- akari_story
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噛み砕けば、どんな欲望だって、何かしらの理由あるし、そこを描写しなければ「ただの悪」に見せることは出来るだろうけど、話の厚みは薄くなる。
2012-04-14 19:05:47シェイクスピアで印象に残った悪役は何らかのコンプレックスとか負い目とかがあるわけだけど、それは「過去にこんな事情があって~」とかではない。それは舞台上、「いまここ」にある(場合によっては劇中で作られる)。だから分かりやすいしエグくもある。
2012-04-14 19:11:43RT 『ハムレット』のガートルードとかあの話の元凶だけどコンプレックスとか負い目とかあったっけ? 彼女はデンマーク王の弟をそそのかして王を殺すよう仕向ける。 王は彼女を大切にしていたし(死後幽霊になってもそうだった)、彼女自身は非情そのものだったが、その理由は描かれていなかった。
2012-04-14 19:31:46舞台を前提としたお話だと、ことにそういう傾向はあるのかも。「RPGは舞台を組んでその上で表現しているもの(としたほうが考えやすい)」とかなんとかそういう話を見たこともあるし、こういったことは凄く参考になる。
2012-04-14 19:13:38特に同情させるような背景の描写はなく、かつ魅力的なキャラを持ち、やられても心が痛まない悪役……つまり、お代官様と越後屋ですか。
2012-04-14 19:18:24そういえば水戸黄門って何気に凄いですよね。物凄く簡単に言っちゃうと、毎回怪しい所を調査して悪役を成敗して事件解決するだけという。それなのに個々の話に違いを出して何年も番組を続けるとか、シナリオ書いてる人の頭の中見てみたい
2012-04-14 19:21:38作れない人はきっと根がとてもいい人なのだと思っている。自分はどうだか分からん(まず敵役は作っても、悪役自体はあんまり作らないから)
2012-04-14 19:23:16敵が悪じゃないといけないという理論が一定にあるのは、倒したときに心が痛むというプレイヤーへの配慮という点もあるけれど、私のようにガチ悪役は見るだけでアウトでそこで詰む人もいてるので、製作者も多種多様で、作れない人は無理しなくていいと、そう思っているのザマス。
2012-04-14 19:24:58@ikuyama_akari 魔がさして罪を犯す→それがバレるんじゃないかと怖くなって隠そうとしてまた罪を犯す→…みたいな無限ループになってくと怖いですよねぇ マクベスはそれが鬱すぎて実はあまり読み返したくないくらいですが
2012-04-14 19:26:39中心のキャラはできるだけ性格が形作られていく過程を作中で描写していってリアリティを出そうと思ってるんだけど、「どうしてこんな悪になっちゃったのか」を作中で描写するだけで同情できる系の悪役になるからな・・・リアリティを犠牲にしてしか絶対悪のキャラは作れないんだろうか・・・?
2012-04-14 19:26:42@ikuyama_akari ガチ悪役って難しいです。単純にむかつく相手だと書いてて気分が悪いし、どう動かせばいいのかわからないので。どちらかと言えば「はなっから価値観が違う」ってほうが理にかなってて楽です。考え方がはっきりわかるほう、というべきか。
2012-04-14 20:05:11一方的にサディズムに走ってくるいわゆる絶対悪よりも、ワケアリの敵のほうが好き 感情移入できるほうが基本的に好き 話に厚みがあるものが好き
2012-04-14 20:14:29色々考えたけど シェイクスピア先生の凄いところは悪役の動機やコンプレックスについて「理解はできるけど同情はできない」っていうラインに持ってく匙加減だと思う
2012-04-14 21:11:51