かぴさんのドンコの話から始まった、ぴぽさんとのお魚の話

@iwaki_pontaさんのリクエストにお応えして、かぴさんとぴぽさんのお魚談義をまとめました。
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かぴ @kapyokapyo

@fishing_pippo へぇ~。この前のサイエンスカフェのまとめも見つけたんだけど、まだ読んでないの。ちょっと自分で調べて、あとで答え見ようかな、な感覚でw 海水の塩分濃度の高低を調べ中。 @mamimume2

2012-07-03 07:58:34
ぴぽさん @fishing_pippo

@kapyokapyo あー、それと読み物だけの知識じゃなくて、フィールドに出てる実体験があるから。地域によって産卵期やらベイト(餌ね)全然違うし、その時期にそこにいる魚が何を食べてるかを腹をかっさばいて見ているしね。

2012-07-03 09:17:18
かぴ @kapyokapyo

@fishing_pippo そういうの聞くと、「事件は会議室でなく、現場で起きてるんだ!」はリアルなセリフだと思う!学歴だの関係なく、海のことは漁師さん、畑のことは農家さんが一番知ってるものね。

2012-07-03 11:36:29
ぴぽさん @fishing_pippo

@kapyokapyo アクアマリンでスズキの測定してTweetしてたけど、汽水域で5月あたりから急激に魚の放射能量が落ちてるのね。そのデータも見せて貰ったけど、(検体数藻おおい)本当に如実に現れてる。何でだと思います?

2012-07-03 09:19:26
かぴ @kapyokapyo

@fishing_pippo (うっ、一番謎なとこ出されたw)スズキが淡水にも順応できることを知ったも最近…(^O^;) なんか個体によって行動範囲がマチマチな印象なんだけど…。海から川に上る魚 (浸透圧調整のため海水魚は淡水魚よりセシウム少ない)を食べるから?

2012-07-03 11:46:58
ぴぽさん @fishing_pippo

@kapyokapyo あくまでも推測なんだけどと前置きして、セシウム多い魚と少ない魚がいるのはカピさんもご存知だとは思うけど一般的な認識だと、比較的水深が浅い所の底物(アイナメ、ヒラメ、ソイなど)→高い。上層部にいる魚(サバやカツオなど)→低いって認識だと思う。

2012-07-03 12:11:15
ぴぽさん @fishing_pippo

@kapyokapyo まぁだいたいそうなんだろけど、それだとスズキとメバルの説明がつかなくなる。(スズキはかなり浅めにすむ。メバルは底物の印象強いけど常時ホバリングして活性次第でかなり浮いてくる。)

2012-07-03 12:13:18
ぴぽさん @fishing_pippo

@kapyokapyo で、さっきカピさんが言ったように個体差が結構あるんだけど、メバルは陸←→沖間の移動はするけど、他地域にほとんど出てかない。スズキもかなりその場所にとどまる奴も多いのね。(回遊する奴ももちろんいる)

2012-07-03 12:16:15
ぴぽさん @fishing_pippo

@kapyokapyo アクアマリンさんも言ってたんだけど、この「居着き」が結構高い値を持ってんだよね。スズキは顕著で、磯に居着いたりサーフに居着いたりかに居着いたり(メバルはほぼ居着く)で、釣りしてると魚体見れば、居着きか回遊か解る。そのスズキが比較的高めの数値が出ていたみたい

2012-07-03 12:19:33
ぴぽさん @fishing_pippo

@kapyokapyo で、この前の これhttp://t.co/isBIoZqIになるんだけど、居着いてる個体はずっとその場で低濃度の物を食べ続けてセシウムが排出されづらくなってるんではないか。って推測。

2012-07-03 12:23:37
ぴぽさん @fishing_pippo

@kapyokapyo 特に冬、水温の低い時期は比較的暖かい河川に集まるスズキも多いんだけど、結構冬場はそのまま居着くのね。ベイト(餌)は多毛類や甲殻類、そしてハゼなどの低濃度汚染ベイト。

2012-07-03 12:25:46
ぴぽさん @fishing_pippo

@kapyokapyo そして常磐地方は4月頃から一斉にコウナゴなどが入ってくる。これがその時期のメインベイトなんだけど去年はこれが放射能汚染が凄かったわけ。でも今年は海水の汚染がほぼなくなった状態で孵化した個体だからコウナゴはほっとんどND。

