ポカリは、凍りかけがうまい。

川田十夢 @cmrr_xxx

ポカリは、凍りかけがうまい。

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というわけで、今夜は「体にいいはずのGREEN DA・KA・RAを飲むと必ず体調を崩す」ことて定評のある僕が、スポーツドリンクについて調べたことを、汗腺を通さずに放出します。

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世界初のスポーツドリンクはゲータレード。フロリダ大学アメフトチーム「フロリダ・ゲーターズ」のために、同大学の医学・生理学者ロバート・ケード博士によって開発された。1965年のこと。

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日本初のスポーツドリンクはポカリスエット。1980年に発売。発売元の大塚製薬は、1970-1975年にゲータレードの販売を行っていたこともあり、先行知識があった。

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大塚製薬は病院で使われる点滴用リンゲル液を手掛けていたため、その組成がリンゲル液と近いことも知っていた。また、長時間の手術を終えた医師が、リンゲル液を飲用しているという事実も握っていた。

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1975年にゲータレードの販売をやめて1980年にポカリスエットを販売するまでの5年間。大塚製薬は日本人にあう食味の開発に明け暮れた。最終的には、赤穂の塩味饅頭を参考にして、甘みと塩味のバランスを図った。

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次に開発したのはデザインだ。当時「味覚感がない」という理由から敬遠されていた青色を大胆に取り入れて、清涼感を強く印象づけた。永年愛され続けているロゴは、世界的タイポグラファーのヘルムート・シュミットの手によるものだった。

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初期ポカリスエットのCMには、マーゴ・ヘミングウェイが出演。名前の通り、ヘミングウェイの孫である。 https://t.co/mY7zNSGH

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あんまり知られていないが、1990年にはローリング・ストーンズがポカリスエットのCMキャラクターをつとめた。 http://t.co/GioQJlMF

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（いろいろ調べましたが、大体のことはWikipediaに載ってます。） http://t.co/2hTsBTvR

川田十夢 @cmrr_xxx

ちなみに、ポカリスエットとアクエリアス。似てるけど、成分がまるで違います。栄養補給には（塩分と糖分を多く含む）ポカリスエット、水分補給には（アミノ酸を多く含む）アクエリアスがいいみたい。

川田十夢 @cmrr_xxx

粉ポカリを容器にいれてそのままストローですする背徳感ったらなかった。

川田十夢 @cmrr_xxx

きぐちさん、NCAA.のCM映像ありました。 http://t.co/3chQ2sY4

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キリンポストウォーターのブルース・ウィリス、頑張ってた。 http://t.co/o9nNVa9i

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川田十夢 @cmrr_xxx

最後に、ドリンクバーにスポーツドリンクがない謎について。飲料メーカーに勤めていた友人に問いつめたことがあるんだけど、結論としては「水でうすめる濃縮シロップが作れない」から、だそうだ。

川田十夢 @cmrr_xxx

ポカリに関する最後の謎が解けた。いや、氷解した。

川田十夢 @cmrr_xxx

なぜ、ポカリは凍りかけがうまいか。ふたつあって、ひとつは塩分が入ったことによって、水分が凝固する温度が変わるということ。つまり、氷よりも冷たい温度で液体を保っている。舌触りが気持ちいい。

川田十夢 @cmrr_xxx

もうひとつは、塩分と糖分が分離することによって、甘みが引き出されるということ。これは、西瓜に塩の原理と同じ。

AR三兄弟 @ar3bros

こないだ電通へ打合せにいったときに、コカ・コーラのアクエリアスのことを「コカのアク」って略してて。よかれと思って「だったら大塚製薬のポカリスエットは、ツカのポカですね」と発言したけどあまりウケなかった。ツカのポカ。

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凍りかけのポカリがうまいのはわかっているのに、いい塩梅に時を過ごせない。完全に凍ってしまったポカリが融けるのを待つ時間の方が永い。

川田十夢 @cmrr_xxx

何度も凍らせたり融かしたりを繰り返していると、ポカリの甘い成分が損なわれてゆく。終いにはただの塩水になる。