10周年のSPコンテンツ!
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Alata Hasegawa @rob_art
ドクメンタのガイドブックを読んでいて驚いた。Ana Prvackiの作品は、ドクメンタスタッフ(受付、クローク、ガードマンetc)のホスピタリティ(の向上)だったらしい。気づく訳がない。。し、煙草吸ったり雑談したり携帯いじったりしてる人も多かったぞ。「脱物質化する経済」への視座。

■[[そもそもドクメンタって?
:http://ja.wikipedia.org/wiki/ドクメンタ]]

■カッセル市長のご挨拶

■今回のドクメンタについてまとめてる他サイト
ART-IT ドクメンタフォトレポート
とりあえず写真が結構あがってるので、こちらを。
youtube動画検索
作家のインタビューあれこれ。映像作品も少し見れます。
フランシス・アリスのように早速自身のHPで公開してる作家もいます。もっとも、彼の作品はペインティングやドローイング、印刷物も含めたインスタレーションですが。
[[Francis Alys REEL-UNREEL(2012)
:http://www.francisalys.com/public/reel-unreel.html]]
Übungsplatz〔練習場〕-dOCUUENTA(13)関連
福居さんのサイトは大変お世話になっております。。
・[[dOCUMENTA 13についてのTip
:https://to-co-to.com/wp/blog/req/2012/4857/]]
これからいくよという人用。
僕は2日で回りました。一応全部見れましたが、まあ駆け足です。

Alata Hasegawa @rob_art
電車で5時間揺られてる間にガイドブック一通り読んだので、備忘録として連投します。
Alata Hasegawa @rob_art
今回のドクメンタのキーワードにdestroyed/repairがあげられるのではないかと思う。これはまず端的にKader Attiaの作品のタイトル「The Repair」に直接の着想を得ている(僕が)。Kaderの作品にはアフリカの彫刻と負傷兵の写真が出てきます。
Alata Hasegawa @rob_art
植民地時代に破損し修復されたアフリカ彫刻には、ボタンやフランス製の布、鏡の破片など列強の製品があてがわれているものがある。「復元」ではないそれは、明らかに修復部位が露呈している。そのために西洋の博物館にそれらは展示されずにいた。「完璧なオリジナル」ではないからだ。
Alata Hasegawa @rob_art
一方、第一次大戦で鼻を負傷した兵士は手術を受け、「修理」される。大きく潰れ変形した鼻のままに撮影された兵士。ここで彫刻と兵士は異なる倫理的・美的価値観によって今の姿に至っている。そしてどちらも、西洋の「完全性」への疑義を投げかける。そして暴力とトラウマと癒しへと思考を誘う。
Alata Hasegawa @rob_art
さて、今回のドクメンタにはとりわけdestroyedしたものがでてきます。たとえばレバノン内戦で破損し溶けたオブジェまででてきます。もはや作者はいません。あるいは1941年のカッセルへの空襲で被害を受けた本がでてきます。(こちらはそれをとりあげた作家がいます。それも複数。)
Alata Hasegawa @rob_art
あるいは多くの「戦争」がでてきます。レバノン内戦やカッセル空襲以外にも、ホロコースト、クメール・ルージュナ、パレスチナとイスラエル、アフガニスタン、プラハの春。モランディの静物画とファシズム、ダリの反歴史画、ヒトラーが自殺した日にヒトラーの浴槽でシャワーを浴びたミラーの写真。
Alata Hasegawa @rob_art
そうした破壊/修理とそこに生まれるトラウマと癒し。マン・レイの弟子兼愛人のLee Miller(有名なメトロノームの目の女性です)がヒトラー自殺の日にヒトラーの別荘の浴槽でシャワーを浴びたのは象徴的だと本キュレーターのChristov-Bakagievは書いています。
Alata Hasegawa @rob_art
この問題について深く掘り下げ、うまく作品としてまとめあげていたなと思うのは、Omer Fast(アフガンで息子を失ったドイツ夫婦が「代理息子」と会う話)です。彼はかなり重要な作家だと思います。フランクフルトで見た自爆テロを題材にした作品も非常に良かったです。

