「チェルノブイリは女たちを変えた」を読んで

「を読んで」というタイトルにしていますが、読んだのはまとめ主でなく@gmax_jpさんです。 まだ更新しそうです。でもどうだか分かりません。
震災 原発 チェルノブイリ 放射能 エコフェミニズム フェミニズム
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@gmax_jp
今読んでいるこの本、 http://t.co/iadLMPrk チェルノブイリ後数年の間の複数の女性が書いたエッセイ集なのだけど、読むとデモに関する言及はあまりない。読みながらピンときた箇所を再読しながら抜粋しているのだけど、まだ最初の30ページほどしかできていないけど…
@gmax_jp
@gmax_jp 原発や核廃棄物処理場についての抗議活動について全く言及がないわけではない。逮捕者を多数出したデモについても、政府と公安が狡猾かつ粗暴な手段に訴えたことも書かれている。一方で、降下物を浴びた花を広場に持ち寄って女性たちが集まった抗議活動も書かれている。静かな抗議。
@gmax_jp
@gmax_jp この本に書かれている内容は、筆者が全員女性であり、また母親(あるいは子どもたちと触れる機会の多い女性)であることから、日常生活の変化やそれに伴う苦しい心情を記述したものが多い。彼女たちは当時の限られた状況の中で必死に情報をあつめて防護のための対策を行なっていた。
@gmax_jp
@gmax_jp 「男性」がこのような事故を起こす欠陥社会を生み出したとの主張や根拠や考察も多くのボリュームを占めている。一言で言えば「怒り」なのだけれど。その怒りは何処から来たのかと言えば、必死である日常生活から生まれたのは間違いないと思う。
@gmax_jp
@gmax_jp この本の作者たちにとっては、抗議行動は他でもない自分のためのものであり、安全な食糧の確保や、子どもたちや家族の安全対策、政府や政治家に対する抗議や請願、といったうんざりする日々の暮らしの中でのひとコマでしかない。
@gmax_jp
@gmax_jp また多くの女性たちは怒りを持ちつつも街頭に出ることが叶わなかったであろうことも推測される。支配される対象としての自分たちという位相を認識する中で、自分たちの抗議、あるいは怒りを共有するけれど行動は同じくできない人たちの行動を彼女たちはどう見ていたのだろうか。
@gmax_jp
@gmax_jp 当時の西ドイツの母親たちを中心とした女性たちの動きを見て、僕は今の日本での原発に対する抗議行動に、ちょっとした引っ掛かりを感じてしまった。どこか、生活者としての自身の認識について底の浅さを少し感じてしまう。僕らとて彼女たちと同じような苦難を強いられているのだが。
@gmax_jp
@gmax_jp 何か掘り下げるべきことを忘れているような、そんな気がする。
@gmax_jp
「チェルノブイリは女たちを変えた」 http://t.co/OJthfodC を読んでいたのだが、これまでのいくつかの本のように上手く読書内容の抜粋ができない。非常に長い文が多いし、繰り返しも多い。それだけに「怒り」の感情が感じられもするのだけど。
@gmax_jp
@gmax_jp この本に寄稿した筆者たちの多くがエコフェミニズム - http://t.co/mM1WR7BD を主張する人たちなのだけど、そろそろ返却時期が迫ってきているので、少しづつ目にとまった部分を書いておこうと思う。
@gmax_jp
@gmax_jp 「こどもを進歩のいけにえにはさせない/クラウディア・フォン・ヴェールホフ」「今回の汚染は、まさに『家庭を襲う災難』そのものであり、年少者や女性のほうが老人や男性よりも危険にさらされていたからである。もっともその責任は、まさしくこの後者にある」p.7
@gmax_jp
@gmax_jp 「チェルノブイリこそは、私にとって母親と非母親、『保守的な主婦』と『現代的なはたらく女性』というかつての女たちの『核分裂』を、あらためて見据えるよいきっかけになった」p.8
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@gmax_jp 「地獄、それは私達が自ら引き起こした事実であり、戸口に足を踏み込もうとする未来であり、その間にこの社会が『ユートピア』として目指してきたものの『具体像』なのである。」p.11
