「原発」ではなく「放射能による健康被害」とたたかう - 木下黄太さん

木下さんご自身が一連のツイートをまとめてブログ記事にしておられます。 「僕の意識では、徹底して闘うしかないと思います。」 http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/98c459e7bc8e687440f80214580d4d47
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木下黄太 @KinositaKouta

いつも思いますが、本質的に人間は一人ですし、自分のことは自分で決めるしかありません。それは一面の事実です。しかし、一面の事実でしかありません。

2012-07-06 13:07:52
木下黄太 @KinositaKouta

この事故がおきた時に、自分の人生は、自分の判断で決められないというリアルを僕は極限まで体験しました。しかも、そこには、生死の際まで見えています。どうにもならない。この状況下で、しかしまだ、いかされている中で、自分が何をできるのか、何をできないのか、ぎりぎり問われている状態です。

2012-07-06 13:10:11
木下黄太 @KinositaKouta

僕はこうした地平にいて、今まで、テレビマンとして、そこまで意識的にしたことのない他人を変えるという作業に着手しました。他人を変えて、この危機を認識させることを、ぎりぎりの決断でおこなっています。テレビの世界で、なんとなく示唆する程度の話でとどめていたことを、全開で行っています。

2012-07-06 13:12:16
木下黄太 @KinositaKouta

他者を変えられないという話を頂きますが、僕は真っ向から否定します。他者を変えられないなら、僕はこんな言説を一切せずに、財産を処分し、海外逃避します。これが最善の策です。しかし他者を変える、国を変えることを、自分のこれまでの仕事の意味も踏まえ、為すべきと決めたから、行動しています。

2012-07-06 13:15:50
木下黄太 @KinositaKouta

この活動を行うかどうかは、去年の3/18から数日間悩みに悩みました。自分がテレビで呼びかけられず、避難した以上、完全に筆を折るべきか否かも含めて、相当に悩みました。悩んだ末の結論は、その時点から、更なる爆発が起きた場合、一生後悔することを思い、この活動を決断しました。

2012-07-06 13:19:01
木下黄太 @KinositaKouta

この時に、僕はいろんなことを他者に呼びかけることになると感じていました。呼びかけることで、他者を変えられるという想定を持たなければ、僕はここまで呼びかけません。他者が他者を変えることは、傲慢でもなく、実は普通におきていることです。心理学的にはある意味常識。これは僕の基本命題です。

2012-07-06 13:20:56
木下黄太 @KinositaKouta

勿論、自分がかかわるべき人間を変えることしか、この本質はありません。自分と無関係な人々を変える話ではありません。こうした観点で、僕はこの活動を始めています。健康被害の報告を聞き続けるにつけ、それは、僕の内面の中で、速度を増しています。比較にならないくらい。

2012-07-06 13:22:56
木下黄太 @KinositaKouta

この原発事故によって、いろんなことが災厄となりましたが、しかし、その本丸は健康被害です。これは、リアルです。このリアルを否定して、反原発に本質的なリアルは存在しません。ここが肝心要なところです。この問題をスルーしている人たちは、僕は本質的に、反原発ではないと思います。

2012-07-06 13:26:23
木下黄太 @KinositaKouta

現実を踏まえて、社会を変革する活動をしている訳ではなく、そのリアリティを放置して、自分たちのなんらかの意識充足のために活動しているのだと思います。それ自体、本質的な意味を有しませんので、この活動から、新たな社会的権能を果たすグループが登場してくる可能性は低いと判断しています。

2012-07-06 13:28:54
木下黄太 @KinositaKouta

反原発派という存在そのものが、実は原発推進側にとって、都合の良い存在であることも否定しません。しかも、チェルノブイリの実態を知る海外の有識者たちは、反核・反原発を言う日本の団体や著名人の一定範囲が、チェルノブイリによる健康被害を認めず、推進側よりもひどい認識をご存知なのです。

2012-07-06 13:31:19
木下黄太 @KinositaKouta

推進側がひどいのは言うまでもありませんが、御用学者や推進側ではなく、一見、反対側の立場だったり、そこに寄り添うふりをする人物や組織が、今の現実はもっと見つめなくなっているという実態があります。東京で活動のメインがあること自体、僕はその証左と考えています。

2012-07-06 13:33:09
木下黄太 @KinositaKouta

つまり、推進側にせよ、反対側にせよ、東京が拠点ならば、放射能による健康被害というリアルが東京でおきるという想定は、あっては困るのです。一般の皆さんもそうです。そこの普段の日常を恙なく過ごしたいのです。その幻想を維持できませんという事を強く僕は述べているから都合が悪いのです。

