滝田洋二郎監督が語る　映画『天地明察』トークショーのレポツイ

はなきょん @hanakyoh

プログラムでは14：25～15：15の予定だったトークショー（滝田洋二郎監督が語る　映画『天地明察』）だけど、実際には20分くらい押してました。休憩時間にお手洗いも済ませ、席に着いて始まりを今か今かと待ちます。ここで司会が好本惠さんというフリーアナウンサー（元NHK）に交代。

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最初に前方のスクリーンに『天地明察』の予告が流れました。予告を見て下さいと言われた瞬間ヤバいと思いましたが、案の定感動して泣いちゃいました。演壇には左手の机に司会者、真ん中に井上プロデューサーと滝田監督、右手には西岡先生と加藤先生が着席。まずは滝田監督の紹介から。

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滝田監督と言ったら「おくりびと」があまりにも有名。「病院へ行こう」や「陰陽師」、「バッテリー」なども監督の作品だそうです。井上Pの紹介では、滝田監督と組んだ「バッテリー」、「着信アリ」等。「着信アリ」で思わず、堤さん！って思った次第w加藤先生は最後の講師なのでどんな方なのかなと。

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演壇の方々の紹介が一通り終わり、滝田監督と井上Pの順にご挨拶。えーっと、司会の方はどうやら岡田くんのことが好きらしく、始終テンションが高かったです。はっきり言って映画に関する質問の仕方は下手でした。質問する時に私見を言い過ぎて結果微妙なものに。私のメモはあまりいいこと書いてないw

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Q：一番やりたいと思ったことは？滝田監督：自分の思いを貫くということ、そういう男の話をやりたいと思った。勢いを感じる人（冲方さん）と組んでみたいと思ったから。Q：岡田くんにお願いしようと思ったわけは？

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監督：算哲は囲碁打ちであるということ、どんな男が星空を見上げたら、見上げた目だけで演じられる人を思い浮かべたら岡田くんだった。岡田くんはどんな目で見上げるのかなと。算哲は挫折を経験する。岡田くんの持っている人のいいところとめったに見ないダメ（そんな感じの表現）なところを引き出す。

はなきょん @hanakyoh

監督が使ったのが引き出すという言葉だったかは自信がありませんが、お話を聞いていて監督が岡田くんを選んだ理由がよくわかりました。井上P：『天地明察』を映画化するという話がきた時に真っ先に名前が挙がったのが岡田くんで、事務所に伺って原作と滝田監督がやるという事だけを伝えたそうです。

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30分もたたないうちに岡田くんの担当の方から電話がかかってきて、ぜひやりたいと。岡田くんはその時すでに原作も読んでいたし、岡田くんのラジオ・GRに冲方さんがゲストに来られた時にお話を色々していたと。私はそのことを知って、岡田くんが算哲を演じることは運命だったんだって思いました。

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ちなみに司会の女子アナの方は「すでに試写で見させていただいたけど、岡田くんの目がキラキラしている」と監督と井上Pのコメントの間にすかさず意見を差し挟んできていました・・・。井上Pは『天地明察』は時代劇だけど、若い人にもわかるようにやろうと作っていると言ってました。

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岡田くんのことが話題になっていた時、司会者は西岡先生に先ほどの講演の内容のことを持ち出してきて、算哲は見目麗しい方だったんですよねって。岡田くんはピッタリみたいなことを聞いていましたけど、見目麗しいのは春海の息子さんですけど～って私は心の中で突っ込んでおきました。西岡先生も困惑w

はなきょん @hanakyoh

講演の資料（スライドが載ってる）も読んでないんかいと・・・。そりゃ西岡先生も答えづらいよ。だって認識が間違ってるんだもの。苦肉の策で息子さんも綺麗だったので、父親の春海もきっとそうだったのではみたいな答えをされていました。でも西岡先生も岡田くんのことは綺麗だと思ってることが判明w

はなきょん @hanakyoh

Q：キャストについてはいかがですか？井上P：今回は松竹と組んでいるので歌舞伎の方に出演をお願いしたいと思った。松本幸四郎さんと市川染五郎さんは初めての親子共演なんですよって。司会の方は出て欲しいと思った方に出てもらえましたかみたいなことを聞いてたかな。これって答え辛いよね。

