また、お墓参りにいけない、警戒区域にあるお墓からお骨を出せない、自分たちはどこに埋葬されるか、という喪失感もある。

上西充子 @mu0283

岩上要約26：これから、という若い人にとっては、仕事の内容よりも、（どういう価値観をもった）誰と、どこで生きていくか、が重要である場合も。

上西充子 @mu0283

岩上要約27：膨大な広告費を使って行われた311後の絆キャンペーンは、一元的な絆を強調するものだった。個々人は本当は様々な人間関係の中でたくさんの絆を持っている。その点に関する配慮が欠けていた。

上西充子 @mu0283

岩上要約28：友達と離れたくない、クラブ活動をやめたくない、と子どもが避難に反対する例も多い。本当は学校を中心としたコミュニティを築き直し、新しい地への集団移転やサテライト疎開があってもよい。

上西充子 @mu0283

岩上要約29：小田原などでは夏休みにそのような動きもあった。しかし大規模疎開となると行政が動く必要がある。だが県はなるべく県外に出さないようにしており、国も積極的には支援していない。

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岩上要約30：絆キャンペーンは「そこにとどまれ」という意味を含んだ絆だった。避難など、チャレンジした人は皆、個人だった。だから大変だった。

上西充子 @mu0283

岩上要約31：なぜ集落単位の移動を行政が促進しなかったか。つまりは原発の継続ありき、であったから。根っこには安全保障や核の問題がある。

上西充子 @mu0283

岩上要約32：仕事に縛られている人は動けない。「健康が大事」と動いてから、結果として道が開けた人はいる。しかし、新しい仕事に就けないでいる人も多い。今はわずかな手当で猶予期間が与えられているだけ。納得できない気持ちが渦巻いている。

上西充子 @mu0283

岩上要約33：津波の被害もなく、高線量であるだけで住み慣れた地に帰れない人は、一時帰宅で変わらない風景を見て耐え難い思いを抱き、受け入れられずにいる。津波なら「津波にやられた」とはっきりわかる。が、失っていないように見える辛さがある。

上西充子 @mu0283

岩上要約34：警戒区域内で自宅菜園を大切にしていて自殺した高齢女性もいる。酪農家の自殺は報道されたが、風評被害と絡まない自殺は報道されない。

上西充子 @mu0283

岩上要約35：どういう情報の中に身を置いているかの違いは大きい。311前と全く変わらない生活をしている人も中通などには多い。情報をシャットアウトしたり、放射能の話題に抑圧的に対応したりする人もいる。早く復興を、と願っている。

上西充子 @mu0283

岩上要約36：数年後からどういう健康への影響が出てくるか、健康に影響が出たとして因果関係がわかるか、どうケアされるか、分からない。静かな時限爆弾。

上西充子 @mu0283

岩上要約37：県外に出てくる人への支援と、県内にとどまり、比較的線量の低いところにとどまる人への支援は全く違う。どちらも必要であり、どちらも排除してはいけない。

上西充子 @mu0283

岩上要約38：原発立地地域の人々は、原発で働いていた人が多い。仕事が見つけられなければ、再び原発に仕事を見つけるしかない。

上西充子 @mu0283

岩上要約39：福島第二原発では、再稼働に向けた準備が着々と進んでいる。火力発電など代替するものを本気で見つける必要がある。そうでないと、人々は生活のために原発関連の仕事に戻り、原発依存の中で再びものが言えなくなっていく。

上西充子 @mu0283

岩上要約40：今回の原発事故は、影響が長期にわたる、影響が広範囲にわたる、ほとんど保障されない、という、戦災に匹敵する大きな事故。

上西充子 @mu0283

岩上要約41：以上、@iwakamiyasumi　氏の6/23講演のメモ起こしでした。岩上さん、ありがとうございました。お孫ちゃんＴシャツ、買おうかとも思ったのですが、売り上げに貢献できず申し訳ありません！

上西充子 @mu0283

岩上要約42：講演後の雑談の中から。取材に応じてくれないなど、ソースが明示できないために、いろいろわかっていても提示できないことも多い、とのお話。ソースを明示できないまま情報を出すと激しくバッシングされる、とのこと。・・・。