藤原節夫講演会「震源間近の地震!制御棒は間に合うか!」@伊方をとめる3・11学習会

伊方をとめる3・11学習会 日時:2012年3月11日(火)13:30~16:00 場所:コムズ5階大会議室(松山市) 主催:伊方原発をとめる会 http://www.ikata-tomeru.jp 続きを読む
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しまなみ @shimanamis

藤原節夫23 PWRの1次冷却系統(一次冷却系系統図(4ループ)http://t.co/zWqjjV5m )。伊方1・2号機は2ループ、3号機は3ループある。1セットにつき出力は30万キロワット。

2012-06-26 20:31:05
しまなみ @shimanamis

藤原節夫24 ECCSが全部止まると福島と同じことが起きる。それで津波でこれが起きるかというのをストレステストでやっている。加圧器で157気圧に加圧、中には電気ヒーターがあり、蒸気が発生する。

2012-06-26 20:31:41
しまなみ @shimanamis

藤原節夫25 原子炉格納容器の構造(PWR原子炉容器内構造図http://t.co/mnm6WKv6 )。下は10年後、スリーマイル島事故で溶けた核燃料がどうなっていたか(TMI-2号炉容器内の最終状況 http://t.co/qhthPzhD )。

2012-06-26 20:32:11
しまなみ @shimanamis

藤原節夫26 黄色( http://t.co/qhthPzhD では「溶融固化物質」)がコリウム、溶融した燃料。福島も溶融し冷却され、こういう状態になっていたが、(原子炉格納容器の)中に留まらず外に出た。

2012-06-26 20:33:20
しまなみ @shimanamis

藤原節夫27 これは燃料集合体と制御棒クラスタ(同じではないですが→ http://t.co/K4YEoM7B )。17×17の燃料集合体。その中に制御棒クラスタがある。伊方3号機は2.2秒。引き抜かれた状態から重量落下で自由落下し、2.2秒で全挿入という。

2012-06-26 20:37:24
しまなみ @shimanamis

藤原節夫28 「Q:制御棒の材料は?黒鉛を使っているのか?」銀インジウムかカドミウムでできている。カドミウムは中性子を吸収しやすい。黒鉛は反応を増すので使わない。ホウ素もBWRでは使うが、PWRでは使わない  

2012-06-26 20:37:59
しまなみ @shimanamis

藤原節夫29 では制御棒がなぜ問題なのか。本当に2.2秒で入るのか。地震がないときは、水を押しのけながら入るので自由落下が早い。地震で動いているときには摩擦がある。原子力ムラでもこの点は重々承知していて、「入る」という資料をたくさん作っている。

2012-06-26 20:39:09
しまなみ @shimanamis

藤原節夫30 私は入るかもしれないが、それでは十分ではないだろう、と言いたい。「Q:2.2秒ではなく、5秒とか10秒とかかかるとどうなるのか?危険なのか?」

2012-06-26 20:40:03
しまなみ @shimanamis

藤原節夫31 危険。事故解析の条件に2.2秒が使われる。しかしそれが3、4、5秒と伸びると、中性子が制御棒に吸収されないので、核分裂が継続される。出力が続いた状態が継続して、冷却が間に合わず、被覆管ジルコニウムが1200℃で溶ける。その後も継続したらペレットが溶けだす。

2012-06-26 20:40:31
濱田 眞由美 @mayu1949

@shimanamis 藤原さんんの講演会、私も参加しましたが地震の最中の2.2秒ってかなり長い時間ですよね。制御棒が入らない危険を実感します。

2012-06-26 20:41:02
しまなみ @shimanamis

藤原節夫32 2.2秒を越えればそういう状態になる。資料Aで言っているのは、2.2秒が6、7秒になっても大丈夫と。本当にそうか?実証してもいないのに、そんなことが言えるのか?原子力ムラの人々は2.2秒を超過しても大丈夫と言うが、私は実証しているのか、そんなこと言えるのかと聞きたい

2012-06-26 20:41:49
しまなみ @shimanamis

藤原節夫33 「Q:3号機は2.2秒とのことだが、1、2号機は?」1、2号機は1.8秒。燃料棒集合体のタイプが違う。3号機に比べて温度が上がりにくいため。でも地震が起きた時に、本当に1.8秒、2.2秒が維持できるのか?

