哲学クラスタ、十蘭とぼろんじが選ぶ夏の文庫百選。前編

出版社が選ぶ100冊には限りがありすぎる。そう考えた哲学クラスタ、十蘭とぼろんじ勝手に選ぶ文庫百冊企画(前編)!この夏読んでみてはいかが?
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挫折亭十蘭 @juranic

哲学クラスタ、十蘭とぼろんじが選ぶ夏の文庫百選。100冊に到達するまでひたすら本の名前を挙げてコメント。ネタと、質の両立ができるといいですね。

2010-07-03 22:07:03
@b0r0nji

それでは @juranic@b0r0nji の勝手にえらぶ文庫百冊企画!ツッコミしながらどーぞ

2010-07-03 22:07:09
@b0r0nji

んじゃ先手。泉鏡花の『婦系図』

2010-07-03 22:08:34
挫折亭十蘭 @juranic

@b0r0nji ちょw鏡花は「夜叉ヶ池・天守物語」だろjk

2010-07-03 22:10:13
@b0r0nji

(二面って難しいねw)

2010-07-03 22:10:22
@b0r0nji

@juranic 戯曲としてのできはなるほど「夜叉ヶ池」だろう。天守物語は最後のデウスエクスマキナがつまらなくなる原因だと思うけど。でも小説ならこれじゃないか?

2010-07-03 22:11:49
挫折亭十蘭 @juranic

和辻哲郎「風土」寝っ転がって読める倫理学の本。この議論を時間意識とかに結びつけると面白い。

2010-07-03 22:11:49
挫折亭十蘭 @juranic

@b0r0nji 小説だと鏡花の文体の拒否反応を示す人がいるから、導入は戯曲でいいと思う。

2010-07-03 22:12:51
@b0r0nji

@juranic あの文体は独特だね。魅力でもある。

2010-07-03 22:14:36
挫折亭十蘭 @juranic

@b0r0nji で、鏡花は婦系図でおk?

2010-07-03 22:15:34
@b0r0nji

@juranic おk。僕はこっちを推す。

2010-07-03 22:16:29
@b0r0nji

尾崎紅葉『金色夜叉』 硯友社の本が続くがまあいいや。未完に終わっているのは残念だが描写の巧みなこと。熱海の別れのシーンは必見である。

2010-07-03 22:18:28
@b0r0nji

もう一つ秀逸なシーンは塩原だね。このシーンの書き出しは名文。

2010-07-03 22:20:04
挫折亭十蘭 @juranic

雨月物語、講談社学術文庫、全2冊。いい退屈しのぎになる伝奇小説集、現代語訳ついてるから誰でも読めます。ここまで計5冊

2010-07-03 22:20:20
@b0r0nji

@juranic やはり雨月出したか。どの話が好き?僕は『白峰』だけど

2010-07-03 22:21:23
挫折亭十蘭 @juranic

@b0r0nji 蛇性の淫も捨てがたい。どれも普通に面白い。ブックオフで買いましたです。

2010-07-03 22:23:59
@b0r0nji

では僕の番。中島敦『李陵』 中島敦のすごいのは情景描写がなくても背景を彷彿とさせる文章。内容空疎という批判もあるがこの雰囲気作りはそうそうないと思う。

2010-07-03 22:26:33
挫折亭十蘭 @juranic

@b0r0nji 漢語で作る世界はいい感じですな。岩波の短編集で大体は読んだ。ここまで計6冊

2010-07-03 22:27:51
挫折亭十蘭 @juranic

では。『ブッデンブローク家の人びと』全3巻岩波文庫。堅実な商家から美的快楽に崩壊していく一族の記録。トーマス・マンはこれが一番読みやすいのではないかな。現在入手困難、頑張って探してくらさい

2010-07-03 22:28:53
@b0r0nji

@juranic 君のことだから『魔の山』を出すかと思ったがとっつきやすさを優先した?展開に起伏があって僕もこっちの方が好きだけどさ。

2010-07-03 22:30:42
挫折亭十蘭 @juranic

@b0r0nji これで好きになって『魔の山』へ行ってくれれば結構。トニオ・クレーゲルとかも捨てがたいが数稼ぎw計9冊

2010-07-03 22:32:18
@b0r0nji

ボードレール『人工楽園』 阿片、酒、大麻などでまさに楽園を得ようとすることについての話。人物伝仕立ての話が付されており、効用について詩的な評価と批判がなされる。

2010-07-03 22:33:50
挫折亭十蘭 @juranic

@b0r0nji 案外批判的だよね。全部肯定的かと思って読むから少し意外。

2010-07-03 22:35:18
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