2012-07-06 13:35:15
木下黄太 @KinositaKouta

僕に対して、見解がおかしいから、諌めたいというまともな人物がいるなら、すでに僕の眼の前に登場して対話があります。しかし、何回も書きますが、名乗ってまともな対話をして、僕を諌めようとする人物は一年三か月皆無。僕を直接いろんなところでご存知の方は、わかりますが、話せば早い人間です。

2012-07-06 13:37:43
木下黄太 @KinositaKouta

そういうまともな対応がなくて、くだらない中傷ばかりネットで続けているだけです。こちらは、覚悟して対応するつもりでも、そんな人間は皆無です。僕はリアルを見ようとしますが、リアルを見ようとする人間は、実は世の中にほとんどいないというリアルを見せつけられていることになります。

2012-07-06 13:39:45

追い詰められている

木下黄太 @KinositaKouta

だから、こちらはさらに孤立感は深まりますし、居場所は全くありません。これは、この数週間どんどん感じていたことです。さらにその思いは強まりました。

2012-07-06 13:41:24
木下黄太 @KinositaKouta

僕が嫌で、僕の言うリアルが妄想と言いたい人たちは、冷静に呼びかけて、僕のフォローをやめるように、ぼくのブログを読まないように言えばよいです。誰もフォローせず、誰もブログに来なければ、僕の影響力は皆無になります。気違いの戯言として安心して眠れます。

2012-07-06 13:43:25
木下黄太 @KinositaKouta

僕も心理的に追い詰められていますから、攻め時です。仕留めればよいと思います。僕は社会的にも物理的にも「死」を想定して生きていますから。こうした事態がおきることは、致し方ないことです。

2012-07-06 13:44:53
木下黄太 @KinositaKouta

ただし、僕が「死」んでも、おこるべきことはおこります。それは、災厄を免れようとしても、免れない人もいると思いますが、そのことをごまかし続けた人々には、よれはっきりと訪れます。それは、僕の存在、不存在に関わらず。関係なく、みなさんに訪れるだけです。

2012-07-06 13:47:21
木下黄太 @KinositaKouta

「自分のことは自分で決める。指図は受けない。」勇ましいセリフです。しかし、断言します。あなたはほとんどのことを自分で決められていないし、自分で決めたとおもっていることすら、実はそうでないことも多いのです。これだけ、決断を即座に続けている僕は一番そう思います。人はそういうものです。

2012-07-06 13:49:51
木下黄太 @KinositaKouta

この一連の流れは、まだ序の口と思っています。はじまったばかり。本番はこれからです。日本人や日本はさらに試される事態になります。どんどんと、健康被害の実相は政府や御用学者がごまかしてもとどまることはありえません。反原発グループの妄想など関係ありません。リアルは目の前にやってきます。

2012-07-06 13:53:22
木下黄太 @KinositaKouta

今回の事態は、政府も、政治家も、官僚も、経済人も、マスコミも、あなたの大切な人も、家族友人知人も、東京にいる限り、このリアルを見ないという状態になっていることです。僕は東京でのさまざまなものをすべて失いました。このリアルを伝える僕という存在は邪魔。皆の意識から除外されます。

2012-07-06 13:55:53
木下黄太 @KinositaKouta

今回のデモ主催者の除外感覚もおんなじことです。都合が悪いから、除外するそれだけです。事の本質が、放射能による健康被害が、リアリティをもって、東京にいるぼくらに押し寄せてくることを想定した発言を許せないし、不快なのです。だから、排除したい。本当にあはれと思います。情けなくなります。

2012-07-06 13:58:08
木下黄太 @KinositaKouta

テレビを通して僕は、リアルを伝えようと二十年奮闘していました。その伝わらなさをかみしめながら。そして、今回さらに同じことを、しかしもっと多くの人に襲いつつあるリアルさえ、認識しない状況を、僕は見せつけられています。このリアルをお前こそ認識しろ、あきらめろと悪魔に囁かれる気分です。

2012-07-06 14:00:52
木下黄太 @KinositaKouta

僕が「死」というものを覚悟しながら、抗うしかないと思っているのは、このリアルを乗り越える方法論も見つからないし、居場所もないことです。自分が「他者を変えられる」という命題を立て動いた以上、変えないとどうにもなりません。その途中経過は厳しいものがあります。楽観はまるでできません。

2012-07-06 14:04:42
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