2012-06-26 20:42:40
しまなみ @shimanamis

藤原節夫34 「Q:センサーはどう働くのか?センサーに問題はないのか?」 原発構内に設置された地震計で地震を検知する。検知して、自由落下が始まる。検知してから、落ちるまで0.3秒かかる。

2012-06-26 20:44:05
しまなみ @shimanamis

藤原節夫35 980ガルが地球上の重力加速度。980ガル、その3分の2くらいがSs、基準地震動で、耐震設計している。地震計もこの一つで耐震設計しているから、大丈夫ということになっている。 

2012-06-26 20:44:26
しまなみ @shimanamis

藤原節夫36 Q:地震の揺れは縦揺れだけというのはない。三菱重工はどのように考えたのか。そういえば今の愛媛県知事も三菱商事(出身)だ。(会場から笑い)

2012-06-26 20:44:54
しまなみ @shimanamis

藤原節夫37その通り。本題に入る。資料C(伊方発電所3号機制御棒挿入性の評価における応答倍率法の適用法 http://t.co/51mvzKdZ )、バックチェックの資料D(原子力安全所の耐震安全性の確保に向けての原子力安全・保安院の対応 http://t.co/nSR2eW4C

2012-06-26 20:46:27
しまなみ @shimanamis

藤原節夫38 資料C、これは原子力ムラでまとめたもの。微小な地震が起きた時の制御棒の遅れがある。大きな地震でも比例倍率で制御棒の遅れが出るといっている。この問題点を以下に述べる。

2012-06-26 20:47:27
しまなみ @shimanamis

藤原節夫39 ①直下型で大変危険。地震は縦波の後に横波が来る。遠くの震源ではそうなる。縦揺れの間に制御棒が入ればいいが、直下型は制御棒が入らないうちにいきなり横揺れが来る。

2012-06-26 20:47:54
しまなみ @shimanamis

藤原節夫40 ②挿入性評価は、基準地震動での評価。ストレステストは基準地震振動の1.5倍、1.8倍でどうなるかという話。本当に比例で小さな遅れしかないのか?あり得ない。実験は最大と最小からその間を線形推定で見ているが、急激に大きくなる場合もある。

2012-06-26 20:48:37
しまなみ @shimanamis

藤原節夫41 制御棒が曲がる、燃料集合体に全く入らないという事態も考えられる。実験していないので、推定でしかない。安全とは口が裂けても言えない。なのに、原子力ムラの人たちは大丈夫という。利益相反、お手盛りだ。

2012-06-26 20:49:21
しまなみ @shimanamis

藤原節夫42 JNESは原子力推進のために実験するのであって、止めるために実験をするのではない。資料はいろいろ出てくるが、その説明に問題がある。

2012-06-26 20:50:15
しまなみ @shimanamis

藤原節夫43 ③縦振動の試験をしていない。多度津工学試験所の試験は、回転などXYZの同時加振の試験はできない状態でしている実験。横揺れだけした。それで縦はあまり問題はないとした。④三次元振動台はわずかな実績がない。結局、原子力の試験に向かないとして、多度津工学試験所は潰した。

2012-06-26 20:50:49
しまなみ @shimanamis

藤原節夫44 ⑤試験、解析で使う入力波が、本当の数値を反映しているか?壊れにくい正弦波で解析しているのではないか?実際の地震波は、縦振動の大きなものや、速度波形のいびつなものなどさまざま。

2012-06-26 20:51:33
しまなみ @shimanamis

藤原節夫45⑥3ループで2.2秒は本当か?資料Cの5ページは「基準地震動Ss時の評価基準値は2.5秒」「通常運転時の挿入時間=1.87秒」とあり、設置許可申請での安全解析「挿入時間は1.8秒」との整合性がない。Ssの見直し、新基準地震動時の挿入時間と各種事故を重ねた安全解析が必要

2012-06-26 20:52:25
しまなみ @shimanamis

藤原節夫46⑦資料C4ページ「ドライブイン」構成要素は、強震モードがそれぞれ違う。解析を。⑧機器を制作するときには誤差がある。許容誤差を悪い方向に積み上げ、最悪の誤差で試験をしているか?平均では制御棒が入らない場合もある。制御棒の滑り、上下の振動、これらも考慮に入れる必要がある

2012-06-26 20:53:39