昨年3月11日当日の1号機原子炉について「一刻も早く原子圧力を下げ、ディーゼル駆動消火ポンプで低圧注水を行うことに専心すべきであった」という政府事故調の見方に国会事故調が「深い疑い」を抱く根拠がよく理解できないので困っています。#国会事故調
2012-07-06 09:29:48米政府NRCの原発安全対策B5bが日本の規制に採り入れられなかった経緯について国会事故調は「起因事象の想定の狭さ」「人為的事象の非想定」という節でやや踏み込んでいる(116頁)。 http://t.co/1l09qsmG
2012-07-06 11:46:38米政府NRCの原発安全対策B5bについて、東電の報告書(6月20日発表)は「原子力安全・保安院(日本政府)は平成15年、平成19年にNRCからその内容を伝えられたが、我が国の民間電気事業者は知り得る情報ではなかった」と記述しているが……
2012-07-06 11:48:30米政府NRCの原発安全策B5bについて、国会事故調の報告書は「平成18年と平成20年の2度、保安院の審議官クラスが渡米しNRCから説明を受けているが、日本の規制に反映されることはなかった」と記述している(116頁)。
2012-07-06 11:51:23米政府NRCの原発安全策B5bが日本政府に伝えられた年月日について、東電の報告書と国会事故調の報告書になぜか1年の食い違いがあるが、私たちの取材結果は国会事故調の報告書の記述と一致している。http://t.co/u8NTstDI
2012-07-06 11:52:41テロリストによる破壊工作に備えた米政府の原発安全策B5bを日本の規制に採り入れなかった経緯について、当時の保安院の担当者は国会事故調に対して「外部攻撃の対処が中心であり事故対策とは結びつけて考えなかった」と述べたという(116頁)。 http://t.co/1l09qsmG
2012-07-06 11:56:01米政府の原発安全策B5bについて、国会事故調の報告書は「わた国においても、福島第一原発はもちろんのこと、すべて原子力発電所では早急にB5bで指示されている対策の導入を検討すべきである」と提言している(124頁5~6行)。
2012-07-06 11:58:33国会事故調の報告書(517頁9行目以降)によれば、原発の安全を強化するための政府の規制強化について、東電は「内容によっては、コストに見合わない設備要求……など多くの局面で多大な対応を余儀なくされる」として経営上のリスクととらえていたという。
2012-07-06 12:17:23東電など電力会社でつくる業界団体「電気事業連合会」は東日本大震災の前の年、原発安全規制強化について「既設炉の安全水準は十分なレベルにある」と抵抗する対応方針を検討したという(国会事故調報告書516頁)。
2012-07-06 12:21:34国会事故調によれば、原子力安全・保安院の院長は、原発の安全対策の規制強化の方向性について、「そもそも『できていないんでしょ』というようなところから始まる話なので、不用意に出ていくと反撃をくらうリスクありと思っている」と電事連に語った、という(520頁)。
2012-07-06 12:25:10国会事故調の報告書に引用された電事連資料の記述によれば、原子力安全・保安院の院長は「既存炉についてリスクがあると思っている」と述べたという(520頁)が、これはどうやら、事故のリスクではなく、「訴訟リスク」とか「反撃をくらうリスク」とかのようだ。
2012-07-06 12:29:14このような原子力安全・保安院院長の態度について、国会事故調の報告書は「規制当局のトップでありながら、事業者の『虜』となってしまっている」と指摘している(520頁)。保安院が米政府の原発安全策B5bをにぎりつぶした背景の一つなのだろう。
2012-07-06 12:30:30原発事故に関する4つの事故調(政府事故調、国会事故調、民間事故調、東電社内事故調)について解説する記事を書きました。→ http://t.co/y5wCuBjJ
2012-07-12 09:17:15Re.国会事故調報告書。タイムズのロイド=パリー記者(@dicklp)は、日本人の国民性そのものにも一因があると報告書には書かれているとツイート。https://t.co/Lp5rdrOm 対する日本各社は早くも「官邸の過剰介入」にスポットを当ててるけど、それだけでいいのかな?
2012-07-05 16:10:00国会事故調報告についてFTもやっぱり、真っ先に http://t.co/o5JKZwrG 「メイド・イン・ジャパン」な危機だったという部分をとりあげてる。“ingrained conventions of Japanese culture”が原因だと。
2012-07-05 17:23:51事故調報告書の要約 http://t.co/cDWfsMWsを斜め読み。http://t.co/T2GV61D1 官邸介入を批判しつつ、「東電は、官邸の過剰介入や全面撤退との誤解を責めることが許される立場にはなく、むしろそうした混乱を招いた張本人であった」とも。
2012-07-05 17:35:36事故調報告書要約より。「当委員会は、事故原因を個々人の資質、能力の問題に帰結させるのではなく、規制される側とする側の『逆転関係』を形成した真因である『組織的、制度的問題』がこのような『人災』を引き起こしたと考える」。http://t.co/T2GV61D1 p17
2012-07-05 17:38:36国会事故調の報告について、http://t.co/HkrfcJdy 産経、日経、読売、朝日とも、菅直人と官邸の初動対応の問題を最初にピックアップ。こういうのはやっぱり、報道だけを見てあーだこーだ言うのではなく、報告書そのものに目を通した方がいい。
2012-07-05 17:49:57というか、なんていうか、こういう政府報告書のたぐいを家や会社にいながらして簡単に読めるようになってるのは、本当に素晴らしいと思う。報道は時には断片しか切り取らないということが、簡単に分かる。
2012-07-05 17:54:05国会事故調報告の英語版要約 http://t.co/U207VnDM p9に委員長「報告の辞」。英語メディアが拾い出して伝えてる「Made in Japan」災害で国民性が云々という部分にズバリ対応する箇所が日本語版にはどうもないと思っていたら、けっこう内容が違うのか。
2012-07-05 18:45:30国会事故調報告英語版要約p9 http://t.co/U207VnDM 「this was a disaster "Made in Japan."」から「the result may well have been the same」までを訳すと(続
2012-07-05 18:53:35