@gmax_jp
@gmax_jp 「それが現実となるのは、近代以来、人類の敵呼ばわりしてきた自然を『自分の予言を自分で実現する』ようなやりかたで本当に敵に回してしまう時である。(略) 健康が例外で病気が当たり前になってしまい、いつも最悪の自体を想定していなければならなくなったときである」p.12
@gmax_jp
@gmax_jp 「その日常は、現代的戦争が起きているところで営まれているからである。戦争と言っても今日のそれは『ドンパチ』ではなくなり、いわゆる『低水準戦争』つまり『弱火の戦争』が主体となりつつある」p14
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@gmax_jp 「知覚できることは何も起きていないのに、あるいはだからこそ常時あらゆる事態に備えていなければならず、それによって目に見えぬがどこにも存在し、いつでもだれにでもふりかかってくる恐怖が無限のものになってしまったら、それはまさに地獄だ」p.14
@gmax_jp
@gmax_jp 「自分が何かを破滅へと追いやっておきながら、その結果に耐えられず、自分とはどういう人間なのか、真相を認めるよりも、却ってそうした行為を衝動に任せて犯し続けたり、犯すに任せておく、いわゆる性犯罪者のように」p.15
@gmax_jp
@gmax_jp 「多くの人が、この状況を耐えしのぶことに賛成なのだろうか?ひょっとして彼らは、もっと本格的な汚染をさえ望んでいるのではなかろうか?もし国民が病気がちでおどおどとして無気力になったら、(略)その方が好都合だというのだろうか」p.16
@gmax_jp
@gmax_jp 「地獄を見てのこの恐怖は、こどもたちを見ての心痛に変わっていった。私など、彼らと比べれば年取った人間で、すでに自分なりの人生を生きてきたではないか?私は、自分のことなど全く心配していないし、自分ひとりならまったく驚きもしないことに気がついた」p.17
@gmax_jp
@gmax_jp 「彼らはあの子の人生を、やっと芽吹いたばかりの時に摘み取ろうとし、それが花開くまで決して待とうとはしない。私にはまるでそれが、俗に言う児童ポルノのように思えた。」p.18
@gmax_jp
@gmax_jp 「いったいあの子はどうやって 今やっと始まったばかりの 自分の人生の『残り』に彼らが加える危害を、精神的・肉体的に乗り越えたらよいと言うのだろう?」p.18 「彼らは、まったく事のついでにこどもたちをだめにしてしまった。そこには必要性も意味もなかった」p.19
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@gmax_jp 「娘を殺された母親が、法廷で犯人を、彼が自分のおこないを認めようとも直視しようともしなかったとき、銃で撃ったわけが急にわかったような気がした。彼はその期に及んでもなお、被害者にも落ち度があったなどと主張し、行為そのものは二義的なことだ、と言い切った。」p.20
@gmax_jp
@gmax_jp 「心痛と悲しみは、ある種の怒りの感情に変わり始めていた。私がそれまで味わった怒りなど、せいぜいまだ序の口だったのだ。それは、単純でありのまま、文句のつけようの無いほど確かな、そしてけっして鎮められることのない…
@gmax_jp
@gmax_jp あの大いなる母親の怒りである。その怒りは温和でも静かでも、また無力でもない。それは私の身に起こることだけではなく、他の人々の身に起こることにも向けられる怒りである。それは『社会的な』怒り、つまり社会的になされたことに対する怒りである。」p.20
@gmax_jp
@gmax_jp 「またそれは、生命に対する男性の干渉 -そういうことをしでかすのは、歴史的に見ていつも男だった- に向けられているという点で、女性の怒りでもある。…
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コメント

ねこつかわれ @sunaoh 2012年7月7日
まとめを更新しました。
ねこつかわれ @sunaoh 2012年7月9日
まとめを更新しました。