はなきょん @hanakyoh

今回の撮影期間中、出ずっぱりなのは算哲くらいで他のキャストの出番自体というか拘束時間は短かかったそうです。なので色々と交渉して出ていただけましたとのことでした。Q：渋谷の金王八幡宮で金環日食のイベントがありましたが、物語の冒頭もそこから始まります。（ネタバレなので割愛します）

はなきょん @hanakyoh

ロケなどはどうなさったのですか？という質問に監督は、撮影は京都の撮影所だったので京都で似たような雰囲気と条件が合うところということで、クランクイン前にお祓い（監督、岡田くん、宮崎あおいさん出席）をしてもらっていた鍬山神社でロケをしましたとのこと。なぜかここから監督の【気】の話に。

はなきょん @hanakyoh

トークショーの続き。滝田監督は【気】を感じるというお話になり、鍬山神社は入り口が二つある（物語ではキーとなる）ので選んだのもあったけど【気】を感じたからとも言ってました。安土城跡では爽やかなものを感じたので、織田信長は本能寺の変で亡くなったけど満足していたと思うとも言ってました。

はなきょん @hanakyoh

ちなみに伏見城と大覚寺はどんよりするとも言ってました。あの時代に改暦をするということについて、算哲は命がけでやっていたんだよって。西岡先生の講演を聞いた後だったので、短い言葉ですが心に響きました。協力者がいたから成し遂げられたことではあるけれど、本当に命をかけていたんだと・・・。

はなきょん @hanakyoh

井上P：『天地明察』のエンディングロールも日本の文化を意識した作りになっているので、最後まで席を立たずにぜひ見てもらいたい。最後に滝田監督の「神道が浸透していて良かったなぁ」という〆の言葉をいただいてトークショーは終了しました。（これ本当にそのままの言葉ですからwww）

はなきょん @hanakyoh

滝田監督の最後の言葉にビミョーな表情になりつつも拍手で監督等を演壇からお見送りして、司会の女子アナの方もこれにて終了なことにホッとするのでしたw休憩時間に入る旨を司会の方がアナウンスている間になにやらチラシを配り始めていて、細川コレクションの展示のお知らせというものでした。

はなきょん @hanakyoh

渋川春海がつくった「天球儀（重要文化財）」の展示もあるとの話が。ちなみにサイトがこちら→http://t.co/WOrSQhg3　こちらの秋季展示（細川家に残る江戸の天文学）のお知らせのチラシでした。ちょうど『天地明察』公開後ですし、これはぜひとも行ってみたいです。

はなきょん @hanakyoh

休憩時間になり、お手洗いに行く途中でスタッフの方々とお話をしている滝田監督を発見。トークショーも終了し、リラックスしているご様子です。どうしようかと迷っていましたがこれはまたとないチャンスだと思い、持参したフライヤーを手に勇気を出してサインを下さいと話しかけさせていただきました。

はなきょん @hanakyoh

サインペンも持ってきていたので一緒に渡したんですが、滝田監督はわざわざお付きの人にペンケースから筆ペンを出してもらってサインをして下さいました。頂いたサインがこちらです。 http://t.co/HZ4780un

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はなきょん @hanakyoh

滝田監督に何を話したか詳しいことはまたしてもテンパっていて忘れてしまいましたが、『天地明察』の映画公開が待ちきれないです。映画、とっても楽しみにしていますという言葉を伝えたことだけは覚えています。もうサインをいただいた時点でテンションが上がってしまって、ルンルンしてましたww

はなきょん @hanakyoh

そして井上プロデューサーがファンだとわかったらしくお声をかけてきて下さって、「映画、絶対に後悔はさせませんのでぜひ観て下さい」って。もちろん観ますよと思って、前売り券5枚買っていますってちょっとアピール（なんのだかww）してみました(笑)友達にも勧めて下さいねって言ってました。

はなきょん @hanakyoh

休憩時間も終わり、次の講演にはいります。「年中行事と太陰暦」というテーマで、講師は鶴岡八幡宮教学研究所長の加藤先生。二十四節気とか、暦について今昔の和歌などに記載されている時候についてなど色々お話して下さいました。資料に書いてあることを話されるので、ちょびっと眠くなりましたww

はなきょん @hanakyoh

机の上に配っていたチラシが置いていなかったので、講演終了後に司会者の元に行ってもらってきました。そのチラシには渋川春海がつくった「天球儀」も伝来しています。の文字の下にラインが引いてありました。今回の講演で『天地明察』を盛り上げようという気持ちが感じられて、嬉しくなりました。