「Angel Beats!」の修羅人生賛歌
正直、最初に7話を見た時は「音無が天使とSSSの仲介を執り行う(コミュニケーションを繋ぐ)のではないか」と考えてたけど、どうもそういう感じではならなかった。
2010-07-04 12:27:25ゆりが奏と打ち解けられたのは石田彰との対峙を経てゆり自身の問題が解決されたからであって、そこに音無の影響力は一切なかった訳だ。
2010-07-04 12:28:05一気に話が飛ぶけど、9話の音無と奏のシーンで最も不協和音を奏でていたのが「またSSSの連中と戦ってくれ」という音無の計画だったと思ってる。成仏云々ですら次点。
2010-07-04 12:31:23つまりあの段階で音無は奏とゆりを和解させる気なんぞ最初からなかった。実はゆりの事をなんもわかっちゃいなかった。
2010-07-04 12:32:1310話の前半パートでよく言われる意見が「日向をもっと絡ませれば良かった」というものがある。それで音無が何を成したかと言えば奏を煽ってSSSとの対立に持ち込んだりユイ√に突入する為に利用したり。
2010-07-04 12:34:3610話で奏が改良したハンドソニックを「嫌な感じ」と評するとか、どっかでも言われてたけど酷いよね。その嫌な感じなハンドソニックがSSSに向けられる事はなかったけど、でも音無が奏とSSS(ゆり)の対立を煽ってる部分。
2010-07-04 12:36:09音無が奏を愛してるのはぼっちだからなのか? 見下せる相手でしかなければ愛せない弱さを抱えているのではないかと思う。それが脚本の意図か作為かは知らんけどね。
2010-07-04 12:39:02でも音無は「都合の悪い奏」は平然と銃撃するんだよね。音無が愛しているのは「ぼっちで大人しくて従順(だと思ってる)奏」だったのか。都合の悪い部分=赤眼奏を受け入れず、都合のよい天使ちゃんマジ天使だけを愛する。
2010-07-04 12:44:48まー、僕が言いたいのは赤眼奏も恐らく奏の持つ部分なのではないかと。分裂したものではなく元から持って居たもの。
2010-07-04 12:46:07ゆりはどうだろう。そもそもあれは5話で天使=人間と気付いた時点で終わろうと思えばいつだって終われた。直井事件、ハーモニクス事件、影との最終決戦は引き延ばし的だよね。
2010-07-04 12:47:07赤眼奏はSSSの本来の動機につながるからな。もしかしたら9話やりたくて、あんな前振り入れただけなのかもしれんし。
2010-07-04 12:54:34というか天使って成仏肯定派だったのだろうか。確かに3話~4話はそんな所がちょっとあったけど、音無ほど熱を持っていたのだろうか。
2010-07-04 12:57:1511話でゆりの「その子、人間よ」に大して日向や直井と一緒に音無が驚いてたのもさりげないね。今まで音無は奏を人間として扱っていなかった。
2010-07-04 13:00:28それが終盤の土壇場だから面白いんだよね。結局、音無は最後まで奏を人間として愛してた訳じゃなかったのかな。その愛情は対等の人間に対するそれとは違っていた。
2010-07-04 13:01:52撫でられて喜ぶと思っている音無と視聴者。でも奏は無反応。萌える行動が本当に相手にとって好意かどうかは知らない。自分の気持ち良さが他者にとっても同じかどうかは分からんのだ。
2010-07-04 13:02:41ただ自分だけが気持ち良ければ良いという人生は賛歌している。それもまたいいんじゃないの? ただそんな生き方をして愛されるかどうかは分からない。自分だけの愛を求めても愛される確証はない。
2010-07-04 13:05:50EDで日向とユイがプロレスかけあってるのが「伏線」であるとするなら、最終話EDで奏が音無ではなくゆりと仲良くしてるのも「伏線」なんでしょうね。岸監督すげえよ。
2010-07-04 13:08:21「相思相愛」はどこにあるのか。日向はユイを愛していたのか、奏は音無を愛していたのか。そこに対する懐疑心が10話以降の反発でもあったんだろう。
2010-07-04 13:10:40麻枝氏は今まで久弥氏や涼元氏との対立などがあったのだと聞く。それらは氷山の一角であって彼の周辺には幾多の抗争があったのかもしれない。
2010-07-04 13:19:30