大学受験用の化学を学ぶ上での心得tweet

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古川哲嗣 @tetsushi_jp

136 「亜硝酸アンモニウムの熱分解」と「塩化ベンゼンジアゾニウムの熱分解」によって、窒素N2が発生します。

2012-08-01 00:15:08
古川哲嗣 @tetsushi_jp

136 高校化学では窒素N2が発生する反応が二つ出てきます。二つとも言えるかな?

2012-07-31 21:40:58
古川哲嗣 @tetsushi_jp

135 このように、反応する相手(酸化剤)によって異なる反応をするので、入試問題でもどちらの反応になるかをちゃんと与えてくれます。よって、覚えなくても大丈夫。では、塩素Cl2とNa2S2O3の反応を表す化学反応式を作ってみてください。

2012-07-24 20:20:33
古川哲嗣 @tetsushi_jp

134 また、Na2S2O3は還元剤としても働きます。その反応は二種類あり、Cl2に対しては (1) 2S2O3^2- →S4O6^2- + 2e-  I2に対しては (2) S2O3^2- + H2O → S + SO4^2- + 2H+ + 2e-  

2012-07-24 20:18:07
古川哲嗣 @tetsushi_jp

133 チオ硫酸ナトリウムNa2S2O3はについて。一番重要なのはS2O3^2-がAg+と錯イオン[Ag(S2O3)2]^3-を形成することだ。Na2S2O3水溶液にはAgClのみならず、NH3では溶解しにくいAgBr,AgIの沈殿も錯イオンを形成して溶解する。

2012-07-24 20:12:37
古川哲嗣 @tetsushi_jp

132 硫化水素の匂いを嗅ぎたければ、卵を30分くらいゆでて、おもむろにバカッと半分に割ってみよう。黄身がゆですぎで黒く変色してます。その匂いを嗅いでみよう。硫化水素です。

2012-07-23 01:03:39
古川哲嗣 @tetsushi_jp

131 ちなみにH2S濃度が一定ならpH 1.0大きくなるごとにS2−イオン濃度は100倍になります。つまり、pHが4.0大きくなるとS2−イオン濃度は1億倍になるわけで、当然金属イオンM2+との沈殿をつくりやすくなるわけです。

2012-07-23 00:54:38
古川哲嗣 @tetsushi_jp

130 酸性状態ではH2S⇄H+ + HS- ⇄ 2H+ + S2- の平衡が左に移動します。その結果、水溶液中のS2-イオン濃度が減少します。よってM2+ + S2- ⇄ MS の沈殿平衡の平衡も左に移動し、硫化物の沈殿MSが形成されにくくなります。

2012-07-23 00:50:09
古川哲嗣 @tetsushi_jp

129 H2Sは金属イオンの溶解した水溶液に吹き込むと、硫化物の沈殿を形成しやすいですね。でも、一般に酸性水溶液中では塩基性のときに比べて金属硫化物は沈殿しにくいですなぜでしょう?数式など使わずに簡潔に説明できるかな?

2012-07-23 00:36:39
古川哲嗣 @tetsushi_jp

128 SO2の点電子式を書くとオゾンO3と同じになり、折れ線型の分子となります。実はオゾン,単体の癖に極性分子です。実際NOなんかよりはずっと極性が大きい。 http://t.co/DGokPDHy SO2ももちろん極性分子。CO2は直線形なので無極性分子です。

2012-07-23 00:23:55
古川哲嗣 @tetsushi_jp

128 そして最後の共通点はどちらも「臭い」。SO2は刺激臭、H2Sは腐卵臭と教科書に書いてあるが、どうだろう?これで区別してる事になるんだろうか。卵の腐った匂いって十分「刺激的な匂い」だと思いますが?

2012-07-23 00:13:14
古川哲嗣 @tetsushi_jp

127 同様にH2S⇄H+ + HS- ⇄  2H+ + S^2- を考えると HS- S^2- に強酸を作用させるとH2Sが発生することが判る。これも「弱酸の遊離」よって、硫化鉄FeSに希硫酸を反応させても、希塩酸を反応させてもH2Sが発生するのはOK?

