格調高くて誇り高いんだからまあ、 貴族の子女だろう。子女で実権もつことはあまりないので、おそらく両親が死んでる。それもおそらくはスチームのせいで。 彼女は古い価値観を守り、自ら剣をとり、悪を名乗る。
2010-01-15 15:54:32いいかい。この手の条件から入るキャラ作りの基本はプロファイリングだ。 なぜこの人はこうなったのかを、逆算してつくっていくんだよ。
2010-01-15 15:55:252.自分が悪いことしているのを十分理解し、その上で悪を自称する。 彼女は頭がいいのでスチームが中世の闇から人を抜け出させるのを知っている。だから彼女は悪を名乗る。
2010-01-15 15:58:463.ある意味正義を達成するために、コスト・採算・法を無視する。 彼女は貴族的性格、性質でコスト・採算を度外視し、法で規制ができないであろうから法を無視する。
2010-01-15 15:58:48で。キャラはできた。しかしこれでは単に萌えキャラであって物語的要請は満たせないんだね。作家としてはがっかりなので、次の段階だ。悪事を考えないといけない。
2010-01-15 16:00:28ではどう悪いことをさせたらいいんだろう。ここでもプロファイリングを行う。これまでの前提を全て肯定・無矛盾する形で推定するという方式で考えていくといい。この辺はパズルで地力で問われるところだけど、いろんなお話を見てれば大丈夫だよ。
2010-01-15 16:03:57格調高い悪というのはね。実は話を始めた段階で戦略的勝利を得てるもんだ。 つまり自分がやられても死んでも、悪は勝ってしまうのね。 アナベル・ガトーよろしく。 彼女が戦って死んでも負けても、法規制はかかる。 つまりはじめた瞬間から悪は成立しちゃってるのね。
2010-01-15 16:10:09読者が最初から全部分かってると欝展開だからね。最初はだたの悪党に見えるくらいでいい。話がすすんでうわーと叫ぶ状況になるよう、がんばってマスキングして、情報を隠していくわけだね。
2010-01-15 16:13:21具体的にはどうするか。笑えるほど簡単なんで、怒るなよ。さっきの設定とかを印刷して、付箋紙で隠していくんだよ。実際に。 これでマスキング終了。
2010-01-15 16:14:41一話目終わったら、これ、一話目終わったら、これをはずす、というように。付箋紙の上に数字をかいていこう。最後は全部とれると、気持ちよく終われる話になるね。なげないで、プロでもほんとはちゃんとやれてる人はあんまいないのよ!
2010-01-15 16:16:13で。実例: 建造終わるまでは体制側に属している だけ。が初期状態であとはマスクされてる。 壮麗な完成式典、現れる巨大空中戦艦。 居並ぶ海軍軍人と一人の貴族娘・・・!!
2010-01-15 16:19:21というのを、シゲマ風主人公の少年は、TVかラジオで見てる。煙突掃除人がいいかな。遠くですげーと見てて、親方に怒られるくらいからスタートでいい。
2010-01-15 16:20:46壮麗な完成式典は、だが一人の裏切りによって惨劇と化した、国家の威信は丸つぶれ。主人公は屋根をぶっこわしながら逃走する戦艦をおいかけて端につかまる。 そこで・・・ぺりぺり 1話目終了で開かされる情報。
2010-01-15 16:22:33明かされる情報は:彼女は古い価値観を守り、自ら剣をとり、悪を名乗る。だ。 そう、物語の最後で主人公と悪の貴族娘は出会う。 悪は言うのだ。剣を、主人公に向けて。私の名前を覚えておきなさい。 かわりに、貴方を地上にもどしてあげる。
2010-01-15 16:24:44ツーかんじでな。 即興でやってるんで、手抜きな展開だけど、手間がかかってるだけでプロだってこの程度のことしかやってないんよ。自信もっていいよ。
2010-01-15 16:26:08#気分を暗くする内容のあとだったので、少しだけ、サービスでいつものぐだぐだ内容ではなく、本物のプロの技を見せてやろうとおもったが。が、書いてみると、なんか普通だったね。すまぬ。
2010-01-15 16:29:14