2012-07-03 12:29:04
ぴぽさん @fishing_pippo

@kapyokapyo これを追って沖からも「回遊型」が大挙して押し寄せてくるから。必然的に放射能量の平均値は下がるんじゃないかなと。それと河川には5月一斉に 稚鮎 が集まる。もちろん今年生まれたばかり。沖からも回遊型が河川に入り込んでくるし、

2012-07-03 12:32:09
ぴぽさん @fishing_pippo

@kapyokapyo 今までそこにいた「居着き」も稚鮎を荒食いするから(それまではベイトの絶対数が少ないから食べる量も少ない)徐々に下がってきたんじゃないかなと「推測」したってのがこの前の話。

2012-07-03 12:34:33
かぴ @kapyokapyo

@fishing_pippo 詳しい説明ありがとうございます!お~、なるほど。今まではセシウム入り食べてたけど、春からNDモノになったんだ。こう聞くと、自然生物は同種でも、環境・食餌・季節などによって数値に変化があるんでしょうね。ん?冬になったら、また変わるのかな…

2012-07-03 12:46:24
ぴぽさん @fishing_pippo

@kapyokapyo 多分なんだけど排出されたらもう高くなることは無いんじゃないかな。アクアマリンさんの話だと「低濃度の汚染ベイトを食べ続けてると、初期に摂取した放射再物質が排出されにくいのではないか」って事だったし。

2012-07-03 21:53:03
ぴぽさん @fishing_pippo

@kapyokapyo あ、それとヒラメなんだけど大きさで放射能量がずいぶん違うらしい。(これは聞いた話なのでデータは見てない)ヒラメは一年で30cm位に育つんだけど、去年の冬20cm位だった個体は成魚より放射能量がかなり低かったて話を聞いた。

2012-07-03 21:55:43

7/4、5のツイートです。

かぴ @kapyokapyo

@fishing_pippo 生まれて1年で30cmも成長するということだったのね!返信遅れたついでにヒラメのこと調べたら、カレイに比べて寿命も短くて数年程なんだって?だとすると、あまり遠くない将来には完全にリニューアル(w)できるということ?!養殖もできるようだし!

2012-07-04 07:12:51
ぴぽさん @fishing_pippo

@kapyokapyo うん。そうそう。震災後に生まれたヒラメは直後の高濃度餌を食してないから放射能量もそれほど高くない。って事でした。解りづらくてすみません。

2012-07-04 07:29:54
ぴぽさん @fishing_pippo

@kapyokapyo そして養殖に関しては…。平潟港ではもう何年も前から養殖をしていて30cm以下は絶対に市場にも流通させず、ヒラメに巨額の予算を投じて守ってきました。それが…今回の事故で値段が暴落…。悔しいです。

2012-07-04 07:33:31
かぴ @kapyokapyo

@fishing_pippo いや、だから〜、魚についての知識量が全然違うのよ!なので謝るとこじゃないっす!こっちはヒラメ調べてて、ついでにケンミジンコも調べることなって、ちょびっとだけ賢くなれたつもり(笑)エビで鯛釣らないで、ヒラメでケンミジンコ釣ってきたよ(笑)

2012-07-04 07:38:21
かぴ @kapyokapyo

@fishing_pippo うわ〜、そんなこともあったのね…。風評は手強いけど、地道な調査・研究と正しい知識の積み重ねが、きっといつか復活させてくれると思う!なんか教えて貰った感じだと期待できそうじゃん!今すぐ元通りは無理でも、確かに前に進んでると思うよ。

2012-07-04 07:49:00
ぴぽさん @fishing_pippo

一口に魚のモニタリングと言っても、魚種はもちろん同じ魚種でも個体ごとに「居着き」なのか「回遊型」なのか、震災前から存在していた個体なのか、震災後生まれた個体なのかで体内の放射能量が全く変わってくるという話。だから数値を出す側も見る側も、魚や現場の知識が求められるのかなと。

2012-07-04 08:39:40
ぴぽさん @fishing_pippo

比較的浅い水深にすむ魚で回遊型でない魚が放射能量減りにくい魚だとすると(さらに長寿)つーとやはり「メバル」だなぁ(T-T)

2012-07-04 09:14:40