2012-07-23 00:10:39
古川哲嗣 @tetsushi_jp

126 その2 いずれも「弱酸」。SO2 + H2O⇄H2SO3⇄H+ +HSO3- ⇄2H+ + SO4^2- の平衡は酸性になるほど左に移動する。つまりHSO3-や SO4^2-に強酸を加え、H+を反応させると気体SO2が発生する。これを「弱酸の遊離」という。

2012-07-23 00:07:40
古川哲嗣 @tetsushi_jp

125 その1いずれも「還元剤」。特にH2Sは強い還元力を示す。(H2S→S + 2H+ + 2e-) SO2も強い還元剤(SO2 + 2H2O→SO4^2- + 4H+ + 2e-)だが、H2Sとの反応では酸化剤として働く(SO2 + H2S →3S + 2H2O )

2012-07-23 00:01:59
古川哲嗣 @tetsushi_jp

124 H2S とSO2の共通点を3つあげよう!

2012-07-22 19:27:49
古川哲嗣 @tetsushi_jp

123 ところがゴム状硫黄の色は出題されないと思われます。それはなぜでしょう?知ってる人いるかな。

2012-07-22 18:33:47
古川哲嗣 @tetsushi_jp

122 100℃位の高温ではやはりS8分子からなる単斜硫黄が安定です。http://t.co/lalU2YuE

2012-07-22 18:28:10
古川哲嗣 @tetsushi_jp

121 硫黄には、三種の同素体があります。このうち環状のS8分子が積み重なった斜方硫黄が常温で安定です。 http://t.co/BT67wDSB

2012-07-22 18:23:02
古川哲嗣 @tetsushi_jp

120 塩基性のときは両辺に4OH-加えて 4 OH- + 2H2O → O2 + 4H2O + 4e- より、両辺にあるH2O消して 4 OH- → O2 + 2H2O + 4e- となります。これは水の電気分解のときにも説明しました。

2012-07-20 00:07:04
古川哲嗣 @tetsushi_jp

119 酸化数−2の酸素がO2になるので 2O2- →O2 + 4e- と考えて、まず両辺に4H+加えると 2 H2O →O2 + 4H+ + 4e- となる。この式は右辺にH+があるので、塩基性溶液のときは使えません。よって、中性、酸性ならこの式。

2012-07-20 00:04:27
古川哲嗣 @tetsushi_jp

118 もう一つはOH- H2O H2O2のように酸化数-2,-1のO原子から電子を奪ってO2にする方法。そう、Cl2の場合と同じだ。H2O2は酸化剤KMnO4(硫酸酸性)で酸化すればO2になる。電気分解の陽極ではOH- H2Oが電子を失いO2になる。この反応式をつくってみよう。

2012-07-20 00:00:55
古川哲嗣 @tetsushi_jp

117 塩素酸カリウムKClO3 の分解2KClO3→3O2 + 2KClは、KClO3の粉末を加熱するだけでも起きますが、触媒MnO2を加えるとさらに速やかに進みます。硫黄、黒鉛などの不純物を加えると爆発するので、この実験を汚い試験管でやるのは危険です、というかお勧めしない。

2012-07-19 23:48:28
古川哲嗣 @tetsushi_jp

116 H2O2の分解は2H2O2→O2 + 2H2Oで表されます。MnO2、FeCl3他に、血液中のカタラーゼという酵素などがこの反応の触媒として働きます。カタラーゼは危険な過酸化水素が体内で暴れないようにするための解毒システムです。血に過酸化水素水をかけると酸素が発生します。

2012-07-19 23:39:18
古川哲嗣 @tetsushi_jp

115 酸素の同素体にはO2 とオゾンO3がある。まず、酸素O2について考えてみよう。入試で重要なのは、大きく分けて二種類ある発生方法です。一つ目は分解反応の利用です。塩素酸カリウムや過酸化水素水を触媒MnO2を用いる、加熱するなどの方法で分解してO2を発生させます。

2012-07-19 23:26:57
古川哲嗣 @tetsushi_jp

114 濃塩酸HClの酸化数-1のClを強い酸化剤で酸化すれば、混合するだけで塩素が発生します。しかしあえて弱めの酸化剤MnO2を用います。その結果、混ぜるだけでは反応せず「加熱」して平衡をCl2発生方向に移動させなければCl2は発生しなくなります。こんな面倒なことをする理由は?

2012-07-18 22:02:09
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