東京弁護士会「シンポジウム:高齢者やALS(筋萎縮性側索硬化症)患者が安心して日常生活を送るために」レポ

人工呼吸器を装着して在宅生活を送るような重度の障害や高齢者、難病を抱える方々の生活状態を見聞きする機会は少ないものです。 そこで、ALSという難病を抱える患者の生の声、24時間対応の訪問医療に取り組む医師から高齢者の生活実態を聞いた上で、尊厳死法案について考察します。
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むにょ @blaustern823

東弁シンポ:尾上:これはレトリックではなく、生きる選択を大きく左右する。尊厳死法には、大きな危機感がある。自己決定は大切な言葉だけど。障害者は優生思想の中で生きてきた。専門家に人生を左右されてきた。これからは、支援を得ながらの自立論を。これぞパラダイムシフト。

2012-07-03 19:41:29
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:尾上:1948年から優生保護法があり、これは50年続いてしまった。一度法律ができたら、なくすのにこれだけかかってしまう。優生保護法の謝罪とか、保障などは全然行われていない。

2012-07-03 19:43:48
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:尾上:優生保護法による差別は、差別禁止部会でようやく議論、話題になったばかり。過去を総括した議論を。

2012-07-03 19:44:43
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:(立岩)Q法案5条1考この条件には当てはまらない人の末期とは、どのくらいの時間か。人によって違うでしょう?普通の人々の感覚での「末期」の意味が私にはわからない。法案13条2項のこともある。

2012-07-03 19:49:56
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:立岩:どういう状態の人のことを想定しているのか。『意思疎通ができない」となると、認知症の高齢者も入らないか?認知症は『末期』なのか?法案を素直に読むと、そういうことになる。

2012-07-03 19:51:39
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:長尾:「末期」は、死んでみないとわからない。死んでから、あとから「ああ、あのあたりから末期だったんだな」と。末期の定義は難しい。大前提として、医者が殺すみたいな話になっているが、そんな事はない。幸福追求権(憲法13条)に基づく選択の話。医者が殺すんじゃない。

2012-07-03 19:55:57
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:長尾:そして、優生思想とも関係ない。断言します。 立岩:「末期」について何もわからない。「今生きてる状態における末期」の予測可能性がないと、法律として成立し得ないと思うが。

2012-07-03 19:57:01
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:立岩:末期と言われながら、今も生きている状態の説明がつかない。そういうわからないものを、法律の条件として含んでいることがよくわからない。

2012-07-03 19:58:09
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:・・・ちょっと議論が錯綜ちう・・・

2012-07-03 20:00:56
むにょ @blaustern823

川口:橋本氏は終末期。リビングウィルがあったら呼吸器外すのか。長尾:橋本氏は終末期じゃない。川口:じゃあ、ALSにはこの法律の適用は出来ないと?長尾:そうです。終末期じゃないから。川口:そう書いといてください。このままだったら、ALSは巻き込まれてしまう。

2012-07-03 20:02:36
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:橋本:長尾先生のコメントが面白すぎて話をまとめられない。私は気管切開を剃る前、いつ死んでもおかしくないと言われていた。でも、自分も医者も、終末期との判断が出来なかった。

2012-07-03 20:04:24
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:橋本:終末期のあり方懇談会でのこと。リビングウィルは国民に浸透している、と井形先生が言っていた。

2012-07-03 20:05:52
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:佐々木:「末期」は、法律にするのに抵抗がある。「末期」は医学用語ではない。医師、患者、家族の密なコミュニケーションで判断するもの。ケース・バイ・ケース。それを一刀両断に法律にするのがちょっと嫌だな、と。それに、尊厳死は、法律がないと出来ないものではない。誤解がある。

2012-07-03 20:07:31
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:佐々木:その人が望む死に方。法律化したら、「尊厳死」という言葉だけがひとり歩きして、高齢者/障害者は尊厳死できるんだよ、みたいな話になって、「あなた、税金払ってないのに医療費食うの?」みたいなプレッシャーになる危惧。

2012-07-03 20:09:09
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:佐々木:それは、その人が望む生き方を担保するのか? 選択できる環境がないと、法律化しても意味が無い。法律だけでは、診療にも悪影響があることを懸念する。

2012-07-03 20:10:14
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:立岩:全体として生きにくい社会であり、その中で、生きることを保障する法律がまず存在しないと。

2012-07-03 20:10:57
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:長尾:尊厳死は現在も行われている。リビングウィルに基づいて。医師の5割がやっている。透析学会も中止もあり得ると言っている。ガイドラインが存在するが、これは周知されていない。これに民意を含んで法律にしないと。私と佐々木先生は同じ考えのはず。

2012-07-03 20:13:40
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:尾上:「終末期」の定義が分からない。「終末期」を自由にできてしまうのではないか。長尾:自由にはならない。医者は受け身だから。【「まき」の指示】この状態で法律になってしまうと、ひとつの規範になってしまうことを危惧する。

2012-07-03 20:16:11
むにょ @blaustern823

東弁シンポ:尾上:自己決定。少なくとも、和歌山の判決で、1人の患者が翻意した。このことをどう考えるか。そして、優生思想を一度総括するべき。日本は歴史を総括していない。

2012-07-03 20:17:27