ちょっと前に東京都現代美術館でも展示された、Omer Fast。
彼の作品は、何かが物語られるとき、ある出来事が再現されるとき、何が不問とされ、何が強調され、何が見過ごされ、あるいは無視され、何がズレていくのか、ということを、見事に示しています。ストーリー自体がループ構造となっているものも多く、途中から見ても基本的に問題がないのもうまいなと思います。

http://www.youtube.com/watch?

v=srUh5M4kUyohttp://www.youtube.com/watch?v=srUh5M4kUyo

Alata Hasegawa @rob_art
他方ベトナム戦争でアメリが軍が落とした爆弾によってできたクレーターが今池となっており、現地の人間がクメール語で「BOMB POND」と呼んでいることを題材にしたプノンペン出身の作家Vandy Rattanaなどは、あまりにストレートすぎるのではと。しっかり作品見れてませんが。。
Alata Hasegawa @rob_art
ドクメンタにはもうひとつ重要な要素として、高度資本主義再考がありますが、僕はこれが破壊/修理というキーワードからシームレスに繋がっていると思います。戦争が経済と不可分であり、現在の経済はまた脱物質化た貨幣や標準化した時間とも深く結びついているからです。
Alata Hasegawa @rob_art
今回であればAND AND ANDという作家グループがこの問題について多角的に議論を重ねています。ドクメンタ・スタッフのホスピタリティを作品としたAna Prvackiや、標準化した時間に飲み込まれ行く19世紀フランスを取り上げたWilliam Kentridgeなど手法は様々。

参考。"Wandering Band" by Ana Prvacki - June 11-13 2010, Highline, NYC
http://vimeo.com/13463904

[[William Kentridge new collaboration, Dancing with Dada
:http://www.davidkrutprojectscapetown.com/news2/william-kentridge-new-collaboration-dancing-with-dada/]]
木炭を用いたドローイング・アニメーションで有名なケントリッジですが、舞台や彫刻作品なども発表しています。
今回はDada Masiloとのコラボレーション作品など、ドクメンタ発表作品「Refusal of Time」に至るまでにさまざまな関連作品を発表しています。

ウィリアム・ケントリッジによる講義動画
と、そのまとめ

Alata Hasegawa @rob_art
と、ここまではお行儀のいい備忘録でしたが、個別の作品で良かったなと思うのは、ティノ・セーガルであったり、大竹伸朗であったり、一見巨大植木鉢が規則的に並んでるだけかと思いきや、会期中少しずつ動かされ、オランジェリーへと「行進」する動く彫刻(Maria Loboda)だったりします。

ティノ・セーガルについてはこの展示の感想がイメージを持ち易いかも。
http://www.shift.jp.org/ja/archives/2005/03/tino_segal.html

Tino Sehgal-Wikipedia
ドキュメントや記録を一切残さない彼らしく、今回のカタログにも彼の作品についてのページはありません。(目次にはちゃんとあるんですが、そのページだけ落丁してます。)

[[世界の今、映す想像力 独・現代美術館「ドクメンタ」
:http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201206270190.html]]
大竹伸朗がとりあげられています。

ちなみにこの記者さんの少し前の記事
[[世界規模の現代美術展、独で開幕 愛媛の美術家も参加
:http://www.asahi.com/culture/update/0609/TKY201206090119.html]]

Alata Hasegawa @rob_art
絵画の影響力がどんどん小さくなってるなぁと。シカゴで絵画専攻したカンボジアの作家がカンボジアの竹と土と蜂蜜で「絵画」をこしらえたってなんも面白くないし。
Alata Hasegawa @rob_art
ぁ破壊/修理というキーワードですが、「破壊」の方の元ネタはMan Rayの"Object to be destroyed"であり Gustav Metzgerの"Auto Destructive Art"(彼の初期のドローイングが2010年に発見されて今回展示)です。
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コメント

Alata Hasegawa @rob_art 2012年7月2日
まとめを更新しました。
Alata Hasegawa @rob_art 2012年7月6日
まとめを更新しました。